FXで勝ち逃げに徹する2つの方法

  • 更新日: 2019/07/02

FXトレードで利益を残すためには、勝ち逃げに徹するスタンスが必要不可欠です。ただし単に勝ち逃げする、と言っても多くの注意点が存在します。

損を遠くに置き利益確定は手前に置く、という人間心理が存在しており、事前の計画無く泥縄式にトレードしていると、いつまでも利益の残る(期待値がプラスの)トレードはできません。

FXで利益を積み上げるために必要な、勝ち逃げについてその考え方や注意点、具体的な方法を解説いたします。

FXは負けないことが大切

利益を出そうと思い取り組むFXトレードですが、利益を出す為に非常に大切な考え方があります。それは、FXは負けないことが大切、ということ。

負けなければ資金は減りません。トレードしなければ資金が減らないのは当然です。どうしても“勝とう・勝とう”という姿勢が前面に出てくるFXトレードですが、逆説的に負けないことを徹底すれば、自然と資金は減らなくなります。

ベテラントレーダーになればなるほど、トレードの回数は通常減少するものです(スキャルピングのプロなどの例外は存在)。

相場相手に勝率100%は流石に無理ですが、ベテラントレーダーは殆どのトレードにおいて、エントリーと決済の理由があり、自身のルールに基づいてトレードがなされています。

FXで負けないためには様々な注意点があります。その中で特に決済・損切の出口部分についてフォーカス致しました。

引き際を見極める重要性、勝ち逃げに徹する

エントリーしてポジションを持った後、無駄にポジションを持ち続けていませんか?

トレードは事前のトレードプランがあった上で行うべきです。損切は当然、利益確定のための決済も事前のトレードプランにおいて決定されるべきです。

保有のポジションをどこで手放すか、というトレードの引き際の良し悪しはトレードでの収益の良し悪しに直結します。

トレード手法が確立できていて、負けは負けと素直に認め、利益が乗っているポジションについては勝ち逃げに徹するスタンスを維持することができれば、着実にFXで利益を積み上げることができるでしょう。

手法の確立は個々人で努力して磨き上げる必要がありますが、それと同様にどこを引き際にするのか、という点をトレード毎に意識することは非常に重要です。

マイナスの引き際を決めるのは簡単、ただし実行は難しい

FXトレードでは百戦百勝はありえません。ベテラントレーダーでも必ずマイナスとなるトレードが発生します。

このマイナストレードとどう付き合うかが、FXトレードで勝つための最初の関門であり、必ず身に付けるべき付き合い方です。

簡単に言えば“損切”となる訳ですが、損切との付き合い方を身に付けることが、FXトレードでは必要不可欠。特に損切ルールを決めずに、含み損が大きくなったら損切をしているトレーダーが実際多く存在します。

トレードは事前のトレードプランに基づいて行うべきであり、含み損が大きくなったら損切する、という泥縄式の損切をしているようではトレードの上達はありません。エントリーする際、は必ず事前に損切を決めるべきです。

固定pips、金額で固定、サポート&レジスタンスを割れたら、指標発表の前、日が変わる前など、様々な損切のためのルールが存在しています。

どの損切ルールがよいかは、トレーダーの個性や手法にもよりますが、いずれにしても自らのタイプや手法に適合する損切方法を確立すべきです。そしてその損切方法が確立できれば、後はトレードの際にルールに基づいて損切注文を入れるだけです。

損切りという引き際を決めるのは、ある意味で簡単です。損切のルールを決める、と決めたら過去検証などから損切をルール化するのは、それほど難しいことではありません。

しかしながら作り上げたルールを守り切る、“実行”のフェーズは困難を伴います。

代表例は損切を後ろに注文し直してしまうこと。損切は自らの間違いを認める行為であり、人間の心理としてはどうしても避けたい行為です。そんな人間心理が働き、一度置いた損切注文を後ろにずらしてしまう経験は誰しも有しています。

