FXのスワップポイントとは?最近話題の高金利通貨までまるごと解説!

  • 更新日: 2019/08/06

ざっくり解説!スワップポイントとは

  • スワップポイントとは「2つの通貨の金利差」
  • 各国の金地によって獲得できるスワップポイントが変わる
  • スワップポイントは保有しているだけで受け取ることができる
  • 低金利通貨と高金利通貨の通貨ペアであれば、ほぼ毎日利益を上げることができる
  • FX市場がクローズするとスワップポイントを獲得することができる
  • 長期でのFX取引運用におすすめ
  • スワップポイントも税金がかかるので確定申告が必要

FX取引では、2つの通貨間で生じる差額である為替差益で利益を上げるのが一般的な方法です。

これ以外に、FXではもう1つ代表的な利益を上げる方法として、スワップポイントというものがあります。ある程度資金がある方には外貨預金代わりの資産運用方法としても人気で、大物トレーダーの中には、実際にこのスワップポイントの受取りだけで金利生活をしている人も存在します。

この記事を読めば、FX取引の特徴の1つでもあるスワップポイントやスワップトレードのメリットや注意点への理解度がより深まるはずです。

「FXを始める前に知っておきたいこと」については以下の記事で詳しく説明しているので、こちらもチェックしてみてください。

この記事の目次

スワップポイントとは

まず最初に、スワップポイントの仕組みについて解説していきたいと思います。

スワップポイントは2つの通貨の金利差

為替差益が2つの通貨のレートの差であるのに対し、スワップポイントは2つの通貨間での金利差のことを言います。

各国の通貨には、それぞれ国が定めた金利が存在します。例えば、日本円は金利が0.1%に設定されており、世界的に見ても低金利の通貨に属していますが、一方でトルコリラは8.0%と、非常に高い金利設定がなされています。

スワップ益のイメージ

スワップポイントを獲得するには、低金利通貨と高金利通貨を組み合わせた通貨ペアを選択するところから始まります。

低金利の通貨を売って高金利の通貨を買うことで、スワップポイントを獲得できるポジションを建てることができます。ですので、例えばドル円のロングポジションを持った場合、円を売ってドルを買うわけですので、金利の高いドルと金利の低い日本円との間の金利差によって生じたスワップポイントが付与されます。

このようにして、金利差のある通貨ペアのポジションを持った場合、決済せずに持ち続けてロールオーバーすることで、金利差の分の利益がトレーダーの手元に入ってきます。

スワップポイントを獲得するために行うことは、金利差のある通貨ペアのポジションをロールオーバーするだけです。そのため、金利情勢を把握しておけば、他に難しい技術は必要ありません。

スワップ運用

スワップポイントを獲得するためのトレードをスワップトレードと言い、それを目的にFX取引を行うトレーダーも多くいます。

以下に、主要国の政策金利をまとめてみました。(2018年3月現在)

  • 日本:0.10%
  • アメリカ:1.75%
  • 欧州:0.00%
  • イギリス:0.50%
  • カナダ:1.25%
  • オーストラリア:1.50%
  • ニュージーランド:1.75%
  • スイス:-1.25%
  • 南アフリカ:6.75%

FX業者が提示しているスワップポイントは、FXの通常の取引単位である1万通貨分の1日の金利差です。

たとえば、FX業者A社の2018年3月26日の米ドル/円のスワップポイントは、「売Swap -34円、買Swap 34円」でした。

このスワップポイントのケースでは、米ドルを1万ドル分買って翌日まで1日もっていると、34円の金利差益がもらえることになります。この金利差益は、低金利の通貨を売って高金利の通貨を得たことからきています。

3月31日に米ドルを1万ドル分買って同日にすぐ売ってしまった場合にはスワップポイントはつきません。なお、売Swap =買Swapとならない理由は、FX業者が手数料を取っているためです。

新興国通貨の金利は高いけれど

トルコリラや南アフリカランド、メキシコペソなどの新興国通貨は金利が高く、FX初心者の方にとってスワップトレードの対象通貨としては非常に魅力的に映るかもしれません。

しかしながら、これら高金利な新興国通貨は、他国との関係などによる経済的理由から暴落を起こすことも珍しくないため、運用にはそれなりの知識が必要だということを覚えておき、スワップポイント狙いの場合でも、金利の高さと安定性を比較して、もらえるスワップポイントを算出し、自分に合った通貨ペアを選択しましょう。

