• 更新日: 2019/08/01

2019年8月1日の米ドル/円の1時間足チャート

2019年8月1日|本日午後からのFX相場予想

本日の日経平均株価は前日比152円95銭安の21,361円58銭で寄り付いた後、下げ幅を縮小。昨日の米株式市場でNYダウが大幅下落したことを嫌気し、一時前日比200円超まで下落した。

しかし、売りが一巡すると、円安を好感し輸出関連株などに買いが入ったため、プラス圏まで浮上している。

なお、後場は前日比6円86銭高の21,528円39銭で寄り付いた後、再び下落しマイナス圏に沈んでいる。

ドル円は、昨日のニューヨーク時間に、FOMCの結果とその後のパウエルFRB議長の会見内容を受けて一時1ドル109円まで急騰する場面もあった。本日も会見を受けた円安の流れは続いている。

昨日のドル円は、実需筋によるドル買いや7月の米ADP雇用統計の結果を受けて強含む場面もあったが、概ね様子見ムードとなった。

昨日発表された米ADP雇用統計は、事前予想の前月比+15.0万人を上回る同+15.6万人となった。事前予想は上振れたものの、好調の目安となる20万人を割り込んだ。

今回のADP雇用統計では、サービス業が同+14.6万人とけん引した一方、雇用者の伸びは小企業で鈍化し、中・大企業がけん引する形となった。

米中貿易摩擦の影響の他、労働力不足や従来型小売店での人員削減が伸びを抑制する原因となったとみられている。

今回の結果は、米国の雇用が堅調であることが伺えるものとなったが、今後の雇用の鈍化が懸念される内容となった。

この結果を受け、昨日はドル円が強含む場面もあったが、FOMCの結果発表を前に一時的なものにとどまった。

注目のFOMCについては、大方の予想通り、約10年ぶりとなる利下げに踏み切った。

さらに、バランスシート縮小による量的引き締めについても、8月1日に停止と2か月前倒ししている。

米中貿易摩擦や英国のEU離脱など、世界経済の成長鈍化や景気減速リスクに対応するための「予防的」利下げであることをパウエルFRB議長は会見で話し、事前予想通り0.25%の利下げに踏み切った形だ。

トランプ米大統領が前日までTwitterに大幅利下げを要求する投稿をしていたこともあり、0.50%の利下げを期待する向きも根強かっため、今後、継続的な利下げがあるのかどうか、という点にも注目が集まっていたが、パウエルFRB議長は会見で「この利下げはサイクル半ばでの政策調整」「長期的な利下げ局面のスタートではない」と話し、金融緩和には消極的な姿勢を見せた。

そのため、今後の利下げ期待が後退し、米株式市場ではNYダウが300ドルほど下げるなど、失望売りを呼ぶこととなった。

なお、今回の利下げ発表後、トランプ米大統領は「市場がパウエルFRB議長から聞きたかったのは、長期的で積極的な利下げの開始だ」「少なくとも、パウエルFRB議長は量的引き締めを終了させる。

最初から(量的引き締めを)やるべきではなかった」とTwitterに投稿するなど、不満をあらわにしている。

今回の利下げは想定内、かつ、利下げ幅も想定内だったため、市場はすでに織り込み済みだった。

さらに、継続的な利下げをパウエルFRB議長が明言しなかったため、ドル円は急速に円安・ドル高が進行している。

本日のドル円は、この後も円安地合いが続くものと考えられるが、日経平均株価の動きには注意が必要だ。

プラス圏に浮上した後に再びマイナス圏に沈んでいるが、さらに失速するようであれば、ドル円は円高に振れやすくなる。

本日の上海総合指数は軟調。やや下げ幅を縮小する場面もあったものの、失速し下落している。

また、ハンセン総合指数も軟調。下げ幅を縮小する場面もあったが、再び下落している。

米長期金利は堅調。朝方は2.00%台まで低下したが、その後は2.03%台まで上昇している。NYダウ先物は軟調。マイナス圏で推移している。

テクニカルを見ると、ドル円の一時間足は一目均衡表の雲の上にある。ボリンジャーバンドはバンド幅が拡大。ドル円の一時間足が+3σを超えたことから、いったん反落している。

この後、東京時間のドル円は、1ドル109円30銭前後が短期的な抵抗線になるとみられる。

それを上抜けた場合は、1ドル108円40銭が抵抗線として意識されるとみられる。

一方、東京時間の支持線は、短期的には1ドル109円10銭前後になるとみられ、そこを割り込んだ場合は、1ドル109円00銭前後が支持線として意識されるとみられる

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏)。

2019年8月1日|本日のFXレンジ予想

ドル/円

  • 強気予想:108.37円~109.24円
  • 弱気予想:108.14円~108.92円

ユーロ/円

  • 強気予想:120.16円~121.51円
  • 弱気予想:119.83円~121.00円

ポンド/円

  • 強気予想:131.74円~133.53円
  • 弱気予想:131.21円~132.90円

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏のレンジ予想)

※過去の相場データから当期の予想変動幅を算出。

2019年8月1日|本日のFX経済指標カレンダー

10:30 (豪) 4-6月期 四半期輸入物価指数  [前期比]
 前回…-0.5% 今回予想…1.8%
10:45 (中) 7月 Caixin製造業購買担当者景気指数(PMI)
 前回…49.4 今回予想…49.6
16:50 (仏) 7月 製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値)
 前回…50.0 今回予想…50.0
16:55 (独) 7月 製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値)
 前回…43.1 今回予想…43.1
17:00 (欧) 7月 製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値)
 前回…46.4 今回予想…46.4
17:30 (英) 7月 製造業購買担当者景気指数(PMI)
 前回…48.0 今回予想…47.7
20:00 (英) イングランド銀行(BOE、英中央銀行)金利発表
 前回…0.75% 今回予想…0.75%
20:00 (英) 英中銀資産買取プログラム規模
 前回…4350億ポンド 今回予想…4350億ポンド
20:00 (英) 英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨
20:00 (英) 英中銀イングランド銀行、四半期ごとの物価報告(インフレリポート)
20:30 (英) カーニー英中銀(BOE)総裁、発言
20:30 (米) 7月 チャレンジャー人員削減数 [前年比]
 前回…12.8%
21:30 (米) 前週分 新規失業保険申請件数
 前回…20.6万件 今回予想…21.3万件
21:30 (米) 前週分 失業保険継続受給者数
 前回…167.6万人
22:45 (米) 7月 製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値)
 前回…50.0
23:00 (米) 7月 ISM製造業景況指数
 前回…51.7 今回予想…52.0
23:00 (米) 6月 建設支出 [前月比]
 前回…-0.8% 今回予想…0.4%

2019年8月2日|本日のFX経済指標カレンダー

08:50 (日) 日銀・金融政策決定会合議事要旨
08:50 (日) 7月 マネタリーベース [前年同月比]
 前回…4.0%

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏)

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