FXのトレンドラインの使い方/水平線との併用がおすすめ

  • 更新日: 2019/08/01

FXではチャートを見てトレードすることが大切です。そしてそのチャートから読み取れる情報量を増やすために、様々なテクニカル指標を使います。

その中で最も簡単で基礎的なものとしてトレンドラインがありますが、FXを始めたばかりだと、トレンドラインの意味が分からないという人も多いようです。

そこで今回は、

      トレンドラインから何を読み取れば良いのか分からない。

FX

    相場でのトレンドラインの活用法が分からない。

という人に、トレンドラインの見方やトレードでの活用法を解説します。

FXの解説をしているサイトや本などを見ると、必ずといって良いほどチャートにトレンドラインが描き込まれています。しかし、トレンドラインを見たところで、「トレードにどう活かせば良いか分からない」など、実際のトレードへの活用法がよく分からない、という人も多いのではないでしょうか。また、トレンドラインの引き方が分からない、という人もいるでしょう。

今回はそんな人にトレンドラインの基本はもちろんのこと、トレードでの活用法についてもご紹介します。

トレンドラインとは何か?

トレンドラインは、FXを取引する上で多くのトレーダーから注目されています。ここではトレンドラインの基本について説明していきます。

トレンドラインは相場分析の基本

トレンドラインを引いたチャート

トレンドラインは、別名傾向線とも呼ばれていますが、日本ではトレンドラインの名称の方がメジャーになっています。

トレンドラインは相場分析の基本となるもので、相場の方向性を知るためのものです。つまり、相場の動きが上昇相場なのか、下降相場なのか、それとも方向感のないもみ合いなのかを知るために、トレンドラインを引いて分析するのです。

わざわざトレンドラインを引かなくても、チャートを眺めてさえいれば、確かに相場の方向性は何となく知ることができます。しかしそれでは、具体的にどこでエントリーし、イグジットすれば良いのかが分かりません。そこでチャート上にトレンドラインを引くのです。

トレンドラインを引くことで、エントリーポイントとイグジットポイントが明確になるのはもちろん、トレンドについてもさらに明確にわかるようになります。一見するともみ合っているように見える相場であっても、トレンドラインを引くと徐々に下値を切り上げていることや、上値を下げているなど、小さいながらも方向性があることが見えてきます。そのため、例えば上値を下げているような時には下押しの力が徐々に強まっていることが分かり、下値を切り下げているような時であれば上押しの力が徐々に強まっていることがわかるのです。

トレンドラインから分かるのは、方向性だけではありません。通常、相場は一直線には動きません。上がる時であれば、途中一時的な下げを挟みながら徐々に上がっていきます。反対に下がる時は、途中で一時的な上昇を挟みながら徐々に下がっていきます。その一時的な上昇や下降が起きる時に、どの辺の為替レートが山になるのか、反対にどの辺のレートが谷になるのかを知ることで、一時的な反転からトレンドラインに戻るまでのレートをある程度予想することができるのです。

テクニカル分析の基本であるダウ理論では、トレンドの長さは3つ(①主要トレンド②二次的調整トレンド③小トレンド)から成り立ち、主要トレンドは3段階から成り立つと分析されます。「ダウ理論はFXの常識!必ず押さえておくべき相場の6つの基本法則」にて詳しくご紹介していますので、ご参考ください。

トレンドラインの4つの役割

トレンドラインの役割は、シンプルにまとめると以下の4点です。

      ①「上昇トレンド」か「下降トレンド」か「

レンジ相場

    」かの見極め②トレンドの「勢い」や「持続性」の判断③「サポートライン」や「レジスタンスライン」の発見④「エントリーポイント」、「イグジットポイント」のサイン見極め

①「上昇トレンド」か「下降トレンド」か「レンジ相場」かの見極め

表示したチャートのグラフにトレンドラインを引くことで、今は上昇しているのか、あるいは下落トレンドが出ているかどうか、あるいはレンジ相場なのかの見極めができます。トレンドが出ている時とレンジ相場では、トレード手法を変えていく必要がありますので、トレンドが出ているかどうかの見極めは重要です。