高金利通貨に依存してしまうと、想定外のことでデフォルト(債務不履行)になった場合、その通貨の価値は0円になってしまい、結果的に日本円が1円も戻って来ない状況になることもありえます。

安定性の高さではNZドルや豪ドルなどが、金利も高く、利上げも検討されており、人気が高いです。

スワップポイントのプラスとマイナスの違い

上述の「米ドル・日本円のスワップポイント:売Swap -34円、買Swap 34円」の例では、日本円を売って米ドルを1万ドル分買って翌日までもっていると米ドル・日本円の金利差益であるスワップポイント34円をもらうことができました。

逆に、米ドル1万ドル分を売って日本円を買い翌日まで1日もっていると-34円のスワップポイントをもらうことになります。「-34円のスワップポイントをもらう=34円のスワップポイントを払う」ことになります。つまり、高金利の通貨を売って低金利の通貨に乗り換えために、金利差損をこうむることになったのです。

次に、政策金利ではマイナス金利になっているスイスフランと日本円のスワップポイントを見てみましょう。FX業者A社の2018年3月26日の実際のスイスフラン・日本円のスワップポイントは、「売Swap 13円、買Swap -13円」でした。

このケースでは、スイスフラン1万フラン分を売って日本円を買って翌日までもっていると13円のスワップポイントをもらうことができます。一方、日本円を売ってスイスフラン1万フランを買って翌日までもっていると13円のスワップポイントを支払います。

つまり、プラスのスワップポイントでは金利差をもらえますが、マイナスのスワップポイントは金利差を支払わなければなりません。

プラスのスワップポイントはより高金利通貨への交換、マイナスのスワップポイントはより低金利通貨への交換からきています。

スワップポイントは保有しているだけで受け取ることができる

スワップポイントは、ポジションを保有している限り受け取ることが可能です。土日祝日分のスワップについては、基本的に木曜日に調整して日数分の合計を受け取れるようにしているFX会社が多いようです。

FX会社によっては水曜日だったり金曜日だったりすることもありますので、事前に自分の使っているFX会社で支払いのタイミングを確認するようにして下さい。

低金利通貨と高金利通貨の通貨ペアであれば、ほぼ毎日利益を上げることができるので、通常の為替差益を狙った取引と並行して行う人も多いようです。

例えば、金利差の大きな別の通貨ペアを取引するにあたり、為替差益を狙って購入しつつ、スワップポイントでの利益も狙います。もしそのポジションで損失が出ても、スワップポイントが付与されることで、損失分を補填できる可能性もあります。

しかし、高金利通貨を売り低金利通貨を買った場合は、スワップポイントを支払わなければいけないため注意が必要です。

ニューヨーク時間終了時に獲得できる

スワップポイントは、FX市場の1日において最後にクローズする、ニューヨーク時間を終了すると、獲得することができます。

先ほどから何度か出てきている「ロールオーバー」という言葉ですが、このロールオーバーこそが、スワップポイント獲得に重要なのです。ロールオーバーは、翌日に持ち越すという意味になります。

例えば、朝8時にあるポジションを持ち、日が変わった翌日の朝4時に決済したとします。この場合、20時間ポジションを持ち続けたことになりますが、ロールオーバー前に決済しているため、スワップポイントは付与されません。スワップポイントが付与されるためには、ポジションをロールオーバーする必要があるからです。

ですので、例えば、夜8時にポジションを持ち、翌日の夕方4時に決済した場合は、スワップポイントが発生します。同じ20時間でも、ロールオーバーをする・しないで、スワップの付与に影響が出てきてしまうのです。

なお、スワップポイントはロールオーバー後に発生しますが、即時に反映されるわけではありません。FX会社によってタイムラグがあったりもしますが、日本時間の午前7時前後に発生することが多く、これがニューヨーク時間のクローズ時間です。

あとはFX市場がサマータイム(夏時間)の場合、ニューヨーク時間のクローズ時間が1時間早くなりますので、その分早く獲得できます。

ここまでスワップトレードの基本的な仕組みについて説明しました。スワップポイントは1つのポジションを持つだけで、簡単に利益を上げることができるFX取引の一種なのです。

