• 更新日: 2019/08/23

2019年8月23日の米ドル/円の1時間足チャート

2019年8月23日|本日午後からのFX相場予想

本日の日経平均株価は前日比48円03銭安の20,579円98銭で寄り付いた後、上昇しプラス圏へ。ただ、値動きは小幅で方向感のない状態が続いている。なお、後場は前日比68円61銭高の20,696円62銭で寄り付いた。

一方ドル円は強含み。日経平均株価がプラス圏に転じたことに加え、NZドルなどクロス円が上昇したこと、さらには、NYダウ先物や米長期金利も上昇したことが後押しした。

昨日のドル円は、ジャクソンホールでのシンポジウムを前に様子見ムードが強かったものの、米長期金利が低下したため、東京時間中は上値の重い展開となった。

ロンドン時間に入ると、韓国が日本との軍事情報協定(GSOMIA)の破棄を通知したとの報道が伝わったことで、ドル円は1ドル106円25銭を割り込む場面もあるなどドル売り優勢となった。

しかし、カンザスシティー連銀のジョージ総裁がブルームバーグTVとのインタビューで、現在金利は均衡水準にあるとし、「状況が弱含んだり、金利の変更が必要となる上振れリスクが無い限り、現状水準の金利を維持することに前向きである」と話したことが報じられると、ドル買いに傾いた。

ニューヨーク時間に入ると米国の経済指標が発表され、8月の米製造業PMIやサービス部門PMIが事前予想を下回ったことから、ドル円はドル売り地合いとなった。中でも、米製造業PMIは拡大と悪化の分かれ目となる50を割り込む49.9となったことが嫌気された模様。

今回発表された米製造業PMIは、米中貿易摩擦や世界経済の減速などの影響により、分かれ目となる50を割り込んだ。50を割り込むのは、2009年9月以来となる。

中でも新規受注は、7月の51.7から2.5pt低下の49.5と2009年8月以来の低水準になっている。これによりリセッションへの懸念が強まり、ドル円はドル売り地合いに。ドル円は1ドル106円30銭台まで水準を下げた。

しかし、その後は、7月の米景気先行指標総合指数が事前予想を上回ったことに加え、フィラデルフィア連銀のハーカー総裁がCNBCのインタビューに対し、足元の金利水準はほぼ中立で、追加緩和を行う根拠は見当たらないとの認識を示したことから、再びドル買い地合いに。

ドル円は水準を上げたものの、終盤、前日に公表されたFOMC議事録の内容がハト派的な内容ではなかったことが材料視され、米債券の長短金利が逆転する逆イールドの状態になったことから、ドル円は再度円高地合いとなった。

本日は、ジャクソンホールでのシンポジウムで、パウエルFRB議長の講演が予定されている。

すでに米地区連銀総裁の3名が追加利下げに反対との考えを米メディアのインタビューを通じて表明しており、パウエルFRB議長が講演でどのような発言をするかということに注目が集まっている。

特に目新しい内容ではなかったとしても、講演内容での発言が材料視されて相場が大きく動く可能性があるため、注意が必要だ。

冒頭でも書いたとおり、本日のドル円は米長期金利やNYダウ先物の上昇を受けて、ドル円は堅調。また、本日は実質的な五十日(ごとおび)に当たるため、実需筋によるドル買いが入ったこともドル円の上昇を後押ししたと考えられる。

いったん1ドル106円60銭台まで浮上したものの、パウエルFRB議長の講演を前に商いを手控える向きも強く、積極的に上値を追う展開にはなっていない。この後のドル円相場も、総じて小動きになりやすいと考えられる。

本日の上海総合指数は堅調。いったん弱含む場面もあったが、徐々に上値を追う展開になっている。また、ハンセン総合指数も堅調。上げ幅を拡大している。

冒頭でも書いたとおり、米長期金利は上昇し、現在は1.63%台で推移している。NYダウ先物も堅調で、上昇が続いている。

テクニカルを見ると、ドル円の一時間足は一目均衡表の雲の上にある。ボリンジャーバンドはドル円の上昇を受けて、収縮から拡大へ。ドル円の一時間足が+3σを超えたことから、いったん下落している。

この後、東京時間のドル円は、1ドル106円65銭前後が短期的な抵抗線になるとみられる。それを上抜けた場合は、1ドル106円75銭が抵抗線として意識されるとみられる。

一方、東京時間の支持線は、短期的には1ドル106円35銭前後になるとみられ、そこを割り込んだ場合は、1ドル106円25銭前後が支持線として意識されるとみられる

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏)

2019年8月23日|本日のFXレンジ予想

ドル/円

  • 強気予想:106.26円~106.86円
  • 弱気予想:106.06円~106.66円

ユーロ/円

  • 強気予想:117.73円~118.59円
  • 弱気予想:117.45円~118.30円

ポンド/円

  • 強気予想:129.25円~131.90円
  • 弱気予想:128.04円~131.18円

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏のレンジ予想)

※過去の相場データから当期の予想変動幅を算出。

2019年8月23日|本日のFX経済指標カレンダー

21:30 (加) 6月 小売売上高 [前月比]
 前回…-0.1% 今回予想…-0.3%
21:30 (加) 6月 小売売上高(除自動車) [前月比]
 前回…-0.3% 今回予想…0.0%
23:00 (米) 7月 新築住宅販売件数 [年率換算件数]
 前回…64.6万件 今回予想…64.5万件
23:00 (米) 7月 新築住宅販売件数 [前月比]
 前回…7.0% 今回予想…-0.2%
23:00 (米) パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、発言

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏)

※本資料は情報の正確性、完全性を保証するものではありません。自己責任に基づき、投資の最終的な判断をお願いいたします。この情報に基づくいかなる損害についても、ナビナビFXおよび運営者は一切の責任を負いかねます。

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