トレンドは3種類

②トレンドの「勢い」や「持続性」の判断

トレンドラインは、傾きが大きければ大きいほど勢いがあり長さによって持続性を明確にする役割を持っています。今後も現在のトレンドが続くかどうかを見極めるのに、トレンドラインは役立つでしょう。トレンドラインの傾きがなくなり、横ばいに近くなるとレンジ相場に入ったということになります。一定の値幅で動くレンジ相場では、サポートラインやレジスタンスラインは水平となり、その間の値動きで為替差益を狙うトレード手法が向いています。

③「サポートライン」や「レジスタンスライン」の発見

トレンドラインは、サポートラインやレジスタンスラインを見極める役割も果たします。上昇トレンドの場合、直近の高値をつないでいく直線をレジスタンスライン(抵抗線)、安値をつないでいくラインをサポートライン(支持線)とすることも可能です。

サポートラインやレジスタンスラインを抜けていくことを「レンジブレイク」「トレンドが発生」などと言い、長い期間でみるとサポートラインがレジスタンスラインになったり、その逆もあります。ただし騙し(ダマシ)も多いので、他のテクニカル分析手法を用いて、取引ポイントとすることがほとんどです。

抵抗線と支持線の図

レジスタンスライン(抵抗線)がサポートライン(支持線)に変わってる!

④「エントリーポイント」、「イグジットポイント」のサイン見極め

また、エントリーポイント、イグジットポイントのサイン見極めにも、トレンドラインは大きな役割を担います。サポートラインを上抜ければ上昇トレンドの発生です。逆に、レジスタンスラインを下抜ければ下降トレンドの発生で、どちらもエントリーやイグジットのポイントとなります。

長期の時間足のトレンドに注目

トレンドラインは、チャートさえあればすぐに引くことができます。例えばローソク足チャートの場合、1分足、5分足などの短期の足から始まり、60分足、12時間足、日足など、長期間の足も表示することができます。トレンドラインで重要になるのは、このうちの「長期間」のものです。

もちろん、1分や5分といった短期の時間足で見た場合にも、トレンドは一応あるのですが、短い時間の変動は、トレンドというよりも、相場における「ノイズ」であることが多いのです。そして、期間の短い足になればなるほど、その傾向は強くなります。

トレンドラインは、日本語で「傾向線」という名前がついていることからも分かるように、主に相場の方向性の傾向を見るために用いられています。そのため、その傾向を知るためにはやはり長期間の流れを見る必要があります。

日足で上昇トレンドライン、15分足で下降トレンドライン

例えば15分足で見た場合に、一見すると下降トレンドにあるように見えても、日足で見た場合には、上昇トレンドの一時的な下降局面にあるということもあります。そのため、この例の場合であれば、現在は一時的な下降トレンドでも、最終的には上昇に向かう可能性が高い、ということが分かります。

このように、全体としての流れを見極めるために、長期の時間足で相場のトレンドを確認する必要があります。

トレンドラインと併用したい水平線

トレンドラインに乗って重要レートにぶつかる局面のチャート

トレンドラインを使う場合、トレンドラインだけを使って取引するトレーダーはあまりいません。もちろん、トレンドラインからは相場の方向性が分かるので、非常に重要なものであるのは間違いないのですが、トレンドラインだけだとトレードのチャンスが少なくなってしまったり、少々イレギュラーな動きがあった時に惑わされてしまうこともあります

また、市場参加者の多くは、トレンドラインだけを見ているわけではなく、水平線も同時に見ています。そのため、水平線のレートを抜けると大きく上昇したり、反対に大幅に下落したりといったことも多くなります。

相場参加者の多くが、トレンドラインはもちろん水平線も使ってトレードしているので、例えばトレンドラインからレートが大きく乖離した時には水平線を使い、どのレートに注目してトレードしているのか確かめると良いでしょう。こうすることで、トレードのチャンスも増えることになります。

トレンドラインの引き方

トレンドラインを引く心得

トレンドラインで細かいズレが出てしまう図

トレンドラインは、重要な安値同士、もしくは重要な高値同士を結ぶのが基本的な使い方となります。しかし、この重要な安値や高値がどこになるのかが分からずに戸惑う人も多いのではないでしょうか。