スワップポイントのメリットとデメリット

この章では、スワップポイントのメリットとデメリットについて、解説していきます。ポジションを持つだけで受け取れるスワップポイントですが、リスクも存在するということも同時に理解しておきましょう。

メリット デメリット
少ないリスクでFX取
引ができる
スワップポイントだ
けで利益を得るには
少し弱い
難しいFX相場分析が
必要ない
FX相場の動きに対す
る反応が鈍くなる
他のトレーダーと駆
け引きをする必要が
ない
スワップポイントを
支払うこともある

スワップポイントのメリット

少ないリスクでFX取引ができる

スワップポイントは、リスクが比較的少ない取引方法です。高金利通貨は長い間高金利の場合が多く、低金利通貨も急激に金利が上がることはほとんどありません。

ポジションを持ち続けるだけで利益が上げられるので、先ほど解説したように、他のポジションで出た損失を将来的に補うこともできます。

また他のポジションで利益が出た場合は、効率よく利益を上乗せすることも可能で、確実に小さな利益を積み上げたいという人におすすめです。

難しいFX相場分析が必要ない

為替差益で利益を上げる場合は、テクニカル分析やファンダメンタルズ分析を利用して、チャートやレートの動きの見通しを立てる必要があります。

一方で、スワップポイントは金利差で利益を獲得できるので、そのような分析は不要となります。とはいえ、各国の政策金利が変更されることはもちろんあります。しかし、政策金利の変更が決まったからといって、その瞬間に金利が変更になることはほとんどありません。

トレード中、チャート画面にずっと張り付いていられないという人にもおすすめです。

他のトレーダーと駆け引きをする必要がない

為替差益で利益を上げるには、他のトレーダーの思惑や、投機的な動きにも注目して、その動きを加味したトレードをしなくてはいけません。

また大勢のトレーダーの動きを予想したポジション取りをするトレーダーもいるので、たくさんのトレーダーと駆け引きを行う必要があります。

スワップポイントは、ポジションを持っているだけで獲得できます。そのため、他のトレーダーがFX相場でどのように立ち振る舞うかというのは、あまり関係ありません。

常に、自分が利益を上げる状態を確保できているようなものと言っていいでしょう。

スワップポイントのデメリット

スワップポイントだけで得るには少し弱い

スワップポイントは安定して簡単に利益を上げることができますが、同じ通貨ペアであれば、獲得できる利益は大体決まっています。

よって、為替差益で利益を上げるのに比べると、金額は少ないです。為替差益はどれだけ初期費用が少なくても、レートの変動によって大きな利益を獲得することもできます。

スワップポイントは、あくまで為替差益を狙ったトレードの補佐的な意味合いが強く、単独では少し運用利率が悪いと言えます。

さらに、スワップポイントは、1ロットあたりに付与されるため、保有ポジションが多ければ多いほど、付与される額も大きくなります。しかし、それと同時に、損失を被るリスクも大きくなります。なぜならば、スワップポイントを獲得するためには、ポジションを持たなくてはならないからです。

ロングポジションを持つことで、スワップポイントが付与される場合、相場が上昇トレンドになれば、為替差益でも利益が出て、スワップポイントでも利益が出ます。しかし、相場が下降トレンドになると、為替損失が出て、付与されたスワップポイントで、損失をある程度補てんするような形になってしまいます。

為替損失の額<スワップポイントである場合は良いのですが、為替損失の額>スワップポイントになってしまうと、スワップが付与されたところであまり意味がないものになってしまうケースもあります。

例えば、何らかのニュース等で、相場が短時間に大きく動いた場合がそうです。スワップが付与されても、それを打ち消して余りあるほどの大きな損失が出てしまい、付与されたスワップポイントは、まさに焼け石に水といった状態になってしまうのです。

スワップポイントは魅力的ではありますが、ポジションを持つことで発生する以上、為替変動による損益の影響の方が大きいことを念頭に置く必要があります。

FX相場の動きに対する反応が鈍くなる

スワップポイントは、利益獲得にあまり相場の分析が必要ないという話をしました。スワップポイントのことばかり考えていると、いざ為替差益を狙ったトレードを行うときに、なかなかFX相場の動きが掴めず、流れについていけなくなります。

またFXのシステムを勉強できる時間も少なくなります。FXにおいて1番重要な資金管理、利食い・損切りの知識や、レバレッジの危険性に対する考えが甘くなってしまうことにも繋がります。

