• 更新日: 2019/08/22

2019年8月21日の米ドル/円の1時間足チャート

2019年8月21日|本日午後からのFX相場予想

本日の日経平均株価は前日比187円25銭安の20,489円97銭で寄り付いた後、徐々に下げ幅を縮めているものの、軟調。米中貿易摩擦への懸念が再度強まる中、昨日のNYダウが下落したことを嫌気し、軟調に推移している。

後場は前日比83円05銭安の20,594円17銭で寄り付いた。

一方ドル円は水準を上げている。

ドルの買い戻しが入ったことに加え、米長期金利が小幅に上昇したこと、さらにはNYダウ先物が上昇していることが支援材料になっているようだ。

昨日のドル円は、一昨日に引き続き材料難となった。

今週22日から開催のジャクソンホールでのシンポジウムを前に、様子見ムードが強く、東京時間中のドル円は様子見ムードとなったが、オプションの東京カットの影響により水準を下げた後、ロンドン時間中に米長期金利が低下したことを受けて水準を下げた。

さらにその後、イタリア政局の混乱が嫌気され、ドル円は1ドル106円20銭台まで下落している。

イタリアでは昨日、コンテ伊首相が辞意を表明した。イタリアは右派の「同盟」とポピュリスト政権の「五つ星運動」の連立政権になっているが、政権運営や政策をめぐり対立が続いていた。

特に最近では、イタリア北部トリノとフランス南部のリヨンを結ぶ鉄道建設に関し、賛成派の「同盟」と反対派の「五つ星運動」との対立が激化していた。

最終的に他党からも建設の指示を受けた「同盟」の意向が通る形となったが、これを受けて連立政権内の溝が深まったとみられている。

「同盟」が9日に内閣不信任案が提出されたことを受け、昨日コンテ伊首相が政権運営が困難であるとして辞意を表明することとなった。

わずか1年2か月での連立政権崩壊となり、ユーロ圏第3位の大国イタリアにおける政局混乱が不安視されている。

これを受けて、昨日は欧州株が株安となった。さらに、ECBが9月の理事会で大規模な追加緩和策を発表するとの見方もあったことから、ドイツ国債が低下し、米10年債利回りは低下。

また、米2年債と米10年債の利回り格差が縮小したことも嫌気された。

その結果、ドル円はニューヨーク時間には、1ドル106円15銭近辺まで下落する場面もあった。

とはいえ、ドル円は明日から行われるジャクソンホールでのシンポジウムを前に様子見ムードは強い。

パウエルFRB議長がどのような内容を話すのかに注目が集まっており、9月のFOMCで0.50%の大幅利下げが行われる可能性を示唆する発言があれば、ドル円は一気に円高に傾くと考えられる。

本日のニューヨーク時間中にFOMC議事録が公表されるが、その内容に注意が必要だ。前回の利下げについては、あくまでも景気後退に対する予防的な利下げというスタンスであったが、さらなる追加利下げの可能性が伺える内容であれば、ドル円は円高が進むだろう。

一方で、追加利下げに消極的なスタンスが感じられる内容であれば、ドル円は円安方向に傾くと考えられる。

ただ、イタリアの政局不安や米中貿易摩擦などドル円の上値押下げ要因が多く、その場合も上値を追う展開にはなりにくいと考えられる。

本日の東京時間のドル円は、米長期金利とNYダウ先物の動向に左右される展開になると考えられる。

ただ、積極的に上値を追う展開にはなりにくいだろう。

一方で、明日からのジャクソンホールでのシンポジウムを前に様子見ムードが強いことから、下値を探る展開にもなりにくいと考えられる。

本日の上海総合指数は先日の終値を挟み一進一退の動きとなっている。

一方、ハンセン総合指数は上値の重い展開に。前日の終値を下回って始まり、一時プラス圏に浮上する場面もあったが、再びマイナス圏へ。

現在は下げ幅を縮め、前日の終値を伺う動きとなっている。

すでに書いたとおり、米長期金利は上昇し、現在は1.57%台で推移している。また、NYダウ先物も上昇している。

テクニカルを見ると、ドル円の一時間足は一目均衡表の雲の中にある。ボリンジャーバンドは下向きに。ドル円の一時間足が小動きであることから、全体的に方向感に乏しい。

この後、東京時間のドル円は、1ドル106円55銭前後が短期的な抵抗線になるとみられる。

それを上抜けた場合は、1ドル106円65銭が抵抗線として意識されるとみられる。

一方、東京時間の支持線は、短期的には1ドル106円20銭前後になるとみられ、そこを割り込んだ場合は、1ドル106円10銭前後が支持線として意識されるとみられる。

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏)

2019年8月21日|本日のFXレンジ予想

ドル/円

  • 強気予想:106.06円~106.89円
  • 弱気予想:105.87円~106.57円

ユーロ/円

  • 強気予想:117.58円~118.63円
  • 弱気予想:117.23円~118.29円

ポンド/円

  • 強気予想:128.50円~130.44円
  • 弱気予想:127.70円~129.87円

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏のレンジ予想)

※過去の相場データから当期の予想変動幅を算出。

2019年8月21日|本日のFX経済指標カレンダー

17:00 (南ア) 7月 消費者物価指数(CPI) [前月比]
 前回…0.4% 今回予想…0.7%
17:00 (南ア) 7月 消費者物価指数(CPI) [前年同月比]
 前回…4.5% 今回予想…4.3%
20:00 (米) MBA住宅ローン申請指数 [前週比]
 前回…21.7%
21:30 (加) 7月 消費者物価指数(CPI) [前月比]
 前回…-0.2% 今回予想…0.2%
21:30 (加) 7月 消費者物価指数(CPI) [前年同月比]
 前回…2.0% 今回予想…1.7%
23:00 (米) 7月 中古住宅販売件数 [年率換算件数]
 前回…527万件 今回予想…540万件
23:00 (米) 7月 中古住宅販売件数 [前月比]
 前回…-1.7% 今回予想…2.5%
27:00 (米) 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨

2019年8月22日|本日のFX経済指標カレンダー

08:50 (日) 前週分 対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債)
 前回…1731億円
08:50 (日) 前週分 対外対内証券売買契約等の状況(対内株式)
 前回…-1870億円

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏)

※本資料は情報の正確性、完全性を保証するものではありません。自己責任に基づき、投資の最終的な判断をお願いいたします。この情報に基づくいかなる損害についても、ナビナビFXおよび運営者は一切の責任を負いかねます。

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