他にも、例えばヒゲの部分に引くのか、それとも実体の部分に引くのか分からないという人もいると思います。基本的にトレンドラインは実体の部分で引きます

また、例えば重要な安値同士を結んでトレンドラインを引こうとした場合、きれいにまっすぐ引けなくなり、途中の重要な安値がトレンドラインに接触しなかったり、あるいははみ出してしまったりすることもあります。しかし、それはさほど問題ではないのです。

重要な高値同士、重要な安値同士を結んでトレンドラインを引く場合は、途中でトレンドラインに到達しなかったり、トレンドラインをはみ出す高値や安値があったりしても気にせず引き、トレンドを読むことが何よりも優先されます。

実際にトレンドラインを引いてみよう!

では実際にチャートを見て、目立った安値や高値を見つけ、ラインを引いてみましょう。

安値から高値方向へ安値をつなぐ右肩上がりのラインを引く(上昇トレンドライン)

      または、

高値から安値方向へ高値をつなぐ右肩下がりのラインを引く(下降トレンドライン)

また、トレンドラインは、単に高値同士・低値同士をつなぐだけではなく、延長線をチャートの右側に向かって伸ばしていきましょう。この延長線が、サポートラインやレジスタンスラインになります。

引いたラインの傾きが緩やかならレンジ相場です。レンジの場合は、チャートの高値と低値それぞれに対応する水平線を引いて、サポートラインやレジスタンスラインとしましょう。

トレンドラインに注目したトレード法

FXを取引する上で重要となるトレンドラインですが、トレードラインに注目してトレードする場合にはどのように取引すれば良いのでしょうか。ここでは、トレンドラインに注目したトレード法について解説していきます。

トレンドラインを重視するなら長期投資

前述したように、トレンドラインは短期的なものでなく、長期的なものを見て判断します。なぜなら、長期的なトレンドの中では、一時的に反対方向に向かうということが起こり得るからです。

日本のFXトレーダーの場合、短期トレードを中心に行っているトレーダーが多い傾向がありますが、海外の場合は異なります。また、国内のトレーダーであっても実需筋などの場合は、短期ではなく長期的なトレンドを見て今後の相場を判断します。特に、ファンダメンタルをトレードの判断の中心にしている人は、長期投資を行うことが多いのです。そのため、1分足や5分足などといった短い期間の足を見るのではなく、日足や月足などの長期間のローソク足を見て、長期的なトレンドを判断していきます。

「実需筋(じつじゅすじ)」とは輸出入や資本取引などの商取引において日々発生する需要に基づいて為替取引を行う、輸出入業者や機関投資家などの市場参加者をいう。

例えば、短期間のトレンドを見た時に上昇している場合であっても、長期間で見てみると下降相場の中の一時的な上昇であるというケースは結構あります。反対に、短期間のトレンドは下がっていても、長期間で見た場合は上昇相場の中の一時的な下げであるというケースもよくあるのです。

そのため、トレンドラインを重視して投資する場合、長いスパンで見た時のトレンドがどの方向に進んでいるかに注目します。途中の一時的な上げ下げはノイズということになり、あまり問題にしません。このようなトレードスタイルになるため、トレンドラインを重視した場合のトレードは、長期投資が基本となります。

トレンドライブレイク

トレンドラインを重視してトレードする場合、どのポイントで取引するかが問題となります。もしもトレンドラインでエントリーするのであれば、トレンドラインブレイクを狙うのが基本となります。

下降トレンドラインを上抜けして伸びるチャート

例えば、高値と安値を切り下げながら下降しているチャートに、重要な高値同士を結んでトレンドラインを描いたとします。この場合のトレンドラインは、抵抗線ということになります。

その後レートが上昇してきた際に、抵抗線となっているトレンドラインを抜けた時に買いでエントリーします。つまり、抵抗線となっているトレンドラインを抜けたタイミングでトレンド転換したとみなしてエントリーするのが、トレンドラインブレイクを狙った方法です。

トレンドラインブレイクでは、この例のようにトレンドラインを抜けたところに注目してエントリーします。FX相場は、はっきりしたトレンドの無いレンジの状態が8割とも言われています。このようなレンジの状態の場合、いつレンジを抜けだしてトレンドが発生するかが重要なポイントで、レンジを抜けた時に発生したトレンドに乗り、大きな利益を獲得することを狙います。

