- 更新日: 2020/05/29
2019年8月28日|本日のFXレンジ予想
ドル/円
- 強気予想:105.54円~106.28円
- 弱気予想:105.32円~106.02円
ユーロ/円
- 強気予想:117.07円~117.97円
- 弱気予想:116.87円~117.62円
ポンド/円
- 強気予想:129.14円~131.10円
- 弱気予想:128.40円~130.49円
(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏のレンジ予想)
※過去の相場データから当期の予想変動幅を算出。
2019年8月28日|本日のFX相場予想
8月27日(火)のドル円は、実需筋によるドル売りと米長期金利の低下やNYダウ先物の下落を受け、1ドル105円台に下落。
その後、林鄭月娥香港特別行政区行政長官がデモに対し、「我慢の限界」などと発言したことが嫌気され、ドル円は1ドル105円60銭台まで円高が進んだ。
また、対ドルでのオフショア人民元が元安に振れたことも、円高・ドル安を後押しする格好となった。
その後、クロス円で買い戻しの動きが出たことで、ドル円は水準をやや戻した。最終的にドル円は、1ドル105円73銭前後で推移した。
ロンドン時間のドル円は、東京時間からの流れを引き継ぎ、材料難からもみ合いが続いた。
午後に入ると米国の経済指標が発表され、8月米消費者信頼感指数が事前予想の129.5を上回る135.1となり、前回についても、135.7から135.8へ上方修正された。
また、8月のリッチモンド連銀製造業指数も事前予想の-2に対し1と上回ったことから、ドル買いが再燃。
ドル円は1ドル105円85銭~105円95銭で推移した。
ニューヨーク時間では、この日発表された8月の米消費者信頼感指数とリッチモンド連銀製造業指数が事前予想を上振れたことが好感され、ドル買い地合いとなった。
しかし、その後、中国政府系新聞の中国環球時報が、昨日発表された中国の内需刺激策を受け、米国が中国に圧力をかけることはさらに困難になるとの報道をしたため、米中貿易摩擦への懸念が再燃し、ドル売り地合いに。
1ドル105円66銭まで円高が進んだ。ただ、米財務省がこの日400億ドル規模の2年債入札を実施するとドル売りは収束。
2019年9月入札依頼最低となる最高落札利回り1.516%となったことから、ドルは下げ止まりドル円は1ドル105円75銭まで浮上した。
最終的にドル円は、1ドル105円70銭~105円80銭で推移した。
ユーロは、昨日発表された8月のIFO企業景況感指数が事前予想の95.1を下回る94.3と2012年11月以来の低水準となったことが嫌気され、下落。1ユーロ1.1095~1.1105ドルで推移した。
ポンドは、労働党をはじめとした英野党各党が合意なき離脱阻止へ共闘することで合意したとの報道を受け、上昇。
一時1.2310ドルまで上昇する場面もあった。
最終的にポンドは、1ポンド1.2270~1.2280ドルで推移した。
昨日のドル円は、米中貿易摩擦への懸念がいったん後退したものの、ドル円は上値の重い展開となった。
米国の経済指標が好調だったため、一時1ドル106円台に戻す場面もあったが、長続きせず、米中貿易摩擦への懸念が再燃すると再び1ドル105円台まで円高が進んだ。
本日も次回の米中閣僚級通商協議の実現を巡り、市場は関連ヘッドラインに左右されやすい展開になることが予想される。
先日トランプ米大統領が明かした中国との電話協議に関し米中の言い分が食い違っているため、正式な発表が待たれる。
テクニカルを確認すると、ドル円の一時間足は一目均衡表の雲の中にある。ボリンジャーバンドはバンド幅が収縮し横ばいに。
また、60日移動平均線は下向きになっている。
本日の東京時間のドル円は、ひとまず1ドル105円95前後が抵抗線として意識される。
そこを突破した場合は1ドル106円05銭前後が抵抗線として意識されるとみられる
また、1ドル105円60銭前後が東京時間における短期的な支持線として意識され、そこを割り込んだ場合は1ドル105円50銭前後が次の支持線として意識されるとみられる。
(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏)
2019年8月28日|本日のFX経済指標カレンダー
15:00 |
(独) 9月 GFK消費者信頼感調査 前回…9.7 今回予想…9.6 |
---|---|
15:00 |
(独) 7月 輸入物価指数 [前月比] 前回…-1.4% 今回予想…-0.1% |
15:00 |
(独) 7月 輸入物価指数 [前年同月比] 前回…-2.0% 今回予想…-1.9% |
17:00 |
(欧) 7月 マネーサプライM3 [前年同月比] 前回…4.5% 今回予想…4.7% |
20:00 |
(米) MBA住宅ローン申請指数 [前週比] 前回…-0.9% |
2019年8月29日|本日のFX経済指標カレンダー
08:50 |
(日) 前週分 対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債) 前回…4997億円 |
---|---|
08:50 |
(日) 前週分 対外対内証券売買契約等の状況(対内株式) 前回…-3596億円 |
(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏)
※本資料は情報の正確性、完全性を保証するものではありません。自己責任に基づき、投資の最終的な判断をお願いいたします。この情報に基づくいかなる損害についても、ナビナビFXおよび運営者は一切の責任を負いかねます。
当サイトが選ぶ部門別No.1のFX口座はこちら!
FXを始めてみたい方は、こちらで人気の会社を見てみましょう!