• 更新日: 2019/09/19

2019年9月19日の米ドル/円の1時間足チャート

2019年9月19日|本日午後からのFX相場予想

本日の日経平均株価は前日比103円75銭高の22,064円46銭で寄り付いた後、上げ幅を拡大。堅調に推移している。

昨日のFOMC後、金融株に買いが入ったことでNYダウが上昇したことや、円安が進んだことが好感された模様。

なお、後場は前日比163円91銭高の22,124円62銭で寄り付いた。

一方、ドル円は序盤は堅調だったものの、ドル買いが一服したことと利益確定売りに押され、1ドル108円20銭台まで下落。

その後、仲値近辺には実需筋や海外短期筋のドル売りが入ったため、1ドル108円13銭まで円高が進んだ。

昼頃に日銀の金融政策決定会合の結果が発表され、大方の予想どおり現状維持となったことから、失望売りによりドル円は1ドル107円70銭台まで水準を下げている。

昨日のドル円は、この日のFOMCを前に様子見ムードが広がった。

そのため、東京時間からロンドン時間の途中まで、ドル円は小幅なレンジで推移した。

昨日のFOMCでは、FF金利の誘導目標をこれまでの年2.00%~2.25%から、年1.75%~2.00%と、0.25%の追加利下げが発表された。

市場予想どおりの利下げとなったものの、予想外となったのは、年内の追加利下げが不透明になったことである。

昨日のFOMCでは、参加者17人のうち、年内にあと1回の追加利下げを見込む参加者は7人と過半数を割り込んだ。

残る10人のうち、5人が今回の利下げ後の金利据え置きを主張し、ほかの5人は政策金利を年2.00%~2.25%にすべきとの主張をしたため、この日発表された経済・金利見通しの中央値は2019年末までの追加利下げが0回となった。

会合後に公表されたFOMCの声明文では、「成長の持続へ適切な行動をとるだろう」との文言が残っており、パウエルFRB議長も「景気が失速するようであれば、大規模な連続利下げが適切だ」との考えを示し、追加利下げの可能性は残存している。

しかし、経済・金利見通しの結果から、今回の利下げがタカ派的であると市場では受け止めており、米株式市場ではいったん売り優勢となる場面もあった。

なお、トランプ米大統領が要求するマイナス金利に関して、パウエルFRB議長は、「将来的に金利が実行下限制約に到達しても、大規模な資産購入とフォワードガイダンスを検討するだろう」と述べ、導入を否定した。

これを受け、トランプ米大統領は「パウエルFRB議長とFRBはまた失敗だ。

根性も分別も先見性もない!」などとTwitter上で批判した。

このように、昨日のFOMCは大方の予想どおり0.25%の追加利下げが決まったが、市場が予想していた年内のあと1回の追加利下げに関しては、可能性の余地は残しているものの、実現するかどうか現状は不透明だ。

とはいえ、パウエルFRB議長は追加利下げについて含みを持たせたため、いったん売られた米株も持ち直した。

これを受けて冒頭でも書いたように、本日の日経平均株価は堅調に推移している。

なお、昨日は米国の8月の住宅着工件数も発表された。

事前予想の前月比+5.0%、125.0万件を大幅に上回る同+12.3%、136.4万件と2007年6月以来となる高水準になった。

住宅ローン金利の長期低下の影響が出てきたと市場では結果を好感する一方、用地や労働力不足による需給のひっ迫といった問題点もあり、今回の結果が好転を示すものかどうか、判断の見極めにはあと数か月必要とみられている。