スワップポイントを支払うこともある

低金利通貨を売って高金利通貨を買えば、スワップポイントを獲得することができますが、金利が逆転すると、スワップポイントを支払うことになります。

日本円と新興国通貨のように、明らかに金利差がある場合では、なかなか起こることではありません。しかし金利の変動が大きい通貨であれば、金利が逆転して損失が出てしまうというケースも考えられます。

なお、日本円の場合、低金利通貨ゆえに、ショートポジションを持つことでスワップポイントが引かれてしまうケースが多いことに気を付ける必要があります。

スワップポイントのメリットとデメリットについて解説しましたが、ご理解いただけたでしょうか。スワップポイントは、難しい知識を必要とせずに利益を上げることができますが、トレーダーとしてのスキルアップには、あまり向いていないという傾向があります。

レバレッジ1倍と25倍はどう違う?

レバレッジとは、てこの原理の要領で、少ない証拠金で多くの通貨を取引できる仕組みのことです。レバレッジ1倍は、証拠金と同額の通貨を取り扱うことができます。例えば、ドル円が100円の時、証拠金が100万円あるとすると、1万通貨が取扱可能です。レバレッジ25倍になると、100万円の証拠金で2500万円の通貨を扱えるので、25万通貨の売買が可能です。

レバレッジを利かせることで、より多くの通貨が扱えるので、スワップポイントもそれだけ多く得られます。ただ、高レバレッジでのFX取引は、為替相場が大きく動いた時にはロスカットにより証拠金を大きく減らす可能性もあり、ハイリスクハイリターンです。スワップポイントを積み重ねる上では、長期投資となる場合が多いため、あまり高いレバレッジをかけることはおすすめしません。レバレッジ1倍ないし多くても3倍程度とし、外貨預金と同じような感覚での投資がおすすめです。

長期でのFX運用にスワップポイントはおすすめ?

長期でのFX運用には、スワップポイントがおすすめです。保持すればするほどスワップは貯まっていくので、長期運用に適しています。ただ、高金利通貨は、政局の不安定さなどから為替相場の変動が大きくなる危険性もはらんでいます。長期投資用のポジションを建てる場合も、ある程度ファンダメンタルを考慮して投資するようにしましょう。レバレッジは1倍にしておくと、少々のことではロスカットにならないため安心です。

また、毎月少額ずつ、定額で高金利通貨を保持するようにすることで、ドルコスト平均法で為替相場の変動を吸収しながらスワップポイントを積み立てることもできます。長期運用には、1000通貨など少なめの取引量で、少しずつ資産形成していくような投資方法を検討してみてください。

スワップポイントの計算方法

この章では、スワップポイントの計算方法について解説していきます。スワップポイントは、具体的にどれぐらいの額を積み重ねることができるのでしょうか。

1日のスワップポイントの計算方法

1日のスワップポイントは、1年間のスワップポイント÷365という計算式で割り出すことができます。

1日のスワップポイント=1年間のスワップポイント÷365

FX会社が提示している、通貨ごとのスワップポイントは、この1日分の場合が多いです。ほとんどのFX会社で、10,000通貨ペアを保有したときの金額が提示されています。

1年のスワップポイントの計算方法

1年間のスワップポイントは、FXレート×保有している通貨数×金利差ということになります。

1年間のスワップポイント=レート×保有通貨数×金利差

FXレートや通貨単位数が関係しているので、スワップポイントの獲得額は、日々変化するものだということが分かります。

通貨の値動きが関係するのは、スワップポイントの計算方法に、レートの額が関係しているからです。よって実際には、FXレートも確認しておかないと、獲得できるスワップポイントは計算できないということです。

スワップポイントの獲得シミュレーション

豪ドル円の通貨ペアで、スワップトレードを行った場合で、金額をシミュレーションしてみます。

1年間のスワップポイント

日本円の金利が0.1%、豪ドルの金利が1.50%で、そのときのレートが1豪ドル=90円だったとします。

1年間のスワップポイントは、

90×10,000(通貨単位)×{(1.5-0.1)/100}=12,600円

ということになります。

1日のスワップポイント

1年間のスワップポイントを参考に割り出すと、

12,600÷365=34円50銭

ということになります。これはあくまで1豪ドル=90円のレートですから、金利の変動やFXレートの変動によって、上がる場合もあれば下がる場合もあります。

スワップポイント狙いの投資方法と注意点

高スワップポイント通貨の場合は、買って持っているだけでスワップポイントという高金利差益を受け取り続けるという投資方法をとることが可能です。

ただし、注意点として、高スワップポイント通貨は為替変動リスクが高い傾向にあることがあげられます。

参考までに、高スワップポイント通貨の代表格である南アフリカランドと豪ドルについて、2016年3月31日の為替レート(終値)と2005年以降の最高値・最安値を見てみましょう。

