• 更新日: 2019/08/16

2019年8月16日の米ドル/円の1時間足チャート

2019年8月16日|本日午後からのFX相場予想

本日の日経平均株価は前日比81円68銭安の20,323円97銭で寄り付いた後、軟調に推移し、一時100円超下落する場面もあった。

その後は下げ幅を縮める展開となっている。昨日のNYダウが反発したが戻りが鈍いことに加え、円高地合いとなったことが嫌気された模様。

ドル円は、日経平均株価が下げ幅を広げると一時106円近辺まで下落したが、実需筋のドル買いを受けて水準をやや上げた。

しかし、その後は上値の重い展開となっている。

昨日のドル円は、米長期金利の動向を眺めて神経質に推移した。

東京時間中はNYダウ先物が堅調に推移したことを受け、上値が重いものの底値も固い展開となったが、午後に入るとストップロスを巻き込んだ仕掛け的な売買が発生し、一時1ドル106円78銭まで急上昇する場面もあった。

しかし、これはあくまでも一時的なもので、すぐに水準を下げた。

ロンドン時間中は、中国が9月1日から発動予定の米国による対中関税第4弾に対し、習近平中国国家主席とトランプ米大統領の合意に反するとして、報復措置をとると示唆したことで円高地合いに。

さらに、トランプ米大統領が香港での抗議デモに関し、習近平国家主席と近日中に電話会談を行うことを明らかにしたが、これに関し、ボルトン米大統領補佐官が中国本土への外国投資の約60%が香港を経由して行われていることを指摘した上で、「中国政府の誤った判断により香港が信用を失くせば、中国経済に甚大な影響が及ぶ」と話し、中国の今後の判断次第では、米国は香港への優遇措置の見直しも視野に入れることを示唆した。

これに対し中国は内政問題であるとして反発した。このことがドル円の重しとなり、ドル円は一時1ドル105円80銭近辺まで下落する場面もあった。

ニューヨーク時間に入ると、この日発表された7月の米小売売上高が前月比+0.7%と事前予想の同+0.4%を上回る好調なものとなったことに加え、世界的な小売最大手である米ウォールマートの好決算が好感され、ドル円は1ドル106円30銭台まで浮上する場面もあった。

また、長短の米国債利回りが正常化したことも円安・ドル高を後押ししたが、米10年債利回りが1.5%を割り込んだことが嫌気され、NYダウが下落。これによりドル円は再び水準を下げる場面もあったが、終盤に入り持ち直した。

このように、昨日のドル円は米長期金利の動向や、米中貿易摩擦、香港問題に上値を抑えられる展開となった。

なお、昨日発表された7月の米小売売上高は、5か月連続のプラス成長となり、市場予想を上回る好調なものになった。

特にネット購入が全体をけん引し、米アマゾンの「プライムデー」によるセールが上昇に貢献したものと考えられている。

なお、同社の「プライムデー」によるセールは、米国の年末商戦であり同国の小売業界の年間売上高の約2割を占めると言われる「ブラックフライデー」をしのぐ好調な結果になった模様。

7月の米小売売上高の好調は、収入の伸びが消費を支えたものとみられており、ポジティブな内容となった。

これを受けて、昨日のドル円は円安地合いになったものの、米中貿易摩擦による景気後退が意識され、世界的に債券高が進んでいることから米10年債利回りが低下したほか、昨日はアジア時間に米30年債の利回りが初めて2%を下回るなどリスクオフムードに。

世界的な景気後退への懸念と新興国などが次々に金融緩和に踏み切っていることが、米30年債利回りの低下につながったものとみられている。

本日もリスクオフムードは強く、ドル円は上値を抑えられやすい展開が続くものと考えられる。

なお、本日は米国の7月住宅着工件数や8月ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)が発表される。

この結果が軟調であれば、9月のFOMCでの大幅利下げの確度が高まったとしてドル売り圧力が強まるため、注意が必要だ。

本日の上海総合指数は堅調。一時マイナス圏に沈む場面もあったが、その後は上げ幅を拡大している。

ハンセン総合指数も堅調。昨日の終値を割り込んで始まり、一時下げ幅を拡大する場面もあったが、その後は上昇しプラス圏へ。上げ幅を拡大している。

米長期金利は上昇している。また、NYダウ先物はプラス圏で推移し、緩やかに上昇している。

テクニカルを見ると、ドル円の一時間足は一目均衡表の雲の上にある。ボリンジャーバンドはバンド幅が縮小し、横ばいになっている。

この後、東京時間のドル円は、1ドル106円35銭前後が短期的な抵抗線になるとみられる。それを上抜けた場合は、1ドル106円45銭が抵抗線として意識されるとみられる。

一方、東京時間の支持線は、短期的には1ドル106円00銭前後になるとみられ、そこを割り込んだ場合は、1ドル105円90銭前後が支持線として意識されるとみられる。

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏)

2019年8月16日|本日のFXレンジ予想

ドル/円

  • 強気予想:105.61円~107.27円
  • 弱気予想:105.13円~106.68円

ユーロ/円

  • 強気予想:117.35円~119.52円
  • 弱気予想:116.82円~118.70円

ポンド/円

  • 強気予想:127.23円~129.15円
  • 弱気予想:126.75円~128.43円

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏のレンジ予想)

※過去の相場データから当期の予想変動幅を算出。

2019年8月16日|本日のFX経済指標カレンダー

18:00 (欧) 6月 貿易収支(季調済)
 前回…202億ユーロ 今回予想…186億ユーロ
18:00 (欧) 6月 貿易収支(季調前)
 前回…230億ユーロ
21:30 (加) 6月 対カナダ証券投資額
 前回…102.0億カナダドル
21:30 (米) 7月 住宅着工件数 [年率換算件数]
 前回…125.3万件 今回予想…125.5万件
21:30 (米) 7月 住宅着工件数 [前月比]
 前回…-0.9% 今回予想…0.2%
21:30 (米) 7月 建設許可件数 [年率換算件数]
 前回…123.2万件 今回予想…127.0万件
21:30 (米) 7月 建設許可件数 [前月比]
 前回…-5.2% 今回予想…3.1%
23:00 (米) 8月 ミシガン大学消費者態度指数・速報値
 前回…98.4 今回予想…97.4

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏)

※本資料は情報の正確性、完全性を保証するものではありません。自己責任に基づき、投資の最終的な判断をお願いいたします。この情報に基づくいかなる損害についても、ナビナビFXおよび運営者は一切の責任を負いかねます。

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