レンジブレイクしてトレンドが発生するタイミングを見つけ出すためには、トレンドラインが非常に重要になります。重要な高値同士、重要な安値同士を結んでトレンドラインを引くことで、ペナントやウェッジといったチャートパターンを見つけ出すことができ、レンジブレイクに乗ってうまくトレンドを捉えることができるのです。

水平線との併用でライントレード

 先ほども書いたように、トレンドラインは単独で用いるのではなく、水平線と一緒に使うことでさらに威力を発揮します。なぜなら、FXでは方向感のないレンジ相場が多くを占めているからです。

このような時はトレンドが発生していないため、たとえトレンドラインを引いたとしてもトレンドラインブレイクを捉えることができません。しかし、水平線を一緒に使うことで注目されているレートが分かるようになるため、水平線からのブレイクを狙ったトレードができるのです。この時に、トレンドラインは相場の大きな方向性を見るために非常に役立ちます。

上昇トレンドラインが水平線にあたる局面のチャートの模式図

例えば、ポイントとなるレートがあると仮定します。そのレートに長い横線を引き、水平線を描いていきます。さらにこれまでの重要な高値同士、安値同士を結び、トレンドラインを作ります。そうすることで全体の大きなトレンドが見えるので、水平線を抜けた場合もそうでない場合も、その先でどのように動くのか予想することができます。

例えばトレンドラインが上昇トレンドの場合であれば、水平線を抜ければ基本的に上昇していき、途中で一時的な下げがあったとしても、水平線付近で跳ね返って上昇すると予想することができます。また、水平線で跳ね返った場合であっても、いったんその手前の水平線付近まで下落するか、あるいはトレンドライン付近まで下落する…というシナリオを描くことができます。さらに、その下落は本格的なトレンド転換にはつながらず、再び水平線まで上昇する…というシナリオを描くことができます。このシナリオに沿ってロングポジションを取ったり、ショートポジションを取ったりしてトレードをしていきます。

また、水平線とトレンドラインが重なるところをポイントにしてトレードするという方法もあります。このようなライントレードは、多くのトレーダーが行っています。やり方も人それぞれであり、どれが正解ということはないので、勝率が高くなる自分なりの方法を見つけ出すと良いでしょう。

トレンドラインと一緒に使うテクニカル指標は?

トレンドラインは水平線と一緒に使うと良い、というのは先ほども書いたとおりですが、テクニカル指標と組み合わせて使うのもおすすめです。トレンドラインでトレンドを分析しているため、一緒に使うのであればオシレーター系の指標を使うといいでしょう

テクニカル指標には、相場の方向性を教えてくれる「トレンド系」と、買われすぎや売られすぎを教えてくれる「オシレーター系」があります。

下降トレンドラインが引けて、RSIの20で反転するチャート

使用するオシレーター系の指標としては、RSIなど相場の過熱感を測るものが特におすすめです。

例えばトレンドラインが下向きでRSI20以下になっているのであれば、上昇相場にトレンド転換する可能性が高いということが分かり、トレンドラインが上向きでRSI80以上になっているのであれば、下降相場にトレンド転換する可能性が高いことがわかります。

このようにして、トレンドラインによって中長期でどのような流れになっているのかを確認し、オシレーター系の指標で相場の強弱を確認する、という使い方ができます。また、この時に、トレンドラインだけでなく、移動平均線などのトレンド系指標も一緒に表示させて使うことで、分析の精度をさらに上げることができます。

損切りの目安

上昇トレンドが発生している場合、損切りポイントとしては2パターンが考えられます。①直近の安値を水平線でひくサポートラインを下抜けた時、もしくは②上昇トレンド中の安値をつないだ右肩上がりのサポートラインを下抜けた時です。レートが下がってきた時に何度か跳ね返している水平のサポートラインは非常に有効ですが、トレンドラインを下抜けした瞬間よりも、損失の値幅が大きくなります。早めに損切りをしたい場合は、トレンドラインを利用すると良いでしょう。

下降トレンドの場合は、上昇トレンドとは逆になります。下降トレンドでは売りポジションを保持しますが、その際段々切り下がっていく高値をつないだ右肩下がりのサポートラインを利用して、損切りするようにしておきます。