・ZAR/JPY(南アフリカランド・日本円):BID売 7.616 ASK買 7.630

最高値19円台後半(2006年2月)~最安値6円台半ば(2016年1月)

・AUD/JPY(豪ドル・日本円):BID売 86.237 ASK買 86.244

最高値107円台後半(2007年11月)~最安値55円台半ば(2009年2月)

より変動幅が大きかった南アフリカランドの場合、最高値圏で10万ランドを買って今もなおキープしている人は、必要証拠金を追加しながら、2016年3月末には120万円を超える含み損を抱えていることになります。

ただし、実際には高スワップポイントを長年受け取り続けているため、損失はここまで大きくありません。

高スワップポイント通貨の場合、為替差益を狙わず為替変動リスクに対しては証拠金をたっぷり用意して備え、高スワップポイントを長く受け取り続ける戦略を選ぶことが可能です。もちろん、為替変動に合わせて早い段階で撤退するという、ふつうの戦略を選ぶこともできます。

つまり「選択肢が2つある」といえます。

以上のように、スワップポイントが高いか低いか、プラスかマイナスかは、投資家の投資行動を左右します。特に、高スワップポイント通貨の場合は、買ってもっているだけで高いスワップポイントを受け取り続けるという投資方法も可能です。

スワップポイントは相場によって日々変化しますので、チェックを忘れないようにしましょう。

スワップポイントを再投資する複利運用とは?

長期投資により得られたスワップポイントを再投資することで、複利運用することも可能です。ポジションを決済しなくても、スワップポイントだけ引き出して受け取れるFX会社があります。スワップポイントは日々蓄積されていますので、ある程度まとまったところで投資するか、最低取引通貨単位が小さいFX会社でこまめに小さな単位でポジションを建てるかを選べます。高金利通貨を複利運用にすると、更に利益率が良くなりますので、興味があれば試してみてはいかがでしょうか。

スワップポイントには税金がかかる?

スワップポイントで大きな利益を得た場合は、為替差益と同様に所得税がかかります。税金はどのぐらいかかるか、確定申告はどういう条件でしないといけなくなるのかを見ていきましょう。

税金はどのぐらいかかる

国内のFX業者との取引で得た利益は雑所得となり、申告分離課税でFXなどを含む先物取引全般の損益を通算した上で、一律20.315%の税金が引かれます。海外FX業者の場合は総合課税として計算する必要があり、最高40%もの税金を納めなくてはなりません。税制面では、国内FX業者が優遇されている状態です。

確定申告も必要

上記で説明した税金を支払うためには、確定申告が必要です。会社員など給与所得者は20万円以上の利益、主婦やフリーターなど、給与所得者以外は38万円以上の利益が発生したら、確定申告の手続きをしましょう。確定申告は毎年1月下旬ごろから3月15日までの間に行います。なお、FX取引で損失を出した場合は、その損失を3年間繰り越すことができます。ただし、海外FX業者は損失繰り越しの対象外なので間違えないようにしましょう。

各国の金利状況

この章では、2018年7月時点における各国の金利状況について解説します。

各国・通貨ペアごとの予想をもっと詳しく、ご覧になりたい方は「主要通貨ペア5つの2018年下期為替予想!」をご覧ください。

トルコ

2018年5月より政策金利が大幅に上昇して、2018年7月現在で17.75%という驚異的な利率になっているトルコ。トルコリラは、高金利通貨の人気ランキングでは常にトップクラスの人気を誇ります。利率は非常に魅力的なのですが、テロの頻発やアメリカとの関係悪化による政情不安が続いているため、トルコリラ円は下落し続けています。そのためロングポジションを持ち続けていると元金が目減りする可能性は否定できません。

