FXで基本とされる1万通貨でのトレードの注意点

  • 更新日: 2019/07/31

多くの場合、FXは1万通貨からの取引が基本とされています。また取引通貨数量についても1万単位で計算されるケースも多い状況です。

FXトレードにおいて1万通貨の意味や背景を探るとともに、1万通貨単位でトレードする際の注意点などについて解説いたしました。

FXでの1万通貨とは

FXトレードは1万通貨を基本として語られるケースが非常に多いです。それでは1万通貨とはそもそも何を指すのでしょうか?

ドル/円を例に考えれば、1ドル110円時の1通貨は110円となります。簡単に言えば1通貨は通常の為替レートです。

よってドル/円では、

    1通貨→110円10通貨→1,100円100通貨→11,000円1,000通貨→110,000円10,000通貨→1,100,000円

※1ドル=110円時
となります。

1ドルいくら、という際は為替の1単位のレートを指しています。USD/JPYを10,000通貨トレードするということは、上記のケースでは1,100,000円の金額のトレードをすることになります。

よって1万通貨というのは、ドル/円×10,000通貨であり、円ベースでは1,100,000円を意味します。

レバレッジの存在がポイント

通常の商行為であれば、モノやサービスの受け渡しは手持ちの資金に基づいて行われます。よって手持ち資金以上の取引を行うことは不可能です。

しかしFXトレードではレバレッジを活用することが出来、国内のFX会社の場合、個人は最大25倍のレバレッジの活用が可能です。

よってFXトレードでは1万通貨の取引を行う場合、1,100,000円分の資金を用意することなく50,000円程度の資金(証拠金)で取引が可能となります。

このレバレッジこそがFXトレードによる資産増加を果たすポイントであり、また逆に大幅な損失計上リスクの源泉です。

FXは1万通貨が基準

多くの場合、FXでは1万通貨が基準となっています。現在は1,000通貨以下での取引可能なFX会社も存在しますが、以前は殆どのFX会社が1万通貨単位での取引となっていました。

現在も取引所の行うくりっく365、FX会社大手のGMOクリック証券・DMM.com証券などは、1万通貨単位での取引であり、依然として1万通貨がFXトレードの基準となっています。

2018年4月17日時点ではドル/円の必要証拠金は42,846円であり、1万通貨の取引を行うためには最低でも42,846円の証拠金を用意する必要があります。

ただし逆に言えば、42,846円を用意することで、1万通貨=約1,000,000円相当の取引を行うことが可能です。

1万通貨という取引量の見方について

1万通貨単位での取引が多いのか・少ないのかという問題については、プロの投資家の見方、初心者投資家の見方、2つの見方で全く異なります。

プロ投資家は10万通貨単位が通常であり1万通貨単位は少ない

先物を始めとする証拠金取引を専門に行うプロの観点では、1取引1万通貨というのは、取引単位として少なすぎる、という面があります。

日経平均先物ラージ取引については、約100万円の証拠金が必要とされています。海外のダウ平均他の先物も同様で、先物取引は通常50~100万円が1取引当たりの必要証拠金となります。

本金額はFXでは10万通貨に相当します。よってプロ投資家の観点では、FXトレードは10万通貨単位が標準であり、1万通貨単位での取引は取引数量が少なすぎる状態です。

尚、取引所FXのくりっく365では、10万通貨単位での取引可能なくりっく365ラージというサービスの提供もなされています。

初心者には1万通貨単位は多すぎる

初心者やFXで勝てるという自信を有していない初級者には、1万通貨単位での取引は多すぎると言えます。

1ドル110円換算で、ドル/円の場合は最低でも約1,000,000円分の取引を行う事になるため、初心者が取り扱う金額としては多いと言わざるを得ません。

確かにレバレッジにより必要証拠金は少なく済みますが、レバレッジに関係なく初心者が約1,000,000円分の金融取引を行っている、と考えればその金額の多さは誰しも実感するでしょう。

