2019年7月26日|米株安を受けて日経平均株価は軟調。ドル円は、上値の重い展開に

  • 更新日: 2019/07/26

2019年7月26日の米ドル/円の1時間足チャート

2019年7月26日|本日午後からのFX相場予想

本日の日経平均株価は前日比5635銭安の21,70020銭で寄り付いた後、前日の米株式市場でNYダウが下落した流れを受けて軟調に推移している。ボーイング株が業績悪化を受けて下落した影響を株が買われた流れが東京株式市場にも波及した模様。

一方、ドル円は、軟調な日経平均株価の動向を受けて上値の重い展開に。仲値近辺で1ドル10875銭付近まで上昇する場面もあったが、その後は押し戻されて小動きとなっている。

昨日のドル円は、東京時間中ロウRBA総裁の講演での発言を受けた豪ドル売りが波及し、1ドル10804銭まで下落する場面もあった。「インフレ率が目標レンジに戻るまで多少の時間がかかる見通しだ」「低金利が長期間続くと予想するのは妥当である」とロウ総裁が述べたことから、豪10年債利回りが過去最低の1.237%まで低下。豪ドルが大幅に売られる展開となり、ドル円も下落した。

ドル円の下落が一服した後、ECBの声明発表を前にもみ合いとなったドル円だったが、ECBが政策金利を2020年半ばまで現行水準かそれを下回る水準にし、来年半ばまで現行水準に据え置くことを発表。また、ドラギ総裁がその後の会見で、「見通しは一段と悪化している」との見方を示し、ECBが利下げや新たな政策ガイダンスを模索していることを明らかにすると、ユーロ売り優勢となり、対ドルでは約22か月ぶりとなる1ユーロ1.1102ドルまで下落した。ただ、利下げや資産買い入れについてこの日は議論がなく、ECB理事会内での意見も分かれていることをドラギ総裁が明らかにすると、ユーロは買い戻された。

ユーロの対ドルでの下落を受けて、ドル円は円安地合いになった。さらに、この日発表された米国の6月耐久財受注が事前予想の前月比0.2%増を大幅に上回る同1.2%増となると、ドル買いが加速。ドル円は1ドル10875銭まで円安が進んだ。

今回発表された米国の6月耐久財受注は、3か月ぶりの増加となり、20188月以来の伸び率となった。事前予想の大幅な上振れとなった主因は、民間航空機・同部品の新規受注が前月比75.5%増に回復したことにある。また、自動車・同部品、機械、通信機器なども好調となった。さらに、米企業の設備投資の先行指標とみなされるコア資本財(航空機を除く非国防資本財)の受注も前月比1.9%と、大幅な伸びとなった。

米国の6月耐久財受注は、米企業の設備投資が好調であることが伺える内容となったものの、今回押し上げ要因となった民間航空機・同部品については、米ボーイングが737MAX型機を減産し、また、米キャタピラーに関しても業績が軟調であることから、その影響が今後出てくることが予想される。とはいえ、今回の結果からは、米中貿易摩擦などの影響を受けた米国の設備投資や製造業が、思うほど弱含まず底堅かったと判断できるだろう。

このように、昨日一気に円安が進んだドル円だが、本日も概ね底堅い展開が続くものと考えられる。ただ、本日までとなっている日米通商協議に関するヘッドラインや、イランを巡る問題などドル円の下押し材料は残ったままなので、引き続き動向には注意したい。

冒頭でも書いたとおり、本日の東京時間のドル円は、軟調な日経平均株価の動向を受け、上値の重い展開となっている。

本日の上海総合指数は、昨日の終値を下回る水準で始まりそのまま下げ幅を縮める展開となったが、失速。再び押し戻されている。ハンセン総合指数は軟調。昨日の終値を下回る水準で始まった後、徐々に下げ幅を縮めているものの、上昇は弱い。

米長期金利は軟調。ニューヨーク時間中に2.097%まで上昇したが、現在は2.06%台まで低下している。一方、NYダウは緩やかに上昇したが、横ばいで推移している。

テクニカルを見ると、ドル円の一時間足は一目均衡表の雲の上にある。ボリンジャーバンドは拡大し、上向きになっている。

この後、東京時間のドル円は、1ドル10870銭前後が短期的な抵抗線になるとみられる。それを上抜けた場合は、1ドル10880銭が抵抗線として意識されるとみられる。

一方、東京時間の支持線は、短期的には1ドル10850銭前後になるとみられ、そこを割り込んだ場合は、1ドル10840銭前後が支持線として意識されるとみられる

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏)。

2019年7月26日|本日のFXレンジ予想

ドル/円

  • 強気予想:108.23円~109.20
  • 弱気予想:107.78円~108.94

ユーロ/円

  • 強気予想:120.31円~122.19
  • 弱気予想:119.51円~121.65

ポンド/円

  • 強気予想:134.81円~136.19
  • 弱気予想:134.29円~135.76

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏のレンジ予想)

※過去の相場データから当期の予想変動幅を算出。

2019年7月26日|本日のFX経済指標カレンダー

15:00 (独) 6月 輸入物価指数 [前月比]
 前回…-0.1% 今回予想…-0.8%
15:00 (独) 6月 輸入物価指数 [前年同月比]
 前回…-0.2% 今回予想…-1.5%
15:45 (仏) 7月 消費者信頼感指数
 前回…101 今回予想…101
15:45 (仏) 6月 卸売物価指数(PPI) [前月比]
 前回…-0.4%
21:30 (米) 4-6月期 四半期実質国内総生産(GDP、速報値) [前期比年率]
 前回…3.1% 今回予想…1.8%
21:30 (米) 4-6月期 四半期GDP個人消費・速報値 [前期比]
 前回…0.9% 今回予想…4.0%
21:30 (米) 4-6月期 四半期コアPCE・速報値 [前期比]
 前回…1.2% 今回予想…2.0%

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏)

※本資料は情報の正確性、完全性を保証するものではありません。自己責任に基づき、投資の最終的な判断をお願いいたします。この情報に基づくいかなる損害についても、ナビナビFXおよび運営者は一切の責任を負いかねます。

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