• 更新日: 2019/08/30

2019年8月30日の米ドル/円の1時間足チャート

2019年8月30日|本日午後からのFX相場予想

本日の日経平均株価は前日比18056銭高の20,64149銭で寄り付いた後も堅調に推移している。米中貿易摩擦への懸念が後退したため上昇した昨日の米株式市場の流れを引き継いだ形となった。後場は前日比27031銭高の20,73124銭で寄り付いた。

ドル円は堅調な日経平均株価の動向を受け、1ドル10650銭台で推移。

ただ、その後発表された中国人民銀行による中国人民元の対ドル基準レートが7.0879元と市場予想よりは元高だったが、8営業日連続の元安設定となったことから米中為替戦争への懸念が強まり、ドル円は水準を下げ1ドル10630銭台まで下落。

さらに、実需筋による月末のドルオーダーについては、仲値がドル余剰だったため、ドル円の下押し材料となった。その後、ドル円はいったん1ドル10650銭台を回復したが、現在は米長期金利の低下を受けて再び水準を下げている。

昨日のドル円は、日経平均株価が売りに押されたことや、アジア株が軟調に推移したこと、また、米長期金利が低下したことなどにより、東京時間中のドル円は軟調に推移し、1ドル10580銭台まで下落した。

しかし、終盤、中国商務省が「米中両国は9月の訪米について協議している」と明らかにしたことで、市場のリスク回避姿勢が後退。ドル円は再び1ドル106円台を回復し、そのまま上昇する展開となった。ロンドン時間中もリスク回避姿勢の後退により、ドル円は上昇。

ロンドン時間の午後に入り米国の経済指標が発表され、強弱まちまちの内容となったことから、一度もみ合う場面もあったが、米株高が意識され、再びドル買い地合いとなった。そのため、ドル円は1ドル106円台半ばまで円安が進んだ。

昨日発表された米国の2019年第2四半期(4-6月)GDP(改定値)は、年率換算で前期比+2.0%となった。速報値の同+2.1%から若干の下方修正となったが、事前予想通りの結果となった。

米国の景気拡大は11年目に突入したが、米中貿易摩擦が激化したこの一年は米国の製造業は低迷しており、企業の設備投資も軟調になっている。

ただ、失業率は約50年ぶりの低水準になっており、米経済の3分の2を占める個人消費も好調であるため、景気悪化にはすぐにはつながらないとの見方も根強い。なお、この日発表された米国の20192四半期(4-6月)個人消費(改定値)は、前期比+4.7%と好調が確認できる数値となっている。

トランプ米政権になってから行われた1.5兆円規模の減税と財政出動の効果が薄れてきていることも米国の景気見通しに影を落としている。今回、在庫投資が速報値の717億ドルから下方修正されて690億ドルとなったことからも、個人消費が堅調である一方で、企業は景気の先行きに不安を感じていることが見て取れる。

また、昨日は米中古住宅成約指数が発表され、前月比-2.5%と事前予想の0.0%を下回った上に、前回の前月比+2.8%から大幅低下した。低下幅は20181月以来となる。

個人消費が堅調で所得も順調に伸長している一方、景気の先行き不透明感も強いため、超低金利であっても買い手が様子見ムードになっていることが伺える。また、手ごろな価格の住宅がひっ迫していることも大きな原因の一つになっているようだ。

このように、昨日発表された米国の経済指標は強弱まちまちの内容となった。そのため、ドル円はいったん水準を下げる場面もあったが、NYダウが上昇したことを受けて、再び円安が進んだ。

さらに、トランプ米大統領がこの日、FOXニュースのラジオインタビューで、9月の「様々なレベルの協議が本日予定されている」と話したことが好感され、ドル円は続伸し、1ドル10670銭近辺まで上昇した。

さらに、昨日行われた米7年債入札が不振に終わったために米長期金利が低下したことも、ドル円の押し上げ要因となった。

本日も、米中貿易協議再開に関するヘッドラインには注意が必要だ。昨日行われた米中の協議に関する内容にも注意したい。

本日の上海総合指数は前日の終値を上回って始まったが、その後は上げ幅を縮小した。現在は小幅ながらもプラス圏で推移している。ハンセン総合指数は堅調。前日の終値を上回って始まった後、やや上げ幅を縮める場面があったもののプラス圏で推移している。

