• 更新日: 2019/09/12

2019年9月12日の米ドル/円の1時間足チャート

2019年9月12日|本日午後からのFX相場予想

本日の日経平均株価は前日比163円33銭高の21,761円09銭で寄り付いた後も堅調に推移している。

東京株式市場の取引前に、トランプ米大統領が2,500億ドル分の中国製品に対する制裁関税の拡大を延期するとTwitterに投稿。

これを受けて米中貿易摩擦の緩和への期待が集まり、市場ではリスクオンムードが強まっている。

なお、後場は前日比186円48銭高の21,784円24銭で寄り付いた。

ドル円も、トランプ米大統領のTwitterの投稿を受け、円安地合いに。

早朝、1ドル107円70銭台~80銭台でもみ合っていたドル円は、これを受けて1ドル108円台まで一気に水準を上げた。

米長期金利が一時1.76%台まで上昇したことを受けて強含んだものの、本日のECBを前に様子見ムードも強く、小動きとなっていた。

後場に入ってすぐに、中国が米農産品の輸入を米中貿易協議の前の善意の印として検討しているとの報道があったことで、再びドル買いが強まっている。

昨日のドル円は、東京時間は円安地合いが続いた。

米中貿易協議の進展に対する期待感が後押しし、円安・株高の流れとなった形だ。

そのため、ドル円は1ドル107円80銭台まで水準を上げることとなった。

ロンドン時間に入るとユーロ円をはじめとしたクロス円の下落や米長期金利の低下の他、トランプ米大統領が「FRBは金利を0%かそれを割り込む水準まで金利を引き下げるべき」と発言したことが重しとなり、ドル円は1ドル107円60銭台まで水準を下げることとなった。

しかし、ニューヨーク時間に米労働省が発表した8月の米生産者物価指数(PPI)が市場予想を上振れたことから、再び円安の流れとなった。

昨日米労働省が発表した8月の生産者物価指数(PPI)が事前予想の前月比0.0%を上回る同+0.1%となり、前年比では+1.8%と今年5月以来最高となった。

また、変動の大きい食品とエネルギー、貿易サービスを除くPPIは前月比+0.4%、前年比+1.9%となった。

堅調な結果となった8月の米生産者物価指数の結果を受け、米債券利回りは上昇。米長期金利も上昇しドル買い優勢となったため、ドル円は1ドル107円85銭まで上昇した。

さらに、中国が米国製品16品目について追加関税の対象から外すことを発表。

これに対しトランプ米大統領は「大きな動きだ」として中国の今回の措置を歓迎する意向を表明した。

米中貿易摩擦への懸念が後退したため、米株式市場は買い優勢となり、NYダウは約1か月半ぶりとなる高値の27,137.04ドルで取引を終えた。

このように、昨日はニューヨーク時間中に市場のリスク懸念が後退する材料が浮上したこともあって、ドル円は東京時間からの円安地合いが続き底堅い展開となった。

ただ、12日に行われるECB理事会が意識され、上値を積極的に追う展開にはならなかった。

本日開催のECB理事会では、追加緩和が実施されるとの見方が大勢を占めている。

そのため、昨日のユーロは1ドル1.0985ドルまで下落する場面もあるなど、軟調に推移した。

本日この後の時間でもECB理事会が意識され、ドル円の上値抑制要因になると考えられる。

ただ、冒頭でも書いたとおり、トランプ米大統領が劉鶴副首相からの要請を受け、10月1日に予定していた2,500億ドルの中国製品に対する制裁関税の拡大を10月15日に延期すると発表したことや、中国側が米農産品の輸入を協議前の善意の印として検討しているとの報道が材料視されている。

そのため、本日のドル円は、底堅い展開が続くものと考えられるが、昨日同様、この後の時間も米中貿易協議関係のヘッドラインには注意が必要だ。

本日の上海総合指数は堅調。前日の終値を割り込む場面もあったが、再びプラス圏に戻している。

一方、ハンセン総合指数は軟調。前日の終値を上回って始まったが、その後は下げ幅を拡大し、マイナス圏に沈んだ。

現在は下げ幅を縮めているものの、上値の重い展開になっている模様。

米長期金利は堅調。上昇が縮小したもののプラス圏を維持し、1.76%台で推移している。

NYダウ先物は堅調。高水準で推移している。

テクニカルを見ると、ドル円の一時間足は一目均衡表の雲の上にある。

ボリンジャーバンドは拡大し、上向きに。ドル円の一時間足は、いったん+3σを超えたことから反落している。

この後、東京時間のドル円は、1ドル108円15銭前後が短期的な抵抗線になるとみられる。それを上抜けた場合は、1ドル108円25銭が抵抗線として意識されるとみられる。

一方、東京時間の支持線は、短期的には1ドル107円85銭前後になるとみられ、そこを割り込んだ場合は、1ドル107円75銭前後が支持線として意識されるとみられる。

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏)

2019年9月12日|本日のFXレンジ予想

ドル/円

  • 強気予想:107.70円~108.35円
  • 弱気予想:107.39円~108.18円

ユーロ/円

  • 強気予想:118.45円~119.69円
  • 弱気予想:117.93円~119.33円

ポンド/円

  • 強気予想:132.82円~133.80円
  • 弱気予想:132.40円~133.52円

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏のレンジ予想)

※過去の相場データから当期の予想変動幅を算出。

2019年9月12日|本日のFX経済指標カレンダー

13:30 (日) 7月 第三次産業活動指数 [前月比]
 前回…-0.1% 今回予想…-0.3%
15:00 (独) 8月 消費者物価指数(CPI、改定値) [前月比]
 前回…-0.2% 今回予想…-0.2%
15:00 (独) 8月 消費者物価指数(CPI、改定値) [前年同月比]
 前回…1.4% 今回予想…1.4%
15:30 (スイス) 8月 生産者輸入価格 [前月比]
 前回…-0.1%
15:45 (仏) 8月 消費者物価指数(CPI、改定値) [前月比]
 前回…0.5%
15:45 (仏) 8月 消費者物価指数(CPI、改定値) [前年同月比]
 前回…1.1%
18:00 (欧) 7月 鉱工業生産 [前月比]
 前回…-1.6% 今回予想…0.1%
18:00 (欧) 7月 鉱工業生産 [前年同月比]
 前回…-2.6% 今回予想…-1.3%
20:45 (欧) 欧州中央銀行(ECB)政策金利
 前回…0.00% 今回予想…0.00%
21:30 (欧) ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁、定例記者会見
21:30 (加) 7月 新築住宅価格指数 [前月比]
 前回…-0.1%
21:30 (米) 8月 消費者物価指数(CPI) [前月比]
 前回…0.3% 今回予想…0.1%
21:30 (米) 8月 消費者物価指数(CPI) [前年同月比]
 前回…1.8% 今回予想…1.7%
21:30 (米) 8月 消費者物価指数(CPIコア指数) [前月比]
 前回…0.3% 今回予想…0.2%
21:30 (米) 8月 消費者物価指数(CPIコア指数) [前年同月比]
 前回…2.2% 今回予想…2.3%
21:30 (米) 前週分 新規失業保険申請件数
 前回…21.7万件
21:30 (米) 前週分 失業保険継続受給者数
 前回…166.2万人
27:00 (米) 8月 月次財政収支
 前回…-1197億ドル

2019年9月13日|本日のFX経済指標カレンダー

未定 (中) 休場

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏)

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