【超重要】FX初心者も覚えておきたいアメリカの経済指標を完全解説!

  • 更新日: 2019/07/02

ドルの値動きを読む事ができれば、FXトレードで優位性あるトレードが可能です。世界の基軸通貨であるドル(USD)の値動きは、世界中の各通貨の値動きに影響を与えます。

ドルの値動きに大きな影響を与えるアメリカの経済指標について、その内容や注意点等を解説します。

FXをするなら覚えておくべき!アメリカの経済指標

世界経済の中心は何といってもアメリカです。2018年秋に至るまでアメリカは長期に渡る好景気が継続しています。トランプ大統領誕生により景気悪化が言われた時期もありましたが、気がつけば株高が続く等、アメリカの良好な景気状態は継続中です。

世界経済の中心であるアメリカの通貨はドル(USD)です。世界中の景気がアメリカの景気に左右されるのと同様、為替市場ではドルにほとんどの国の通貨が影響を受けます。よってFXトレードを行う際は、アメリカ経済の状態を知ることが必要不可欠です。

そしてアメリカの経済の状況を知るのに最もタイムリーな情報は、様々な機関から発表されるアメリカの経済指標です。GDP(国内総生産)や雇用統計を始めとする経済指標は、各視点から見たアメリカ経済の状況を数字で表すことになります。そして各指標を総合的に見ることで、アメリカ経済の全体像を見通すことも可能です。

尚、アメリカを中心とする経済指標の発表については、「みんかぶFX」のサイトが便利です。

指標発表で一気に動く為替市場

経済指標の中でも特に注目度が高い指標は、指標発表に伴い一気に為替市場が動きます。アメリカの経済指標で最も注目度が高い指標は、雇用統計となります。

2017年以降は以前に比べると雇用統計発表後の値動きは大人しい傾向にありますが、それでも2017年6月2日の雇用統計発表時は1円近くの値動きがありました。

よってFXトレードを行う際に、事前に指標発表の内容及び日時の把握は必要不可欠です。トレード中に一気に値が動いて大きな損失を計上→後で調べたら雇用統計の発表だった、というパータンはベテランFXトレーダーであっても初期の頃にほとんどの方が経験しています。

アメリカの経済指標が影響を及ぼす通貨ペア

アメリカの経済指標が影響を及ぼすペアは、いわゆるドルストレートと言われる通貨ペアです。

ドルは世界の基軸通貨と言われます。全ての為替取引はドルを中心に行われています。USDというシンボルが付く通貨ペアがドルストレート通貨となります。

よってアメリカの経済指標発表時はUSDのシンボルが付く、全ての通貨ペアが影響を受けます。

またUSDのシンボルが付されない通貨ペアであっても、通貨の交換時には一旦USDを通じて通貨の交換がなされるケースがほとんどです。

よってどのような通貨ペアのトレードであっても、アメリカの経済指標発表は直接的・間接的な影響を受けることになります。

特に注目度が高い経済指標、雇用統計及びFOMC政策金利発表

アメリカの経済指標の詳細は後述しますが、先に特に注目度の高い指標について取り上げます。

アメリカの経済指標で必ず押さえるべきは、

① 雇用統計
② FOMC政策金利発表

上記2者となります。

月に1度の為替のお祭りと言われ、以前は発表後に一気に相場が動くことの多かった雇用統計。そして、世界経済に大きな影響を与えるアメリカの政策金利を決定するFOMCの両者を抑えずして、為替市場を語ることはできません。

2017年以降は、雇用統計発表時の為替市場の値動きは、以前に比べると大人しい状況です。しかしながら一定の値動きは生じていますし、また雇用統計発表のタイミングが相場の転換点となるケースも多く発生しています。

結果的な値動きの有無にかかわらず、両指標は発表日時に加えて発表内容についても十分な注意が必要です。

重要度順!アメリカの主な経済指標一覧

アメリカの主な経済指標について、重要度の順に下記に取り上げました。

重要度[高]アメリカ雇用統計:毎月第一金曜日の夏時間21:30、冬時間22:30。

    農業部門を除くアメリカの雇用者数等の統計データを発表。アメリカの景気を占う指標として金融市場が最重要視している。統計数字の推移のみならず、事前の予想数字と発表数字との乖離も重要視される。

重要度[高]FOMC政策金利発表:年間8回、2日間に渡り開催

    毎回金利の変更を行う訳ではないが、金利変更が発表される際は、為替市場は大きな変動が発生する。また金利に変更が無くともFOMCによるアメリカ景気の見通し等に変更があれば、大きな為替変動が生じるケースが多い。

重要度[高]FRB議長議会証言:半年に一度

    FRB議長が米議会において景気の動向や金融情勢についての説明を行うもの。FOMC後の記者会見や、それまでの講演会の内容から逸脱する事は少なく、サプライズはあまりない。よって重要度は高いものの、雇用統計やFOMCに比べると注目度は劣る。ただし金利変更の際の地ならしとして、議会証言が利用されるケースもある。

重要度[高]GDP(国内総生産):毎月下旬に発表

    GDPは国家の経済状況を表す代表的な経済指標であり、多くの投資家が注目する指標となっている。事前予想との乖離が大きければ大きな変動が生じる可能性が高い。先に出された速報値が後に修正されるケースもあるため、確報値と速報値との差異の有無にも注目したい。

重要度[中]新築住宅販売件数・中古住宅販売件数:毎月下旬に発表

    人口が増加しており若年人口層が多いアメリカでは、住宅への投資が景気を大きく左右する要因となっている。新築住宅販売件数・中古住宅販売件数により、アメリカの住宅市場の景況感の把握が可能であり、アメリカ経済の先行指標と言われている。