しかし損切を後ろにずらす行為は、自殺行為です。多くの場合、ズルズルと損切をずらすことになり、気付いたら莫大の含み損を抱えていた、というケースは損切注文を後ろにずらしていると多くの場合で遭遇します。

マイナスの引き際とも言うべき損切は、ルール化するのが第一段階(この第一段階すらできないトレーダーが多く存在)、ルールを守り切るのが第二段階です。

このマイナスの引き際のルールを守り切ることができるようになって、初めてトレードのスタートラインに立つことができるとも言えます。

そしてマイナスの引き際のルールを守れるようになれば、確実に大きな負けが無くなり、最終的な利益が残り易くなります。

プラスの引き際=勝ち逃げに徹する

負けの引き際はルール化し、そのルールを守り切ることが必要不可欠ですが、一方で勝ちの引き際では何が必要かと言えば、勝ち逃げに徹する、というスタンスです。

損が少なく利益が大きい損小利大のトレードで、負けは発生しつつも含み益となった際は必ず勝ち逃げできているようなら、着実に資産の増加は果たされます。

勝ち逃げの注意点、損勝利大を意識する

トレードで資産増加を果たすには、下記の2つ方法があります。

  1. 損切は多少大きくとも高い勝率でカバーする
  2. 勝率は五分五分に近いものの損小利大のトレードでカバーする

自らのトレード手法が(1)(2)のいずれに該当するかを知ることは必要不可欠です。時折発生する大きい損切があってもコツコツ勝利を積み上げて、総合的にプラスとなるようなら、それでも構いません。

ただし多くの場合、(2)のタイプのトレード手法に着地するのではないでしょうか。よって以下は(2)を前提で話を進めます。

勝ち逃げを徹底する際に注意すべきは損小利大という点です。例えば2の損切に対し、利益が1であれば勝率が7割近くないと最終的に利益は残りません。

損は後に遅らせて利益確定を手前で行う、という人間心理が存在します。胸に手を当てて過去のトレードを振り返ると、ハッとするのではないでしょうか?この心理は人間誰しも持っています。

よって何も考えずにトレードしていると、例え損切ができるようになっていても、損切幅>利益確定幅、となりトレードする都度に資産は減少することになります。よって期待値マイマスのトレードから抜け出せません。

勝ち逃げに徹しても、損切幅>利益確定幅、であれば何ら意味はありません。深めの損切でも絶対的な勝率に自信があるトレーダーを除けば、利益確定の際は常に損勝利大を意識する必要があります。

勝ち逃げに徹する、と言うと、どうしても少ない利益での利益確定になりがちです。しかし指標前や土曜の前にポジションを閉じる場合などを除く通常時は、勝ち逃げの場合でも損小理大を意識しなければ、最終的な利益は残りません。

利益確定はトレードの永遠のテーマだがルール化する必要がある

トレードの一番難しい点は利益確定にある、と言われます。相場は生き物であり、トレンドが続くときはどこまでも続くことがあります。

トレンドの初期段階で利益確定してしまい、早めに利益確定し過ぎた・・・、と後悔する場合も多いのではないでしょうか。

ただし損切同様、ルールに基づくことなく泥沼式に利益確定をしているようでは、既に指摘した通り人間の心理が働き、損切幅>利益確定幅、となり利益は残りません。よって利益確定もルール化することで、人間心理を克服することができます。

具体的に利益確定幅を決定する際には下記方法が利用できます。

  1. 固定pips
  2. 過去のサポート&レジスタンス
  3. PIVOTポイント
  4. フィボナッチ
  5. 1日や1週間当たりの平均値幅
  6. ATR等

