2019年7月3日|リスクオフムードが再燃し、日経平均株価は軟調。ドル円は円高地合いに。

  • 更新日: 2019/07/03

2019年7月3日の米ドル/円の1時間足チャート

2019年7月3日|本日午後からのFX相場予想

本日の日経平均株価は前日比70円20銭安の21,684円07銭で寄り付いた後、下げ幅を拡大。

後場は前日比155円66銭安の21,598円61銭で寄り付いている。

日経平均株価の軟調を受けてドル円も円高地合いに。さらに、仲値近辺で実需筋によるドル売りがあったことも、円高に拍車をかけた。

それに加え、ナバロ米大統領補佐官の発言やカーニーBOE総裁の発言、また、トランプ米大統領が指名した2名のFRB理事がハト派であることが意識され、市場ではリスクオフムードが強まっている。

昨日のドル円は、東京時間中は値動きに乏しい展開となった。

ただ、終盤にNYダウ先物が急失速し、さらには米長期金利も低下したことで1ドル108円20銭台まで水準を下げた後、ロンドン時間、ニューヨーク時間で下降トレンドへと転換。

1ドル107円台に再突入した。今週月曜日に米中首脳会談の結果を受けたリスクオフの後退で空けた窓を埋める展開となった。

市場が再びリスクオフムードとなった原因の一つが、カーニーBOE総裁による発言である。

米中、米欧など世界的な貿易摩擦が強まっていることに加え、英国の合意なき離脱で英経済に対するリスクが増大していることから、景気減速に対応するために若干の支援が必要になる可能性があるとの見方を示した。

このことから、英国の利下げが意識され英長期金利が低下。リスクオフムードの高まりから米長期金利も低下し、ドル円相場の下押し要因となった。

さらに、ナバロ米大統領補佐官が米CNBCのインタビューで米中協議が良い方向に進んでいるとの見方を示しながらも、「トランプ米大統領が述べたとおり、協議は複雑で時間がかかる。我々は適切な合意を求めている」と話したことから、今週月曜日から広がっていた市場の楽観ムードが後退。

さらに、ファーウェイに関しても、習近平中国国家主席が禁輸緩和を要望したことを明らかにしたうえで、今回緩和されるのは年10億ドル未満の安全保障に影響しないローテク製品のみで、5G向けの半導体など高機能品については引き続き禁輸対象となると示唆し、米国政府の政策に変更はないとの考えを示した。

そして、今回の部分緩和の見返りとして、中国が米農産品の大量購入を約束したと明かしている。

米中貿易協議の合意が遠のいたことや、一部で期待の高まっていたファーウェイのエンティティ―・リストからの除外は行われず、同社は引き続き同リストの対象となり、今回の部分緩和が小規模なものに留まったことから、市場はリスク回避姿勢を強めた。

さらに、昨日はペンス米副大統領が、予定していた米・ニューハンプシャー州での遊説を急遽取りやめた。その理由は明かされず、ホワイトハウス高官が「ペンス副大統領の体調面や国家安全保障上の問題ではない」と述べるにとどまったことが憶測を呼び、何か緊急事態が発生したのではないかとの見方も浮上した。

さらに、ロシアではプーチン大統領が国防相と緊急会談をするとの報道があり、同国がイスラエルのシリア爆撃に懸念を表明していることから、中東情勢への不安が広がった。これらのことから、安全通貨である円が買われたため、ドル円は再び1ドル107円台まで水準を下げた。

このように、昨日は利下げが意識された他、通商問題、地政学的リスクの再燃などが意識され、ドル円の下押し圧力が高まった。本日もその流れは続き、日経平均株価は下落しドル円は下降トレンドになっている。

明日は米独立記念日で米国市場が休場となるため、積極的なドル買いは起きにくいと考えられる。

ただ、本日のニューヨーク時間中には米国の経済指標が複数発表され、今週金曜日の米雇用統計の先行指標となるADP雇用統計の発表も予定されているため、その結果には注意が必要だ。

本日は上海総合指数が昨日の終値を割り込んで始まった後、下落。そのまま軟調に推移している。

一方、ハンセン総合指数は昨日の終値を割り込んで始まった後、下げ幅を縮小。いったんプラス圏に転じたものの、再び下落しマイナス圏に沈んでいる。

米長期金利は下落。現在はいったん下げ止まっている。また、NYダウ先物も下落した後、横ばいで推移している。

テクニカルを見ると、ドル円の一時間足は一目均衡表の雲の下にある。

ボリンジャーバンドは下向きに。-1σと-2σの間を推移するバンドウォークを形成している。

この後、東京時間のドル円は、1ドル107円70前後が短期的な抵抗線になるとみられる。

それを上抜けた場合は、1ドル107円80銭が抵抗線として意識されるとみられる。

一方、東京時間の支持線は、短期的には1ドル107円50銭前後になるとみられ、そこを割り込んだ場合は、1ドル107円40銭前後が支持線として意識されるとみられる

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏)。

2019年7月3日|本日のFXレンジ予想

ドル/円

  • 強気予想:107.57円~108.73円
  • 弱気予想:107.31円~108.28円

ユーロ/円

  • 強気予想:121.48円~122.80円
  • 弱気予想:121.20円~122.28円

ポンド/円

  • 強気予想:135.38円~137.61円
  • 弱気予想:134.91円~136.73円

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏のレンジ予想)

※過去の相場データから当期の予想変動幅を算出。

2019年7月3日|本日のFX経済指標カレンダー

10:30 (豪) 5月 住宅建設許可件数 [前月比]
 前回…-4.7% 今回予想…0.0%
10:30 (豪) 5月 住宅建設許可件数 [前年同月比]
 前回…-24.2% 今回予想…-21.5%
10:30 (豪) 5月 貿易収支
 前回…48.71億豪ドル
10:45 (中) 6月 Caixinサービス部門購買担当者景気指数(PMI)
 前回…52.7 今回予想…52.6
16:50 (仏) 6月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)
 前回…53.1 今回予想…53.1
16:55 (独) 6月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)
 前回…55.6 今回予想…55.6
17:00 (欧) 6月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)
 前回…53.4 今回予想…53.4
17:30 (英) 6月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI)
 前回…51.0 今回予想…51.0
20:00 (米) MBA住宅ローン申請指数 [前週比]
 前回…1.3%
20:30 (米) 6月 チャレンジャー人員削減数 [前年比]
 前回…85.9%
21:15 (米) 6月 ADP雇用統計 [前月比]
 前回…2.7万人 今回予想…14.0万人
21:30 (加) 5月 貿易収支
 前回…-9.7億カナダドル
21:30 (米) 5月 貿易収支
 前回…-508億ドル 今回予想…-534億ドル
21:30 (米) 前週分 新規失業保険申請件数
 前回…22.7万件 今回予想…22.0万件
21:30 (米) 前週分 失業保険継続受給者数
 前回…168.8万人 今回予想…168.1万人
22:45 (米) 6月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)
 前回…50.7 今回予想…50.7
22:45 (米) 6月 総合購買担当者景気指数(PMI、改定値)
 前回…50.6
23:00 (米) 5月 製造業新規受注 [前月比]
 前回…-0.8% 今回予想…-0.5%
23:00 (米) 6月 ISM非製造業景況指数(総合)
 前回…56.9 今回予想…56.0

2019年7月4日|本日のFX経済指標カレンダー

未定 (米) 休場
08:50 (日) 前週分 対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債)
 前回…4454億円
08:50 (日) 前週分 対外対内証券売買契約等の状況(対内株式)
 前回…-3134億円

 (元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏)

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