また、米長期金利はやや水準を下げ、前日比マイナスに低下したが、1.51%台で推移している。また、NYダウ先物は堅調。ゆるやかな上昇が続いている。

テクニカルを見ると、ドル円の一時間足は一目均衡表の雲の上にある。ボリンジャーバンドは値動きが乏しいことからバンド幅が収縮している。

この後、東京時間のドル円は、1ドル10660銭前後が短期的な抵抗線になるとみられる。それを上抜けた場合は、1ドル10670銭が抵抗線として意識されるとみられる。

一方、東京時間の支持線は、短期的には1ドル10630銭前後になるとみられ、そこを割り込んだ場合は、1ドル10620銭前後が支持線として意識されるとみられる

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏)

2019年8月30日|本日のFXレンジ予想

ドル/円

  • 強気予想:105.75円~106.55円
  • 弱気予想:105.41円~106.32円

ユーロ/円

  • 強気予想:117.24円~118.03円
  • 弱気予想:116.89円~117.81円

ポンド/円

  • 強気予想:128.71円~130.99円
  • 弱気予想:127.81円~130.30円

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏のレンジ予想)

※過去の相場データから当期の予想変動幅を算出。

2019年8月30日|本日のFX経済指標カレンダー

10:30 (豪) 7月 住宅建設許可件数 [前月比]
 前回…-1.2% 今回予想…0.0%
10:30 (豪) 7月 住宅建設許可件数 [前年同月比]
 前回…-25.6% 今回予想…-22.2%
14:00 (日) 7月 新設住宅着工戸数 [前年同月比]
 前回…0.3% 今回予想…-5.4%
15:00 (南ア) 7月 マネーサプライM3[前年同月比]
 前回…8.99% 今回予想…8.75%
15:00 (独) 7月 小売売上高指数 [前月比]
 前回…3.5% 今回予想…-1.3%
15:00 (独) 7月 小売売上高指数 [前年同月比]
 前回…-1.6% 今回予想…3.0%
15:45 (仏) 7月 財政収支
 前回…-773億ユーロ
15:45 (仏) 7月 卸売物価指数(PPI) [前月比]
 前回…-0.5%
15:45 (仏) 8月 消費者物価指数(CPI、速報値) [前月比]
 前回…-0.2% 今回予想…0.4%
15:45 (仏) 8月 消費者物価指数(CPI、速報値) [前年同月比]
 前回…1.1% 今回予想…1.0%
16:00 (スイス) 8月 KOF景気先行指数
 前回…97.1 今回予想…95.4
17:30 (英) 7月 消費者信用残高
 前回…10億ポンド 今回予想…10億ポンド
17:30 (英) 7月 マネーサプライM4 [前月比]
 前回…0.1%
17:30 (英) 7月 マネーサプライM4 [前年同月比]
 前回…2.3%
18:00 (欧) 7月 失業率
 前回…7.5% 今回予想…7.5%
18:00 (欧) 8月 消費者物価指数(HICP、速報値) [前年同月比]
 前回…1.1% 今回予想…1.0%
18:00 (欧) 8月 消費者物価指数(HICPコア指数、速報値) [前年同月比]
 前回…0.9% 今回予想…1.0%
19:00 (日) 外国為替平衡操作の実施状況(介入実績)
21:00 (南ア) 7月 貿易収支
 前回…44.0億ランド 今回予想…29.0億ランド
21:30 (加) 4-6月期 四半期国内総生産(GDP) [前期比年率]
 前回…0.4% 今回予想…3.0%
21:30 (加) 6月 月次国内総生産(GDP) [前月比]
 前回…0.2% 今回予想…0.1%
21:30 (加) 6月 月次国内総生産(GDP) [前年同月比]
 前回…1.4% 今回予想…1.3%
21:30 (加) 7月 鉱工業製品価格 [前月比]
 前回…-1.4% 今回予想…0.4%
21:30 (加) 7月 原料価格指数 [前月比]
 前回…-5.9% 今回予想…1.5%
21:30 (米) 7月 個人所得 [前月比]
 前回…0.4% 今回予想…0.3%
21:30 (米) 7月 個人消費支出(PCE) [前月比]
 前回…0.3% 今回予想…0.5%
21:30 (米) 7月 個人消費支出(PCEデフレーター) [前年同月比]
 前回…1.4% 今回予想…1.4%
21:30 (米) 7月 個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く) [前月比]
 前回…0.2% 今回予想…0.2%
21:30 (米) 7月 個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く) [前年同月比]
 前回…1.6% 今回予想…1.6%
22:45 (米) 8月 シカゴ購買部協会景気指数
 前回…44.4 今回予想…48.0
23:00 (米) 8月 ミシガン大学消費者態度指数・確報値
 前回…92.1 今回予想…92.3

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏)

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