最安値を更新している状況では、どのタイミングでロングポジションを建てれば良いのか迷うところです。このような時は、ドルコスト法などの分散投資でリスクを分散させて、少しずつ積み立てていくイメージで投資を検討してみてはいかがでしょうか。レバレッジは1倍、多くても2倍ぐらいにして、様子を見ながらロングポジションをゆっくり増やしていきましょう。

メキシコ

2018年7月現在で政策金利は7.75%で、高金利通貨としての存在感を増しつつあるメキシコペソ。トランプ大統領の動向に影響を受けて下落基調だったメキシコペソですが、6月21日に政策金利を0.25%上げたことで、価格は回復基調にあります。高金利通貨としてはトルコリラの次に魅力的な高金利で、長期投資にはそろそろ良い状態になりつつあるのではないか、と期待の眼差しが向けられています。

南アフリカ

南アフリカは、金など豊富な資源に恵まれた国で、経済発展が目覚ましいことで知られています。南アフリカの政策金利は、2018年7月現在で6.5%あり少しずつ下がってきてはいますが、南アフリカランドは世界の中でも高金利で魅力のある通貨です。現在の主要な高金利通貨の中で、トルコ、メキシコに次ぐ政策金利なので、レバレッジはあまり多くせずポジションをホールドすることを検討してみてはいかがでしょうか。

ニュージーランド

資源国のニュージーランドですが、トランプ大統領の保護貿易政策のあおりを受けてしまっている状況です。米中貿易の悪化が影を落とし、経済成長は弱含み。2018年7月現在、政策金利は1.75%と低水準を維持しています。今後、経済状況が上向かなければしばらく軟調が続きそうです。

オーストラリア

資源国のオーストラリアは、高金利通貨の中では比較的安定感のある通貨として人気があります。現在の金利状況はニュージーランドとかなり似ています。最大の貿易相手国の中国がアメリカと貿易摩擦を起こしているため、オーストラリアの通貨にも影響が出てしまっている状態です。現在の政策金利は1.5%据え置きのまま。今後の動向に注目したい国です。

ここまで紹介した「南アフリカ・ニュージーランド・オーストラリア」は資源大国としてこの先、急落する可能性は少ないとされています。

日本

なかなか政策金利が上がらない日本は、いまだに世界有数の超低金利、0.10%を維持しています。クロス円の通貨ペアは、ほとんどがロングポジションでプラスのスワップ金利となります。今年はどこかの時点で利上げがあるのか、注目したい状況です。日本よりも金利が低い国は、ヨーロッパやスイス、スウェーデンなどです。

アメリカ

アメリカの政策金利は、少しずつ利上げ傾向になっています。気が付けば、香港やニュージーランドと同レベルの利率にまで回復して、政策金利は2.00%と高金利通貨の仲間に。ドル円のロングポジションを持つときには、かなり大きなスワップポイントも付いてきます。ただ、ショートポジションを保持する際は、あまり長く持っているとマイナススワップがかなり付くので注意したい通貨です。

ヨーロッパ

ヨーロッパの政策金利は現在0.00%。まったく利息が付かない状態です。2016年3月からゼロ金利はそのまま据え置かれていますが、ユーロ円は若干日本の方が利率が高いため、ロングポジションを持つとマイナススワップになります。取引時には注意しましょう。

スワップポイントを獲得しやすい通貨

スワップポイントを獲得するには、獲得に向いている通貨を選択する必要があります。

この章では、スワップポイントを獲得しやすい通貨について、詳しく解説していきます。またスワップポイントに向いている通貨だからとはいえ、リスクはあることを肝に銘じましょう。

スワップポイントを獲得しやすい通貨

南アフリカランド

南アフリカランドは、2018年3月現在、6.75%という高い政策金利を誇っています。金利の変動が激しく、高いときでは20%を超えていた場合もあるので、低金利通貨と組み合わせれば、スワップポイントで大きな利益を上げることも可能です。

南アフリカランドは資源国として有名で、金やダイヤモンドなどの鉱物資源が多く産出されています。金の価格と南アフリカランドが連動しているという特徴もあります。

スワップポイントを狙うには非常に適している通貨ですが、政治・経済の面では不安定な部分も多く、為替変動が激しいという特徴があります。運用するには、FX相場の分析もしっかり行う必要があるでしょう。