トレード手法

「押し目買い」

押し目買いは、まだ上昇トレンドが継続中だという時に、いったん反落したレートで買いポジションを買い増して利益を伸ばす手法です。まだ上昇トレンド中なのか、トレンド転換していないかを慎重に見極めた上で現在のポジションを買い増していきましょう。上昇トレンドの場合は、この際、安値をつないだトレンドラインを引いてサポートラインとします。下がってきたレートがそのトレンドラインに跳ね返って上昇に転じたことを確認してから押し目買いをします。

また、現在見ている時間軸よりも長めの時間軸の移動平均線を出すことで、より大きな利益の出る押し目買いが可能です。より長い時間軸でも上昇トレンド、という条件が整っている状態で、レートが長い時間軸の移動平均線に触れるほど深く値下がりした後に大きく反発した場合、深い押し目になり、より確実な押し目買いができます。

もし、下がってきたレートがサポートラインを下抜けた場合は、押し目買いをせずに様子を見て、トレンド転換していないか、レンジ相場に入っていないかを見極めてください。サポートラインを下抜けて、直近の安値と同じレートで上昇に転じるようなら、レンジ相場に入ってしまった可能性が出てきます。安値が切り下がっていくようなら、トレンドの転換が起こった可能性が高いです。「絶対」という手法ではありませんが、かなり分かりやすいトレンドを見極める方法です。

「戻り目」

戻り目も、基本的な考え方は押し目買いと同様です。戻り目にきたら、売りポジションを買い増していきます。下降トレンドで切り下がっていく高値を線でつないでレジスタンスラインとし、レジスタンスラインから反落していくことを確認したら売り増します。

こちらも、直近の安値と同じラインでレートが反発して上がるようになってくると、レンジまたはトレンド転換が発生する可能性が高いです。そのような兆候が見られたら、早めに利益確定をしていき、そこまでで得た含み益を回収しましょう。

取引通貨ペア別のトレード手法を下記にてご紹介していますので、ご参考ください。

      ドル円「

FXの基本通貨!ドル円の特徴とトレード手法を解説

      」ユーロ円「

二番目に人気のある通貨ペア!ユーロ円の特徴とトレード手法を解説

      」ユーロドル「

取引量世界一!ユーロドルの特徴とトレード手法を解説

      」NZドル「

高金利通貨で人気のNZドル/特徴とトレード手法を解説

      」南アフリカランド「

超高金利通貨!南アフリカランドの特徴とトレード手法を解説

トレンドラインを利用した予測の仕方

トレンドラインを利用して今後の値動きを予測するのに便利な手法として、チャネルラインを紹介します。チャネルラインとは、トレンドラインと並行して引くもう一つのラインで、上昇トレンドラインの場合は、安値をつなぐトレンドラインの上部に並行して引く、高値をつなぐラインのことです。引いたラインの間にできる空間をチャネルと呼びます。

チャネルは比較的短い時間足で使える手法で、エントリーやイグジットポイントの見極めにも便利です。このチャネル内でサポートラインの役割を果たす下側のトレンドラインにレートが達したら買い下抜けたら損切り上のサポートラインに達したら上値を追って損切り、というトレードができます。

最初に引いたチャネルラインでトレードを続けていて、だんだん値動きの幅が小さくなってきたら、レンジ相場か下降トレンドへの切り替わりが近づいている、と予測可能です。次のトレンドを狙うか、レンジ相場で値動きのうねりを取っていくかを判断する材料として、トレンドラインを使いこなしましょう。

初心者が実践すべきトレンドラインの見方とトレード法

初心者が実践すべきトレンドラインの見方およびトレード法は、比較的騙しが少なく分かりやすい手法がおすすめです。自分がトレードで利用する時間足のチャートをベースにして、それよりも大きな時間足の移動平均線を表示しましょう。そして、チャートの傾きに合わせて、高値同士をつなぐ線と安値同士をつなぐ線を平行に引いてください。このチャネルを使って取引をします。

