• 更新日: 2019/08/14

2019年8月14日の米ドル/円の1時間足チャート

2019年8月14日|本日午後からのFX相場予想

本日の日経平均株価は前日比214円55銭高の20,669円99銭で寄り付いた後も堅調に推移している。

9月1日から発動する対中関税の第4弾に関し、米通商代表部が昨日、スマホなど一部の品目に関しては12月15日に発動が延期されたことが好感され、投資家のリスク回避姿勢が後退した模様。

後場は前日比164円08銭高の20,619円52銭で寄り付いた。

一方ドル円は軟調。なお、本日、中国人民銀行が発表した人民元の基準レートは1ドル7.0312元と、市場予想の7.0502元より元高だった。

この結果を受けて小幅にドルが買われる場面もあったが、ドル円は米長期金利が低下しているため上値を追う展開にはなっていない。

昨日のドル円は、先週金曜日にトランプ米大統領が9月に予定されている閣僚級米中貿易協議の開催について「合意を結ぶ準備ができていない」と協議の中止を示唆する発言をしたことから、米中貿易摩擦がさらに長期化するのではないかとの見方が市場で広まり、東京時間中は円高地合いで推移した。

また、アルゼンチンの政局不安や、香港デモの影響が航空便の欠航などに拡大していることなども、リスク回避の円買いを後押しした。

ロンドン時間に入ってからもドル円は水準を下げ、一時1ドル105円05銭近辺まで円高が進む場面もあった。

相場が一変したのはニューヨーク時間が始まってから。冒頭でも書いたとおり、米通商代表部が対中関税第四弾に関し、スマホを始めとした一部製品への発動を遅らせると発表したことで、投資家のリスク回避姿勢が後退し、ドル円は一気に円安地合いに傾いた。

9月1日から発動予定の制裁関税第4弾は、当初ほぼすべての中国製品に対象を広げる予定だったが、今回米通商代表部は、スマホ、ノートパソコン、玩具等特定の品目について12月15日に発動を延期することを発表。

今回これら特定品目の発動を先送りした理由として、トランプ米大統領は「クリスマスシーズンのため」と話し、米国の個人消費に与える影響を考慮して、これらの製品への関税発動を遅らせたと説明した。

また、中国商務省は、ムニューシン米財務長官やライトハイザー通商代表部代表と電話で協議したことを明らかにした。今後、2週間以内に再び電話協議を行うとしている。

今回の制裁関税第4弾に関しては、アップルをはじめとした対象製品を取り扱う米企業からの反対が根強くあった。

米国のクリスマス商戦は11月第4木曜日のブラックフライデーからクリスマスイブまでの約1か月間と長く、米国の小売業界の一年間の売上の約2割がこの期間に集中すると言われている。

この期間の米消費への悪影響に配慮し、今回は一部製品に関し、クリスマス商戦の仕入れに影響しない時期まで延期することを決定したものと考えられている。

なお、昨日発表された米国の7月消費者物価指数は、事前予想どおりの前月比+0.3%となった。

また、コア指数に関しては、事前予想の前月比+0.2%、前年同月比+2.1%を上回る前月比+0.3%、前年同月比+2.2%となった。

今回の結果では幅広い品目で上昇率が高まり、米国の物価が堅調に伸びている可能性が示唆されることとなった。

このように、昨日は米中貿易摩擦の激化への懸念が後退し、安全通貨である円は売られ、円安ドル高地合いに。ドル円は一時1ドル107円近辺まで上昇する場面もあった。

投資家のリスク回避姿勢が後退したことから、冒頭でも書いたとおり本日のドル円は円安地合いとなったが、米長期金利が低下しているため上値が抑えられる展開に。この後も上値の重い展開が予想される。