重要度[中]ISM景況指数:毎月第1営業日に発表

    雇用吸収力の高い製造業の景況感を測る指数。GDPの半数以上を個人消費で占めるアメリカでは、製造業の影響度は限定的であるが、雇用吸収力があるため、景気転換の先行指標として捉えられている。

重要度[中]消費者物価指数(CPI):毎月15日前後に発表

    FOMCでの政策金利議論の際に、物価上昇率が一つの判断材料となっている。近年の金利引き上げを背景に、注目を浴びる指標。同指標が予想以上に上がればインフレ懸念が生じ、FOMCでの金利引き上げが視野に入るため、ドルが売られる傾向にある。ただし金利引き上げによるドル買いも発生するため、一概に方向性は決められない。

重要度[中]生産者物価指数(PPI):毎月15日前後に発表

    消費者物価指数(CPI)と同様、インフレ動向を測る指標。個人消費のGDP寄与度の高いアメリカでは、CPIへの注目度が高いものの、サプライサイドとしてPPIも存在している。

重要度[中]貿易収支:毎月20日前後に発表

    アメリカは慢性的な貿易赤字国であり、トランプ政権となり注目度が増している経済指標。アメリカの貿易動向を発表。

重要度[中]景気先行指数:毎月20日前後に発表

    民間調査機関のコンファレンスレポートが、景気に先行して動くと考えられる10項目の指標から算出したもの。

経済指標の結果で、相場はどう動くのか?

各経済指標の発表で相場が大きく動くケースがあります。特に重要度の高い指標の発表があると、大きな動きを見せる傾向にあります。

経済指標発表時は発表数字の過去からの推移に加えて、事前予想と発表数字の乖離にも注意が必要です。

指標が予想より良好の場合は、米国経済にとってプラスとしてドルが買われる傾向にあります。逆に予想数字に比べて悪化している場合は、以後の米国経済の先行き不安でドルが売られる傾向にあります。

ただし予想と実際の数字との乖離が、良好・悪化という判断のみで、ドルが買われる・売られる、という判断を行うと大きな損失を計上する可能性があります。

同傾向は存在しているものの、良好な経済指標発表後に若干ドルが買われて上昇の後に急落する。悪化した数字の発表にも関わらず材料出尽くしと市場は判断し一気にドルが買われて上昇、といった値動きは日常茶飯事です。

また経済指標の発表は、値動きのためのきっかけとなるケースも多いと言えます。事前予想と実績数字との対比で、ドルが買われる・売られるという大きな傾向はあるものの、指標発表時は市場参加者の様々な思惑がぶつかるタイミングです。

よって最終的にどのような方向に相場が進むのかは、その際にならないと分からない面が多分にあります。

経済指標発表後の相場の方向性を予想するには、予想数値と実績数値との対比に加え、指標発表に至るまでのレートの伸びの有無、債券及び商品市場などの周辺市場の動向等、様々な要因を踏まえた上での総合的な判断が必要です。

単に事前予想と実績数字の対比のみで、指標発表後の相場の方向性を予想することは、甘いと言わざるを得ません。

経済指標の発表前後のトレードはリスクが高くなる

経済指標の発表は大きな値動きが生じることが多いため、市場参加者は様々な行動を起こします。

指標発表前にポジションを外す投資家、指標発表の結果を見て一気に資金を投入する投資家、指標発表後の値動きに対して逆張りを仕掛ける投資家等、様々なタイプの投資家が様々な思惑を持って市場に参入します。

よって指標発表前後は相場が非常に不安定な値動きを見せます。伸びると思った方向に少し伸びた後に一気に逆行する等、複雑な値動きを見せるケースも多いと言えます。

経済指標発表の前後のトレードはハイリスクのトレードです。指標発表を踏まえ、相場観等を持った上での参入であれば問題ありませんが、経済指標発表の存在を知らずにエントリーすると、損失を計上する可能性が高くなります。

トレード初心者の段階では、特に重要度の高い経済指標発表の発表前後はポジションを持たないことが正解です。

事前に経済指標の発表日時を調べて、リスクの高い時間帯のトレードは避けたいものですね。

まとめ:重要な経済指標を抑えれば、トレードしやすくなる

経済指標の発表があるからといって、全ての指標発表の前後のトレードを避ける必要性はありません。実際に注目度の低い指標の場合は、発表後も殆ど相場が反応しない場合が多いと言えます。

しかしながら雇用統計・FOMCの金利発表など、世界の投資家が注目している指標については、指標発表後一気に相場が動くケースがあります。特に事前予想と実績数字の乖離が大きい場合は、一気に相場が動きます。

初心者の段階では、まずは重要な指標発表の前後はポジションを持たない事を徹底するだけで、無用の損失を抑えることができます。まずは日々発表される経済指標をトレード前に必ず押さえることから始めてみませんか?それをするだけで、無用な損失を減らす事に繋がります。逆にそれすらできないようであれば、FXで勝ち続けることは難しいと言えます。

そして初心者を脱した後は、経済指標発表も踏まえた相場分析を行うことで、トレードの確度をより高めることができます。

初心者は避ける対象として、そして中級者以上は値動きを利用の対象として、経済指標はFXトレードで負けない・勝つための重要なポイントです。

ドルが絡むドルストレートの通貨ペアでFXトレードに臨む際は、発表が予定される米国の経済指標を把握した上でトレードに臨みたいものですね。

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監修者紹介/FX専門家 五十嵐勝久

中央大学経済学部卒。アルゴ株式会社代表取締役。銀行や証券、FX会社に勤務し、営業、企画、マーケティング部に所属。40歳で会社を辞めて起業。現在はFXや証券会社などのプロモーション業務、システム開発を行う一方、システムトレーダーとしても活躍。

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