ニュージーランドドル

ニュージーランドドルは、先進国通貨に分類されているオセアニアの資源国通貨で、値動きがそれほど大きくないのが特徴です。

国債などの評価も高く、大きな政策金利の変動やレートの変動がないので、FX初心者のスワップトレードにも向いていますが、2017年9月現在、金利は1.75%と高金利通貨というには少し低めです。そのため、地道にコツコツ利益を積み上げていく必要がある通貨といえます。

ニュージーランドドルに関しては、スワップポイントを支払わなくていいように、できるだけ金利の低い通貨と通貨ペアを組むことが大切です。

豪ドル

ニュージーランドドルと同じく、豪ドルもオセアニアの先進国・資源国通貨です。隣接する国というだけあって、特徴はニュージーランドドルと非常に似通っています。

FX相場の動きも安定しており、比較的低リスクでスワップポイントを獲得できる通貨として、非常に有名です。

ニュージーランドドルと同じく、2017年9月現在で金利が1.50%と、それほど大きな利益は望めません。また年々豪ドルの金利は下降傾向にあり、以前よりそれほど高金利通貨としての認識はなくなってきています。

なお、オーストラリアは中国と経済的に関係が深いため、豪ドルは中国の指標発表に動きが左右されやすいことを念頭に置く必要があります。

英ポンド

英ポンドは、為替差益の狙ったトレードでも、ハイリスクハイリターンの通貨として人気があります。メジャー通貨の中では流動性も高く、激しい値動きを狙った投機的な動きが多いため、注意が必要な通貨です。

値動きが非常に大きいため、タイミングが合えば、大きな利益を獲得できる可能性も高い通貨ではあります。もちろん、大きな損失を被る可能性もあります。

ポンドの2017年現在の金利は0.25%で、低金利の通貨に属しています。なるべく高金利で安定している豪ドルやニュージーランドドルと通貨ペアを組むことをおすすめします。

新興国通貨と通貨ペアを組むのは、FX上級者でもなかなか予想が難しいので危険です。

ユーロ

取引量世界1位の通貨で、ヨーロッパのEU圏で使用されている統一通貨です。2017年9月現在の金利は0.00%で、日本円よりも低い超低金利通貨です。

取引量が多いため、FX相場の値動きは非常に安定しています。違うポジションで為替差益を狙い、ユーロを絡めた通貨ペアでスワップポイントを狙えば、効率的に利益を上げることができるでしょう。

値動きが少ない代わりに、それほど大きな利益獲得は望めません。また近年は、イギリスのEU離脱などに伴って、安定感に陰りが見えていると言われています。EU加盟国内の政治経済に絡むニュースに動きが左右されやすくなっていますので、注意が必要です。

スワップポイントの基本的な考えは、高金利通貨であればあるほど獲得金額が増える代わりに、リスクも上がります。スワップポイントは、基本的に大きな利益を狙う取引ではないので、豪ドルやニュージーランドドルなどのバランスがいい通貨を使用することで、利益の確実性は上がります。

トルコリラ

冒頭でもご紹介したトルコリラはニュージーランドドルやオーストラリアドルに比べても8.0%と非常に高金利で、スワップポイント狙いのFXトレーダーの注目度がとても高い通貨になります。

新興国通貨でもあり、FXでの取引量、参加者はそれほど多くなく、マイナー通貨として位置づけられています。ブラジルレアルなどもそうですが、新興国が金利を高く設定しがちなのは、まさに外からの資金を入れるためで、スワップトレードに非常に向いている通貨と言えます。

ただ、新興国通貨はリスクオン通貨とも呼ばれ、基本的にハイリスクハイリターンです。相場が安定しているときにこそリスクを取りに行くトレーダーも増えるため、より取引されやすくなります。

スワップポイントが高いおすすめのFX会社

この章では、スワップポイントが高いFX会社をいくつか紹介します。

GMOクリック証券

GMOクリック証券は、総合力の高さでも有名なFX会社ですが、各通貨ペアのスワップポイントも業界最高水準であることで有名です。
スワップポイントに関しては他社に比べ、GMOクリック証券が一歩抜き出てると言わざるをえません。

