• 更新日: 2019/08/28

2019年8月28日の米ドル/円の1時間足チャート

2019年8月28日|本日午後からのFX相場予想

本日の日経平均株価は前日比18円23銭高の20,474円31銭で寄り付いた後、いったん下落しマイナス圏へ。

その後は下げ幅を縮めて再びプラス圏に浮上した。

昨日の米債券市場で逆イールドが発生したため、積極的に上値を追う動きにはなりにくい状態だ。

なお、後場は前日比21円98銭高の20,478円06銭で寄り付いた。

一方ドル円は日経平均株価の下落を受けて円高が進む場面もあったが、NYダウ先物が60ドル超上昇し、日経平均株価がプラス圏に転じたことを受け、ドルが買い戻されてやや水準を上げている。

昨日は、その前の日にトランプ米大統領が中国に関し、近く通商交渉を再開すると話したことから、投資家のリスク回避姿勢が後退した。

しかし、米長期金利が低下したことに加え、対ドルでの元安、香港の林鄭月娥行政長官がデモについて「我慢の限界」と警告したことなどが材料視され、積極的なドル買いにはつながりにくく、ドル円は実需筋のドル売りで水準を下げた後はもみ合いが続いた。

このような状態がロンドン時間も続いたが、米国時間がスタートし、この日発表の米国の経済指標が事前予想を上回るとドル買いが強まった。

昨日発表された米国の8月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)は、事前予想の129.5を上回る135.1となった。米中貿易摩擦の長期化による世界的な景気減速が懸念される一方で、米国では雇用や収入の増加を背景に、現況指数が約19年ぶりとなる高水準の177.2に上昇した。

就職が困難との回答も低水準にとどまり、米消費者の景気への見通しは明るいものになっていることが伺える結果となった。

またこの日発表された8月のリッチモンド連銀製造業指数は7月の-12に対し1と、プラス転換した。

この結果を受け、ドル円は1ドル106円台を回復。

1ドル106円07銭まで上昇したものの、中国の政府系報道機関である環球時報が、中国の内需拡大政策を受け、米国は中国に圧力をかけることが困難になると報道したことから、米中貿易摩擦の激化が再燃し、ドル円は再び円高地合いに。

また、米長短金利が逆イールドの状態になったことや、NYダウが失速したこともドル円の下押し圧力となった。

ドル円は1ドル105円66銭まで下落したが、その後、米財務省が実施した2年債入札が、2017年9月以来最低となる最高落札利回りの1.516%になったため、ドルは下げ止まった。

このように、昨日のドル円相場は米中貿易摩擦の再開をにらみ神経質な展開が続いたが、肝心の米中貿易協議の再開については、米国と中国の発表に食い違いがあり、予断を許さない状況だ。

トランプ米大統領は、中国から協議再開に関する電話が2度あったと話していたが、中国外務省は電話について「把握していない」と話し、ムニューシン米財務長官もこの件に関しては明言せず、「行ったり来たりの協議はあった」と話すにとどめている。これにより、市場では米中貿易協議に対する期待感がいったん後退した形となった。

本日のドル円は、この後も米中貿易協議の再開に関するヘッドラインには注意が必要である。

なお、冒頭でも書いたとおり、本日の日経平均株価はマイナス圏から持ち直し、下げ渋る展開となっている。

ドル円も実需筋のドル買いや人民元の対ドル基準レートが市場予想よりもドル高に設定されたことから、米中通貨戦争への懸念がいったん後退した形だ。ただ、現状は上値を追う展開にはなりにくいと考えられる。

本日の上海総合指数は軟調。前日の終値を割り込んで始まり、下げ幅を拡大している。

ハンセン総合指数も軟調。前日の終値を上回って始まったものの、その後は上げ幅を縮め、マイナス圏へ転落している。

また、米長期金利は軟調。1.46%台まで下落したものの、現在は1.48%台まで上昇した。

しかし、前日比マイナスの状態は続いている。一方、NYダウ先物は堅調。現在もプラス圏で推移している。

テクニカルを見ると、ドル円の一時間足は一目均衡表の雲の中にある。ボリンジャーバンドは縮小し、横ばいになっている。

この後、東京時間のドル円は、1ドル105円90銭前後が短期的な抵抗線になるとみられる。

それを上抜けた場合は、1ドル106円00銭が抵抗線として意識されるとみられる。

一方、東京時間の支持線は、短期的には1ドル105円55銭前後になるとみられ、そこを割り込んだ場合は、1ドル105円45銭前後が支持線として意識されるとみられる。

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏)

2019年8月28日|本日のFXレンジ予想

ドル/円

  • 強気予想:105.54円~106.28円
  • 弱気予想:105.32円~106.02円

ユーロ/円

  • 強気予想:117.07円~117.97円
  • 弱気予想:116.87円~117.62円

ポンド/円

  • 強気予想:129.14円~131.10円
  • 弱気予想:128.40円~130.49円

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏のレンジ予想)

※過去の相場データから当期の予想変動幅を算出。

2019年8月28日|本日のFX経済指標カレンダー

15:00 (独) 9月 GFK消費者信頼感調査
 前回…9.7 今回予想…9.6
15:00 (独) 7月 輸入物価指数 [前月比]
 前回…-1.4% 今回予想…-0.1%
15:00 (独) 7月 輸入物価指数 [前年同月比]
 前回…-2.0% 今回予想…-1.9%
17:00 (欧) 7月 マネーサプライM3 [前年同月比]
 前回…4.5% 今回予想…4.7%
20:00 (米) MBA住宅ローン申請指数 [前週比]
 前回…-0.9%

2019年8月29日|本日のFX経済指標カレンダー

08:50 (日) 前週分 対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債)
 前回…4997億円
08:50 (日) 前週分 対外対内証券売買契約等の状況(対内株式)
 前回…-3596億円

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏)

※本資料は情報の正確性、完全性を保証するものではありません。自己責任に基づき、投資の最終的な判断をお願いいたします。この情報に基づくいかなる損害についても、ナビナビFXおよび運営者は一切の責任を負いかねます。

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