1万通貨は意外に中途半端

上記のようにFXで標準とも言うべき1万通貨は、プロ投資家から見れば少なすぎ、初心者投資家から見れば多すぎるという、非常に中途半端な取引数量でもあります。

トレードは勝者か敗者の二者択一の世界です。中級トレーダーであれば1万通貨での取引が適する事になりますが、中級トレーダーはいずれ上級トレーダーになる存在であり、時間の経過とともに姿を消します。

また1万通貨以下の取引が可能なFX会社においても、取引数量の上限は100万通貨など、上限を広く確保のケースが殆どであり中級トレーダーも1万通貨に拘る理由がありません。

FXトレードは1万通貨から、という考えが頭から離れない投資家もいますが、現在は1万通貨以下での取引可能なFX会社も増えています。よって取引数量については1万通貨にこだわらず、もっと柔軟に考えてもよいのではないでしょうか。

1万通貨の取引を行う際の損失額

約5万円の証拠金を用意することで、FXでは1万通貨のトレードが可能です。しかしながら約5万円というのは、必要とされる最低限の証拠金額に他なりません。

FXに限らずトレードには負けが付き物です、どんな金融商品のベテラントレーダーでも勝率100%はありえません。よって損失を計上する際に、どの程度の損失となるかを常に意識する必要があります(いわゆる資金管理)。

1万通貨のトレードを行った場合(USD/JPYを想定)、各pipsによる損失額は下記となります。

    1pips→100円10pips→1,000円100pips→10,000円200pips→20,000円

仮に50,000円を証拠金として1万通貨でトレードした場合、100pipsの損切を行うと▲10,000円となり、当初の50,000円の資金に対し20%の資金が減少します。

資金管理の観点からは、1回のトレード当たりの損失は投資資金の5%以下にするべき、といわれるケースが多くなります。資金管理の観点では、50,000円の投資資金に対し10,000円の損失は損失額が多すぎです。

投資資金の5%を1度当たりの損失額とする場合、1回当たりの損失許容額は2,500円、1万通貨当たりの損切幅は25pipsとなります。

損切幅に応じて投資資金を増やす必要がある

投資資金=証拠金50,000円の際、1万通貨で1回のトレード当たり投資資金の5%までの損失を許容した場合の損切幅は25pipsです。また損切幅を伸ばした時の、リスク許容度5%での必要証拠金は下記となります。

    損切幅25pips→損切額2,500円→必要証拠金50,000円損切幅50pips→損切額5,000円→必要証拠金100,000円損切幅100pips→損切額10,000円→必要証拠金200,000円

損切が深くなるスイングトレードを行う場合、資金管理の観点から必要証拠金はが一気に増加します。

複数回のトレードを繰り返して資金増加を果たすFXトレードでは、負けの際に一気に資金を失うようでは、資金増加を果たすことはできません。

資金管理をしないままのトレードでは、一度の損失で取り返しのつかない損失を計上の恐れがあります。

また上記の損失許容額の5%という数字は非常に大きい数字と言われます。1%や2%が適切、と言われる事もあるため、本来はもう少し低めの設定が求められます。

1万通貨からのトレードを行う際でも、自らの手法から算出された損切幅をベースに最低限で必要とされる投資資金を算出するなど、事前の準備が必要不可欠です。

1万通貨でFXトレードする際の注意点

1万通貨でFXトレードを行う際の注意点について、下記に2点を取り上げました。

1.余裕を持って資金を用意する

上述のように、仮に1万通貨が最低の投資単位の場合でも、必要とされる証拠金は損切幅によっては倍以上に増える可能性があります。

自らが採用するトレード手法及び損切幅にもよりますが、先にも説明の通り1万通貨の場合は証拠金50,000円なら25pipsで2,500円の損失となり、投資資金に対し5%の損失です。

