FXとは?FXの仕組みと特徴・用語をわかりやすく詳細解説

  • 更新日: 2017/10/31
背を向けて電話をするビジネスマンと投影された経済指標
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FXは少ない資金から始められる投資法として、個人投資家に注目されています。取引を始める前に、FXの仕組みや用語についてしっかりと理解しましょう。

FXとは?

まずはFXとはどんなものなのか、FXの仕組みはどうなっているのか、FXという言葉の意味について解説します。

FXとは「通貨を売買して差分で利益を狙う取引」のこと

FX概念図

FXとは「通貨を売買して差分で利益を狙う取引」のことです。正式には「外国為替証拠金取引」といいます。

「証拠金」と呼ばれる保証金を業者に預け、通貨の売買を行い、差分で利益を狙います。

FXは外国為替という意味のForeign eXchange(フォーリンエクスチェンジ)の略で、海外では一般的にForex(フォレックス)と呼ばれています。

上の図ではわかりやすく、円を売って米ドルを買う取引を例に挙げましたが、実際には外貨と外貨で取引することも可能です。

利益が出る仕組み

両替で利益が出る説明

たとえば、1ドル=100円のときに10,000円を両替えすると100ドルになります。

そして1ドル=110円のときにその100ドルを両替えすると、11,000円になります。この11,000円からはじめの10,000円を引いた1,000円が利益となります。

両替を例に説明しましたが、FXで利益が出る仕組みはこの両替と同じです。

株などの投資との違い

レバレッジの説明

株取引などと大きく異なるのは、国内では証拠金に最大25倍のレバレッジをかけて取引ができることです。

たとえば10万円の証拠金があれば、最大250万円分の取引を行うことができるため、効率のいい投資が可能です。

このレバレッジについては後ほど詳しく説明します。

FXの特徴

世界の金融市場

FXにはたくさんの特徴がありますが、押えておきたい特徴はこの5点です。

  • 通貨を売買したときの差分で利益を狙う取引
  • 金利差でも利益を出すことができる
  • 少ない資金でも始められる
  • 24時間取引できる
  • 円高でも円安でも利益を得られる