トレンドの始まりはベテランのトレーダーでもなかなか見つけられません。新規のトレンドは非常に大きい動きなので、後から見ると分かりやすいのですが、第1波は騙しが多いといわれています。騙しを事前に注意して避けることは難しいので、初心者は第1波を無理に取りに行かないようにしましょう。第1波から第2波に移行しそうだな、というタイミングでエントリーするようにしてください。

また、値動きの傾きが発生したかどうかと同時に、RSIなど相場の過熱感を測るオシレーター系のテクニカル指標を使ってトレンドの発生を掴みましょう。

トレンドラインの引き方とトレードの仕方の例

ここまでに解説してきたことが理解できたら、実際に自分でトレンドラインを利用したトレードをやってみましょう。この章では、トレンドラインの引き方とトレードの仕方の具体例を紹介します。

  1. 取引する時間足を決めてチャートを表示(比較的短い時間足、15分足や1時間足などがおすすめ)
  2. 表示したチャートに対して、その時間足よりも大きな移動平均線を表示
  3. チャートの高値同士と低値同士をつないでトレンドが発生しているかレンジ相場かを見極める
  4. レンジ相場なら、その期間内で一番の高値と低値に対応する水平線を引きなおす
  5. 上昇トレンドまたは下降トレンドが発生している場合はそのまま上の線をレジスタンスライン、下の線をサポートラインとして扱う
  6. サポートラインからレートが反発したら買い、レジスタンスラインに達したら上値を追って利益を伸ばす、買ったのに反落したら損切りするが、あくまでもトレンドの方向に合わせた売買を行う
  7. 上昇トレンドで高値がレジスタンスラインに達する前に反落するようなら一部利益を確定し、トレンドの転換またはレンジ相場になるかどうかを見極める

トレンドラインを引けるツール

ここまで説明してきたトレンドラインを引けるツールについて紹介します。トレンドラインは非常にメジャーな手法ですが、チャートに描画できるツールで、使いやすいものがあればぜひ利用しましょう。

オンラインツール

各FX会社ともに、操作しやすいツールを揃えていて、機能も豊富なツールが多く出回っています。トレンドラインの描画が簡単で、チャートと一緒にオシレーター系のテクニカル指標や長い時間足の移動平均線などを、見やすい位置に表示できるかどうか、画面が見やすいかといった点にこだわって選びましょう。

アプリ

スマホで簡単に取引できるアプリは、いつでもどこでも取引したいトレーダーにとってとても便利な存在です。ただ、どうしてもオンラインツールより表示画面が小さめになるため、さらに画面が見やすく、ゴチャゴチャしないことが求められます。また、操作性が重要になりますので、自分の思ったようにトレンドラインが引きやすいかどうかや、注文しやすいかどうかも確認しておきましょう。

MT4

MT4は、自分の好きなインジケーターやEAも使える便利なツールです。トレンドラインに基づいた自動売買のEAも自分の思い通りに作成できます。ただ、使いこなすには少し勉強が必要ですので、少額でトレードしながら利用するインジケーターやEAのテストを行うと良いでしょう。

まとめ

トレンドラインはFXをトレードする上で、非常に重要な役割を担っています。トレンドラインを引くことでエントリーポイントとイグジットポイントが明確になり、現在のトレンドが明確に分かるようになります。一見するとトレンドが判断しづらいもみ合い相場でも、トレンドラインを引くことで、どのように相場が動いているのか把握することができるようになります。また、トレンドラインのサポートラインやレジスタンスラインによって、山や谷となるレートについても推測することができるようになります。

トレンドラインを描く時は、できるだけ長期の相場の流れを把握するようにしましょう。

また、トレンドラインがどんなに重要なものだとしても、単独で用いてトレードをするトレーダーはあまりいません。水平線と一緒に使ったり、RSI移動平均線など、他のテクニカル指標と組み合わせて使うケースがほとんどです。何と組み合わせて使うかは人それぞれですおんで、自分にとって使いやすく、勝率が高い組み合わせを見つけていきましょう。

トレンドラインは決して難しいものではありませんが、そこから多くのことを読み取ることができます。単純とはいえ、使いこなすには慣れが必要です。最初のうちは失敗しながらでもいいので、これまでに説明したことを意識しながら、何度もトレンドラインを引く練習をしましょう。そうすることで、トレンドラインを効果的に引けるようになり、うまくトレードに活用できるようになります。

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