豪ドル円が1日68円、ニュージーランドドル円が64円と全体的に平均値が高く、ポンド円も23円と他社に比べて圧倒的な金額です。

GMOクリック証券

Medium 533175
口コミ点数 Point star4 0 4.3
総合ランキング 2位
初回入金額 無料
推しポイント 低コスト&高スワップ◎
主要通貨スプレッド
米ドル/円 ユーロ/円 豪ドル/円
0.20銭原則固定(例外あり) 0.50銭原則固定(例外あり) 0.70銭原則固定(例外あり)
買いスワップポイント
米ドル/円 ユーロ/円 豪ドル/円
36円 -15円 43円

外為オンライン

外為オンラインは、バーチャルFXという仮想通貨を使った取引ができる口座があったりと、常にトレーダーを飽きさせないことで有名です。

外為オンラインで特筆すべきは、豪ドル円のスワップポイントが76円と非常に高いところです。豪ドル円は取引するトレーダーが多く、多くのトレーダーが外為オンラインを選んでいるのにもうなずけます。

外為オンライン

Medium imagesender
口コミ点数 Point star4 5 4.5
総合ランキング 3位
初回入金額 5,000円
推しポイント 自動売買ツールがおすすめ
主要通貨スプレッド
米ドル/円 ユーロ/円 豪ドル/円
1.00銭原則固定(例外あり) 2.00銭原則固定(例外あり) 3.00銭原則固定(例外あり)
買いスワップポイント
米ドル/円 ユーロ/円 豪ドル/円
15円 -20円 10円

DMM FX

DMM FXは、FX会社としての総合力が業界No.1とも言われ、FX初心者にも非常に人気があるFX会社です。

豪ドル円のスワップポイントが64円など、他社と比べて高水準に設定されている通貨も多いです。スワップポイントだけなら上回るところもあるかもしれませんが、総合力が高い上にスワップポイントも高水準なところが、非常に評価が高い理由です。

DMM FX

Medium 300 250
口コミ点数 Point star4 5 4.9
総合ランキング 1位
初回入金額 無料
推しポイント FX口座数 国内第1位!
主要通貨スプレッド
米ドル/円 ユーロ/円 豪ドル/円
0.20銭原則固定(例外あり) 0.50銭原則固定(例外あり) 0.70銭原則固定(例外あり)
買いスワップポイント
米ドル/円 ユーロ/円 豪ドル/円
20円 -7円 25円

注意:スワップポイントは日々変動します

スワップポイントは各FX会社毎に、日々変動します。特に国毎の政策金利が変わると大きな変動が起こる傾向にありますので、最低でも1ヶ月に1度ぐらいの頻度で自身が口座開設されているFX会社のスワップポイントを確認するようにしましょう。

今回ご紹介したスワップポイントが高いおすすめ会社のスワップポイント確認ページへのリンクとなりますので、ご活用ください。

未決済のスワップポイントを引き出し・受け取りできるFX会社

未決済のスワップポイント引き出し・受け取りサービスを提供しているFX会社を紹介します。

  • SBI FX トレード
  • DMM FX
  • 外為オンライン
  • 外為ジャパン
  • GMOクリック証券(FXネオ)
  • マネースクエア(M2J)
  • ひまわり証券(ひまわりFX)
  • YJFX!(外貨ex)
  • 楽天証券

など

各FX会社のサイトには、スワップカレンダーが掲載されていて、毎日のスワップポイントが表示されます。中でも、SBI FXトレードは、1通貨から取引が可能なので、引き出したスワップポイントを再投資しての複利運用がしやすいFX会社です。取引ツールも使いやすいので、複利運用に興味のある方は、利用を検討してみてはいかがでしょうか。

まとめ

ここまで、スワップポイントについてさまざまなことを解説してきましたが、仕組みやメリット・デメリットは理解していただけたでしょうか。

スワップポイントは非常に少ないリスクで利益を上げられる方法です。しかし、選択する通貨ペアを間違えたり、しっかり調べずに行ってしまうと、痛い目を見る可能性もあります。

また、スワップポイントは為替差益を補助するタイプの利益である以上、スワップポイントの利益だけを得ているトレーダーはごく少数であることは覚えておく必要があります。そのため、為替差益を狙いながら、保険としてスワップポイントが狙えるポジションも保有しておく、という形が良いのではないかと思います。

スワップは、初心者にとって、為替差益を狙うFX取引よりもハードルが低いのは事実です。ただし、スワップだけで利益得ることは難しく、あくまでもメインは為替差益で、スワップはおまけ程度に考えておくと良いのではないかと思います。

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