なお、冒頭でも書いたとおり、本日開催の日銀の金融政策決定会合では現状の政策が維持された。

15時半からは黒田日銀総裁の記者会見が発表される予定だ。その発言内容によってドル円のボラティリティが高まる可能性があるため、動向を注視したい。

本日の上海総合指数はプラス圏からマイナス圏へ沈んだものの、その後は下げ幅を縮めて再びプラス圏に転じている。

一方、ハンセン総合指数は軟調。プラス圏からマイナス圏に転じた後も軟調に推移している。

米長期金利は軟調。いったん1.815%台まで上昇したものの低下が続き、1.78%台で推移している。

NYダウ先物も軟調。マイナス圏に転じ下げ幅を拡大したが、現在は若干持ち直している。

テクニカルを見ると、ドル円の一時間足は一目均衡表の雲の中にある。

ドル円が昨日のニューヨーク時間の上昇から急落したため、ボリンジャーバンドはバンド幅が拡大している。

本日この後の東京時間のドル円は、1ドル108円00銭前後が短期的な抵抗線になるとみられる。

それを上抜けた場合は、1ドル108円10銭が抵抗線として意識されるとみられる。

一方、東京時間の支持線は、短期的には1ドル107円75銭前後になるとみられ、そこを割り込んだ場合は、1ドル107円65銭前後が支持線として意識されるとみられる。

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏)

2019年9月19日|本日のFXレンジ予想

ドル/円

  • 強気予想:108.19円~108.72円
  • 弱気予想:107.96円~108.57円

ユーロ/円

  • 強気予想:119.40円~120.02円
  • 弱気予想:119.20円~119.81円

ポンド/円

  • 強気予想:134.65円~136.22円
  • 弱気予想:134.10円~135.71円

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏のレンジ予想)

※過去の相場データから当期の予想変動幅を算出。

2019年9月19日|本日のFX経済指標カレンダー

10:30 (豪) 8月 新規雇用者数
 前回…4.11万人 今回予想…1.50万人
10:30 (豪) 8月 失業率
 前回…5.2% 今回予想…5.2%
13:30 (日) 7月 全産業活動指数 [前月比]
 前回…-0.8%
15:30 (日) 黒田東彦日銀総裁、定例記者会見
16:30 (スイス) スイス国立銀行3カ月物銀行間取引金利誘導目標中心値
 前回…-0.75% 今回予想…-0.75%
17:00 (欧) 7月 経常収支(季調済)
 前回…184億ユーロ
17:00 (欧) 7月 経常収支(季調前)
 前回…231億ユーロ
17:30 (英) 8月 小売売上高(除自動車) [前月比]
 前回…0.2% 今回予想…-0.3%
17:30 (英) 8月 小売売上高(除自動車) [前年同月比]
 前回…2.9% 今回予想…2.3%
17:30 (英) 8月 小売売上高 [前月比]
 前回…0.2% 今回予想…-0.1%
17:30 (英) 8月 小売売上高 [前年同月比]
 前回…3.3% 今回予想…2.7%
20:00 (英) イングランド銀行(BOE、英中央銀行)金利発表
 前回…0.75% 今回予想…0.75%
20:00 (英) 英中銀資産買取プログラム規模
 前回…4350億ポンド 今回予想…4350億ポンド
20:00 (英) 英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨
21:30 (米) 4-6月期 四半期経常収支
 前回…-1304億ドル 今回予想…-1278億ドル
21:30 (米) 9月 フィラデルフィア連銀製造業景気指数
 前回…16.8 今回予想…10.5
21:30 (米) 前週分 新規失業保険申請件数
 前回…20.4万件 今回予想…21.5万件
21:30 (米) 前週分 失業保険継続受給者数
 前回…167.0万人 今回予想…167.2万人
23:00 (米) 8月 景気先行指標総合指数 [前月比]
 前回…0.5% 今回予想…0.1%
23:00 (米) 8月 中古住宅販売件数 [年率換算件数]
 前回…542万件 今回予想…537万件
23:00 (米) 8月 中古住宅販売件数 [前月比]
 前回…2.5% 今回予想…-0.9%

2019年9月20日|本日のFX経済指標カレンダー

08:30 (日) 8月 全国消費者物価指数(CPI) [前年同月比]
 前回…0.5% 今回予想…0.3%
08:30 (日) 8月 全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く) [前年同月比]
 前回…0.6% 今回予想…0.5%
08:30 (日) 8月 全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品・エネルギー除く) [前年同月比]
 前回…0.6% 今回予想…0.5%
08:50 (日) 前週分 対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債)
 前回…7244億円
08:50 (日) 前週分 対外対内証券売買契約等の状況(対内株式)
 前回…-1613億円

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏)

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