本日の上海総合指数はプラス圏で始まった後も堅調に推移している。一方、ハンセン総合指数はプラス圏で始まった後、上値を削る展開になっている。

米長期金利は低下し、現在はマイナス圏に沈んでいる。また、NYダウ先物も緩やかに下落し、マイナス圏で推移している。

テクニカルを見ると、ドル円の一時間足は一目均衡表の雲の上にある。ボリンジャーバンドは拡大し上昇。ドル円の一時間足はもみ合いとなっている。

この後、東京時間のドル円は、1ドル106円50銭前後が短期的な抵抗線になるとみられる。それを上抜けた場合は、1ドル106円60銭が抵抗線として意識されるとみられる。

一方、東京時間の支持線は、短期的には1ドル106円10銭前後になるとみられ、そこを割り込んだ場合は、1ドル106円00銭前後が支持線として意識されるとみられる

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏)。

2019年8月14日|本日のFXレンジ予想

ドル/円

  • 強気予想:105.46円~108.12円
  • 弱気予想:104.32円~107.36円

ユーロ/円

  • 強気予想:118.03円~120.71円
  • 弱気予想:116.91円~119.93円

ポンド/円

  • 強気予想:127.16円~130.62円
  • 弱気予想:125.76円~129.59円

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏のレンジ予想)

※過去の相場データから当期の予想変動幅を算出。

2019年8月14日|本日のFX経済指標カレンダー

09:30 (豪) 8月 ウエストパック消費者信頼感指数
 前回…96.5
11:00 (中) 7月 小売売上高 [前年同月比]
 前回…9.8% 今回予想…8.6%
11:00 (中) 7月 鉱工業生産 [前年同月比]
 前回…6.3% 今回予想…6.0%
15:00 (独) 4-6月期 国内総生産(GDP、速報値) [前期比]
 前回…0.4% 今回予想…-0.1%
15:00 (独) 4-6月期 国内総生産(GDP、速報値) [前年同期比]
 前回…0.7% 今回予想…0.1%
15:00 (独) 4-6月期 国内総生産(GDP、速報値、季調前) [前年同期比]
 前回…0.6% 今回予想…-0.3%
15:45 (仏) 7月 消費者物価指数(CPI、改定値) [前月比]
 前回…-0.2% 今回予想…-0.2%
15:45 (仏) 7月 消費者物価指数(CPI、改定値) [前年同月比]
 前回…1.1% 今回予想…1.1%
17:30 (英) 7月 消費者物価指数(CPI) [前月比]
 前回…0.0% 今回予想…-0.1%
17:30 (英) 7月 消費者物価指数(CPI) [前年同月比]
 前回…2.0% 今回予想…1.9%
17:30 (英) 7月 消費者物価指数(CPIコア指数) [前年同月比]
 前回…1.8% 今回予想…1.8%
17:30 (英) 7月 小売物価指数(RPI) [前月比]
 前回…0.1% 今回予想…0.0%
17:30 (英) 7月 小売物価指数(RPI) [前年同月比]
 前回…2.9% 今回予想…2.8%
17:30 (英) 7月 卸売物価指数(食品、エネルギー除くコアPPI) [前年同月比]
 前回…1.7% 今回予想…1.7%
18:00 (欧) 6月 鉱工業生産 [前月比]
 前回…0.9% 今回予想…-1.4%
18:00 (欧) 6月 鉱工業生産 [前年同月比]
 前回…-0.5% 今回予想…-1.5%
18:00 (欧) 4-6月期 四半期域内総生産(GDP、改定値) [前期比]
 前回…0.2% 今回予想…0.2%
18:00 (欧) 4-6月期 四半期域内総生産(GDP、改定値) [前年同期比]
 前回…1.1% 今回予想…1.1%
20:00 (米) MBA住宅ローン申請指数 [前週比]
 前回…5.3%
20:00 (南ア) 6月 小売売上高 [前年同月比]
 前回…2.2% 今回予想…2.0%
21:30 (米) 7月 輸入物価指数 [前月比]
 前回…-0.9% 今回予想…-0.1%
21:30 (米) 7月 輸出物価指数 [前月比]
 前回…-0.7% 今回予想…0.0%

2019年8月15日|本日のFX経済指標カレンダー

10:30 (豪) 7月 新規雇用者数
 前回…0.05万人
10:30 (豪) 7月 失業率
 前回…5.2%

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏)

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