スキャルピングで損切幅が25pips以下となる場合を除けば、多くの場合で証拠金を更に厚めに持つ必要性が生じます。また1回の損失当たりのリスク許容量を半分の投資資金当たり2.5%にすれば、現行水準でも必要投資資金は2倍となります。

よって1万通貨で取引を行う際は、ギリギリの投資資金ではなく、余裕を持った投資資金を用意した上でトレードを行うべきです。

2.安易に取引量を増やさない

1万通貨から2万通貨に取引数量を増やす場合、本来は必要資金量が2倍必要となります。多くの初心者トレーダーは、負けを取り戻そうとして安易に取引通貨量を増加させます。

確かに100,000円の証拠金を用意すれば2万通貨での取引が可能ですが、それは資金管理を計算した上での本来必要な証拠金量とは異なる、最低限度の証拠金額です。

よって取引通貨量を増やす際は安易に増やすことなく、事前に損切幅や損失許容額を計算し、必要金額を確保した上で取引通貨量を増やすべきです。

負けが込むと一気に取り返そうと、取引通貨量を増やしがちです。しかし一気に取り返そうとすることは、一気に投資資金を減らしてしまうリスクもあります。資金管理の観点からは、本来負けて資金が減少した際は、取引通貨量を減らすのがあるべき姿です。

1万通貨から2万通貨に取引通貨数を増やすということは、単純に取引通貨数を2倍に引き上げるのと同じ意味です。安直に取引通貨量を増やさぬよう、十分な注意が必要とされます。

資金管理を考えた時、1万通貨単位では柔軟な資金管理ができず、大枠での資金管理しかできない面があります。ただし大枠であっても、資金がどの程度上下したら、取引通貨数を上下させる、というルール設定は必要不可欠です。

事前に設定したルールに基づいて、取引通貨数量の増減を行うようにする必要があります。

1万通貨取引でおすすめのFX会社

FX会社の国内最大手GMOクリック証券は、今や世界最大の取引量を誇るFX会社となっています。同社の取引単位は1万通貨です。

専業トレーダーから兼業トレーダーまで多くのFXトレーダーに利用され、世界最大の取引量を誇るGMOクリック証券は、1万通貨単位でFX取引を行うのに最もオーソドックスなFX会社です。

尚、GMOクリック証券は株式やCFDの取引が可能であり、非常に汎用性の高い会社です。

また国内第2位のFX会社のDMM.cm証券も1万通貨単位での取引がなされているFX会社です。多くのトレーダーに利用されているDMM.com証券も、1万通貨単位のトレードを行う際の、非常にオーソドックスな選択肢となります。

そして東証1部上場のマネーパートナーズグループが運営の「パートーナーズFX」は1万通貨単位の取引で、ベテラン投資家も多く利用するサービスとして知られています。大きな注文もスムーズに入り、ストレスなく売買が可能となっています。

1万通貨以上、1万通貨単位のFXトレードの場合、非常に多くの選択肢を取ることができます。使い勝手や自らのトレード手法との相性を利用しながら確認し、自らのトレードスタイルに最適なFX会社を探す姿勢も必要と言えるのではないでしょうか。

口座開設時のキャッシュバックがあったから、とそのまま特に理由もなく同じFX会社を利用している投資家も多い現実があります。選択肢の広い1万通貨単位で取引するなら、FX会社の選択の余地も多いため、その利点を生かすべきです。

まとめ

FXトレードは1万通貨単位での取引が一般的とされています。ただし現在は1,000通貨単位での取引可能なFX会社も増えており、広い視野を持った上で取引数量を考えるスタンスも必要です。

FXで基本とされる1万通貨単位でFXトレードを行う場合は、損切幅や最大損失許容額など資金管理を踏まえた上でのトレード及び取引数量の把握が必要不可欠となります。

また1万通貨から2万通貨に取引数量を増やすことは、2倍の取引数量でトレードを行うことになります。

安易に取引数量を増加させることなく、投資資金を踏まえて資金管理を行いながらのトレードを心掛けたいものですね。

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