2019年7月19日|大幅利下げ観測の再燃を受けて日経平均株価は上昇。ドル円は水準を上げたが材料難から小動きに。

  • 更新日: 2019/07/19

2019年7月19日の米ドル/円の1時間足チャート

2019年7月19日|本日午後からのFX相場予想

本日の日経平均株価は前日比100円26銭安の21,146円50銭で寄り付いた後、上げ幅を拡大し300円超高となった。後場は前日比388円66銭高の21,434円90銭で寄り付いている。

昨日の米国の要人発言を受けて米国債の利回りが低下したことが好感され、米国市場で株高となった流れが、本日の東京市場でも続いている。

ドル円は、日経平均株価の上昇が後押ししたことに加え、本日が実質的な五十日(ごとおび)に当たることから、実需筋のドル買いが入った模様。1ドル107円50銭台まで水準を上げている。

昨日のドル円は、東京時間中に日経平均株価の下落を受けたドル売りが強まったことに加え、韓国の利下げによる円買いも入り、円高地合いに。

欧州勢が参加するとドルが買い戻されてドル円は徐々に水準を上げ、ニューヨーク時間に入り発表された米フィラデルフィア連銀製偽造業景気指数が事前予想の5.0を大幅に上回る21.8となったことが好感されたため、ドル円は一時1ドル108円台を回復する場面もあった。

ただ、その後に発表された6月の米国の景気先行指標総合指数が事前予想の前月比+0.1%を下回る同-0.3%となったことから、一転してドル売り地合いとなった。

昨日発表された7月の米フィラデルフィア連銀製造業景況指数は新規受注や出荷、雇用等の指数が大幅に回復し、2009年6月以来の改善となった。

また、6か月先の見通し指数は2018年5月以来の高水準に上昇している。今回の回復は、メキシコと中国への関税発動が見送られたことが主な要因と考えられている。

今週月曜日に発表された7月のニューヨーク連銀製造業景況指数もマイナスに沈んだ前回の結果(-8.6)から4.3へ大幅回復したが、今回のフィラデルフィア連銀製造業景況指数からも、米企業の景況感が改善傾向にあることが判る。

一方で、昨日発表された6月の米景気先行指標総合指数は事前予想の前月比+0.1%を下回る前月比-0.3%に。

また、ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁が「大惨事を待つより予防的アプローチをとった方が良い」「長期の中立金利は0.5%近辺」と中銀会合で発言し、低金利と低インフレであった場合、それに対応するための早期刺激策をとるべきだとの見方を示したことから、米国債は利回りが低下。

米国の2年債利回りは1.81%からわずかな時間で1.78%を割り込む水準まで低下している。

さらにFRBのクラリダ副議長が米FOXビジネスネットワークのインタビューで、「経済が明らかに悪化するまで利下げを遅らせるべきではない」と述べたことも材料視され、ドル円は円高が進んだ。

また、その後トランプ米大統領が、米軍がイランの無人機を撃墜したことをホワイトハウスでの会合で明らかにしたため、地政学的リスクが高まり、ドル円は1ドル107円20銭台前半まで円高が進んだ。

先述のニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁の講演内容に関しては、講演後、ニューヨーク連銀の報道官が、「(今回の)ウィリアムズ総裁の講演は20年間の学術的研究に基づくスピーチで、今月のFOMCでの政策行動に関するものではない」との声明を電子メールで発表したため、ドル売りは一巡しているが、相次ぐ米国要人の早期利下げ容認発言を受け、市場では7月のFOMCでの0.50%の大幅利下げ期待が再び高まっている。

本日はニューヨーク時間にセントルイス連銀のブラード総裁と、ボストン連銀のローゼングレン総裁の講演が予定されている。ブラード総裁はハト派、ローゼングレン総裁はタカ派であるが、この2人の講演での発言内容には注意が必要だ。

冒頭でも書いたとおり、本日の東京時間のドル円は、日経平均株価の上昇と五十日(ごとおび)のドル買いを受けて水準を上げた。

また、先述のニューヨーク連銀の報道官の声明を受けてドル買い優勢となっている。

底堅い展開が続いてはいるが、材料難から現在は小動きとなっている。

また、本日の上海総合指数は堅調。前日の終値を上回って始まった後も概ね高水準で推移している。

ハンセン総合指数はも堅調。前日の終値を上回って始まり、そのまま高水準で推移している。

米長期金利は低下し、2.03%台で推移している。一方、NYダウは上昇している。

テクニカルを見ると、ドル円の一時間足は一目均衡表の雲の下にある。

ボリンジャーバンドは拡大しバンド幅を拡大している。

この後、東京時間のドル円は、1ドル107円60銭前後が短期的な抵抗線になるとみられる。

それを上抜けた場合は、1ドル107円70銭が抵抗線として意識されるとみられる。

一方、東京時間の支持線は、短期的には1ドル107円40銭前後になるとみられ、そこを割り込んだ場合は、1ドル107円30銭前後が支持線として意識されるとみられる

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏)。

2019年7月19日|本日のFXレンジ予想

ドル/円

  • 強気予想:107.07円~108.35円
  • 弱気予想:106.73円~107.88円

ユーロ/円

  • 強気予想:120.76円~121.42円
  • 弱気予想:120.56円~121.19円

ポンド/円

  • 強気予想:134.09円~135.43円
  • 弱気予想:133.49円~135.06円

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏のレンジ予想)

※過去の相場データから当期の予想変動幅を算出。

2019年7月19日|本日のFX経済指標カレンダー

13:30 (日) 5月 全産業活動指数 [前月比]
 前回…0.9% 今回予想…0.3%
15:00 (独) 6月 生産者物価指数(PPI) [前月比]
 前回…-0.1% 今回予想…-0.2%
17:00 (欧) 5月 経常収支(季調済)
 前回…209億ユーロ
17:00 (欧) 5月 経常収支(季調前)
 前回…192億ユーロ
21:30 (加) 5月 小売売上高 [前月比]
 前回…0.1% 今回予想…0.3%
21:30 (加) 5月 小売売上高(除自動車) [前月比]
 前回…0.1% 今回予想…0.4%
23:00 (米) 7月 ミシガン大学消費者態度指数・速報値
 前回…98.2 今回予想…98.5
29:30 (日) 黒田東彦日銀総裁、発言

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏)

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