上記の中で(1)固定pipsを除くと、いずれの決済方法も相場状況に応じて利益確定幅を変えることができます。

ただし自らのトレード記録から、利益の残る勝率と損切幅が把握できているようなら(期待値がプラスと把握できている)、利益確定幅が固定化されていても構いません。

利益確定幅が固定化されている=事前のトレードプランに基づいたトレード、となるため決して否定的に捉える必要はありません。

ただしやはり相場は日々変化しているため、その相場の変化を反映した利益確定幅を決定するのが理想的です。

上記であれば③PIVOTポイント、(5)平均値幅、(6)ATRはMT4(MetaTrader4)であればインジケーター自動計算できるため、簡単に導入することができます。

勝ちを確定する大切さ、追いかけてはいけない

トレードに成功して予定通りの決済場所で決済できて利益となった場合でも、そのままトレンドが続き、もっと長くポジションを持っていれば・・・、と思うケースがしばしば発生します。

そんな時に絶対やってはいけないのが、事前の計画無く再度エントリーすること。まだ伸びそうだから・・・、という値頃感だけでエントリーしていては折角確定した利益をすり減らす可能性があります。

また本ケースでのトレードがやっかいなのは、最初の勝ちがあるため、損切が遅れる傾向にあり、気が付くと前のトレードとの合算でマイナスになってしまうケースが多い事です。

よって1度勝ったら、勝ち逃げに徹し、極論すればその後チャートを見ないくらいのスタンスが必要です。もったいない、という人間心理も曲者です。もう少しポジションを持っていれば・・・、と思う所から失敗は始まります。

ただしトレンドがいつまで続くのか、どこまで伸びるかは誰も分かりません。また時折発生する特大トレンドは、時折発生するという特徴のため、特大トレンドのみを狙う利益確定では極端に勝率が下がります。

FXは勝ち逃げが非常に重要です。損小理大を計算した上で一度利益確定したら、その利益確定で満足すべきです。

その後伸びた相場を見て、もう少しポジションを持っていればと、タラレバで再度エントリーし直すような愚を犯すべきではありません。

再エントリーして、利益をすり減らすどころか、合算でマイナスになってしまうケースは意外に多いのでご注意ください。

勝った後の気持ちの切り替えが大切

1日に何度もトレードを行うスキャルピングを除けば、1日2~3回のデイトレードから、週に1~2回のスイングトレードまで、勝ち逃げした後の気持ちの切り替えが非常に重要です。

前回のトレードの勝利へのこだわりは、決して良い結果を生みません。トレードは1回1回が新しい勝負です。トレードの都度、新しいトレードプランを作成し、それに基づく行動を取る、この繰り返しが最終的な勝利に繋がります。

人間は感情に左右される生き物であり、その意味では勝利の後での気持ちの切り替えが非常に重要です。勝ちトレードの後は、一度席を離れて深呼吸入れるなどしてはいかがでしょうか。

伝説のトレーダーと言われたジェシー・リバモアは相場で勝利の後は、高級品を買う・旅に出るなど自らに御褒美を与えたそうです。その上で気持ちを切り替えて、次の相場に臨んだと言われています。

勝利の後の気持ちを切り替えるため、このリバモアのスタンスは非常に参考になります。

スイングトレードの場合、トレードで勝利したら勝ち逃げするために、勝利した資金の一部で自分に御褒美を買って、次のトレードは翌週から、という考え方も十分「あり」ではないでしょうか。

まとめ

FXでは勝ち逃げが大切、と一言で表現しても注意すべき点が複数存在しており、上記で勝ち逃げに際し注意するべき点を取り上げました。

チャートを見続けていると、一度勝利した後にズルズルとトレードをして、結局勝ちの分を吐き出してしまった・・・、との事態を招きかねません。それを防ぐために、勝ち逃げするには、勝った後の過ごし方が非常に重要です。

損切りの場合は言うまでもありませんが、利益確定の場合も、トレードが終われば気持ちを切り替える費用があります。

しっかりと勝ち逃げを繰り返すことができれば、FXトレードでは自然と利益が積みあがります。

上記を参考に一度FXトレードでの勝ち逃げ方法を、見つめ直してはいかがでしょうか?意外な発見をする可能性がありますよ。

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