この章では、これらについて詳しく解説していきます。

通貨を売買したときの差分で利益を狙う取引

FXは通貨を買い、買値よりも高く売ることできれば、その差分が利益として得られる取引です。

また逆に、通貨を売り、売値よりも安い価格で買い戻すことでも利益を得られます。

この買値と売値の差はスプレッドと呼ばれており、FX業者の利益になります。

売る価格はBid(ビッド)と呼ばれ、買う価格はAsk(アスク)と呼ばれています。

それぞれ買いはロング、売りはショートとも呼ばれます。

スプレッドについては3章で詳しく解説しますので、そちらをご覧ください。

買うタイミングと売るタイミングを見極め、差分の利益を狙うことがFXでの取引の基本です。

金利差でも利益を出すことができる

それぞれの通貨には金利があるので、安い金利の通貨を売って高い金利の通貨を買えば、 金利差で利益が得られるのもFXの大きな特徴です。

この金利差のことをスワップポイントと呼びます。

スワップポイントの金額は大きなものではありませんが、高金利の通貨を買った場合、または低金利の通貨を売った場合、金利差分の金額が日々たまっていきます。

ただし、金利の高い通貨を売る、金利の安い通貨を買う場合には、逆に金利差分の支払い額がたまっていくことに注意が必要です。

また、現在スワップポイントを受け取ることができるポジションであっても、金利差が逆転した場合、支払いが必要になることもあります。

スワップポイントについても3章で詳しく解説します。

少ない資金でも始められる

少ない資金から投資を始めることができるのは、FXの特徴であり大きな魅力です。

FXサービスによって異なりますが、取引できる単位が小さいサービスを利用した場合、数万円程度から取引を始めることが可能です。

一般的なFXサービスでも、10万円程度の資金があればFXを始めることができます。

24時間取引できる

FXは、平日であれば24時間取引をすることが可能です。

多くのFX会社で、月曜日の午前7時から土曜日の午前6時まで取引ができるため、自分の生活スタイルに合わせて取引する時間を決めることができます。

株取引の場合、平日の午前9時から午後3時までの限られた時間でした取引できないため、ビジネスマンにとっては取引に参加しにくいでしょう。

しかしFXであれば、平日の夜でも朝でも取引が可能なため、仕事終わりの夜や早起きした朝などに、ビジネスマンでも取引に参加することができます。

円安でも円高でも利益を得られる

株取引と比較した大きな違いは、相場の状況に合わせて買いからでも売りからでも市場にエントリーができることです。

株式相場の場合には、基本的に買いからでないと市場に参加することができませんが、FXであれば相場の状況にあわせて売りからでも参加ができるのです。

持っていない通貨をなぜ売れるのか不思議に思われると思いますが、業者に借りた通貨を売るような形になっていると考えれば理解がしやすいでしょう。

買いからでも売りからでも市場に参加できるFXには売買のチャンスが多く、極端に言えばいつでも利益を得られることになります

知っておきたいFX用語

暗闇のなかで天秤を持つ手

FXは難しいものではありませんが、あまり聞き慣れない業界独自の用語が数多くあります。

この章では、意味を理解していないとFXについて理解できない、必要最低限のFX用語をご紹介します。

証拠金の数十倍を運用できる「レバレッジ」

レバレッジの説明

FXには、証拠金以上の金額の通貨を取引できるレバレッジという仕組みが導入されています。

たとえば10万円の資金があった場合、レバレッジを利用すれば5倍なら50万円、10倍なら100万円、25倍なら250万円分の通貨を売買することが可能になります。

ただし、利益が大きくなる一方で、損失も同様に大きくなるため、レバレッジの倍率を上げるほど投資のリスクが増すことに注意が必要です。

売値と買値の差「スプレッド」

スプレッドの説明

FXでは買値と売値に差が設定されておりこの差をスプレッドと呼んでいます。

スプレッドはFX業者の利益であるため、投資家からすると手数料です。

たとえば、米ドル/円で0.3銭のスプレッドが設定されている場合、1ドル110円で買ったあと、110円03銭以上で売ることができれば利益を出すことができます。

スプレッドは各会社によって設定されていて、できるだけ狭いほうが利益が出しやすくなります。

そのためFX会社を選ぶ際は、このスプレッドにも注目してみましょう。

スプレッドは通貨ペアごとに金額が異なっており、国内でもっとも取引量の多い米ドル/円については、各社ともに狭い設定が主流となっています。

一方で売買が少ない通貨ペアではその幅が大きくなる傾向にあります。

通貨ペアとは取引する通貨の組み合わせのことで、米ドル/円や英ポンド/円、豪ドル/円などの種類があります。

2つの通貨の金利差「スワップポイント」

スワップポイントの説明

スワップポイントとは2つの通貨の金利差のことです。

安い金利の通貨を売り高い金利の通貨を買った場合、スワップポイントを利益として得ることができます。

逆に高い金利の通貨を売って低い金利の通貨を買った場合、スワップポイントを支払う必要があります。また金利差が逆転した場合には支払いが発生することにも注意が必要です。

スワップポイントは相場の動向とは関係なく得られる利益であり、スワップポイントを受け取ることができるポジションを保有する間は日々たまっていくので、長期間に渡って通貨を保有する場合にメリットが大きくなります。

一方で短期間の保有ではあまりメリットがありません。

スワップポイントは各通貨の政策金利の差であるため、どこのFX会社でも同じではと思われがちですが、それぞれのFX会社が金額を設定しているので、同じ通貨ペアを取引してもスワップポイントを多く獲得できる業者とそうでない業者があることに注意が必要です。

また近年では多くの主要国が低金利政策をとっていることから、主要国通貨の組み合わせではあまりスワップポイントによる利益を得られなくなっているのが実情です。

大きなスワップポイントを得られる通貨は、リスクが高い通貨である傾向にあることも考慮しなければなりません。

まとめ

この記事では、FXの仕組みと基礎的な用語を紹介しました。最後までお読みいただければ、FXについての概要を理解いただけるはずです。

ただFXで実際に取引をするには、細かい仕組みや専門用語についてより詳しく理解する必要があります。

この記事を読みFXに興味を持たれた方は、別の記事でさらにFXへの理解を深めてみてはいかがでしょうか。

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