2019年7月16日|日経平均株価は軟調。一方、ドル円は材料難から小動きに。

  • 更新日: 2019/07/16

2019年7月16日の米ドル/円の1時間足チャート

2019年7月16日|本日午後からのFX相場予想

本日の日経平均株価は前週末比41円52銭安の21,644円38銭で寄り付いた後、下げ幅を拡大し、後場は前週末比144円01銭安の21,541円89銭で寄り付いている。

昨日のNYダウが反発して終わったものの、円高が重しとなり株式市場は軟調に推移している模様。

ドル円も、軟調な日経平均株価の動向を受けて上値の重い展開となったが、実需筋のドル買いが入ったことで一時1ドル108円09銭まで上昇する場面もあった。

しかしその後は再び107円台に押し戻されている。

昨日のドル円は、東京市場が休場だったことから終始小動きに。

ニューヨーク時間中に発表された7月のニューヨーク連銀製造業景気指数が事前予想の2.0を上回る4.3となり、前回の-8.6からも大幅に上昇したことが好感されたが、リスク選好のドル売りは一時的なものに留まった。

NYダウが軟調に推移していたことが原因と考えられる。

昨日発表されたニューヨーク連銀製造業景気指数は、前回が約3年ぶりの低水準に落ち込んだが、今回は大幅な改善を見せた。

ただ、内容は決して良好とは言えず、主要指数は上昇したが、新規受注と受注残は引き続きマイナス。

ただ、どちらも前回からはマイナス幅が縮小している。

また、雇用指数は2016年1月以来の水準に落ち込み、在庫も軟調な結果となるなど、どちらもマイナス幅を拡大することとなった。

今回のニューヨーク連銀製造業景気指数の結果から、6月29日に米中貿易協議が再開されたことを受けて米国の製造業の企業マインドがやや改善していることが伺える結果となったものの、完全な回復には至っていないことが判る。

本日はニューヨーク時間に米国の6月の鉱工業生産と小売売上高が発表されるため、ドル円は上値の重い展開が続くものと考えられる。

今回米国の6月の鉱工業生産と小売売上高が事前予想を下回った場合、7月のFOMCでの利下げが0.50%の大幅利下げになるのではないかとの見方が強まる一因になる可能性がある。

また、中国の2019年度上半期(1月~6月)の貿易統計によれば、米国向け輸出額は前年同期比8.1%減の1,994億ドルと、前年同期比13.6%増となった2018年上半期から大幅に減少している一方で、対米貿易黒字は1,405億ドルと、前年同期の1,337億ドルから拡大している。

そのため、今回米国の6月の鉱工業生産と小売売上高が軟調な結果に終われば、トランプ米大統領が中国の為替政策を改めて批判する可能性があり、そうなった場合は米中貿易協議のさらなる難航が予想される。

米中貿易摩擦の長期化の可能性がさらに高まることで、FOMCが0.50%の利下げを行うのではないかとの見方がいっそう強まり、ドル売りに拍車をかける可能性がある。

これらのことから、本日の米国の6月の鉱工業生産と小売売上高の結果には注意が必要である。

本日この後のドル円は、引き続き小動きになると考えられる。

ただ、日経平均株価の動向やNYダウ先物、米長期金利の動向の影響を受けやすいことに注意が必要である。

現在、日米中の株価指数が軟調に推移しているため、円高に拍車をかける結果となっているが、仮に株価指数がプラス圏に転じたとしても、そのまま積極的なドル買い・円売りに直結するとは考えにくく、その場合も上値の重い展開が続くものと考えられる。

本日の上海総合指数は前日の終値を割り込んで始まった後、プラス圏に浮上する場面もあったが、マイナス圏に沈んだ。

その後は下げ幅を縮めている。ハンセン総合指数は、前日の終値を上回った後、マイナス圏に沈んだが、再びプラス圏に浮上している。

米長期金利は軟調。緩やかに低下し、現在は2.8%台で推移している。

NYダウは、マイナス圏に沈む場面もあったが、再び上昇しプラス圏で推移している。

テクニカルを見ると、ドル円の一時間足は一目均衡表の雲の下にある。

ドル円の値動きが乏しいことから、ボリンジャーバンドは縮小し横ばいとなっている。

この後、東京時間のドル円は、1ドル108円00銭前後が短期的な抵抗線になるとみられる。

それを上抜けた場合は、1ドル108円10銭が抵抗線として意識されるとみられる。

一方、東京時間の支持線は、短期的には1ドル107円80銭前後になるとみられ、そこを割り込んだ場合は、1ドル107円70銭前後が支持線として意識されるとみられる。

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏)。

2019年7月16日|本日のFXレンジ予想

ドル/円

  • 強気予想:107.77円~108.24円
  • 弱気予想:107.64円~108.07円

ユーロ/円

  • 強気予想:121.33円~122.03円
  • 弱気予想:121.15円~121.77円

ポンド/円

  • 強気予想:134.73円~136.18円
  • 弱気予想:134.40円~135.62円

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏のレンジ予想)

※過去の相場データから当期の予想変動幅を算出。

2019年7月16日|本日のFX経済指標カレンダー

10:30 (豪) 豪準備銀行(中央銀行)、金融政策会合議事要旨公表
17:30 (英) 6月 失業保険申請件数
 前回…2.32万件
17:30 (英) 6月 失業率
 前回…3.1%
17:30 (英) 5月 失業率(ILO方式)
 前回…3.8% 今回予想…3.8%
18:00 (欧) 5月 貿易収支(季調済)
 前回…153億ユーロ 今回予想…170億ユーロ
18:00 (欧) 5月 貿易収支(季調前)
 前回…157億ユーロ
18:00 (独) 7月 ZEW景況感調査(期待指数)
 前回…-21.1 今回予想…-22.0
18:00 (欧) 7月 ZEW景況感調査
 前回…-20.2
21:00 (英) カーニー英中銀(BOE)総裁、発言
21:30 (加) 5月 対カナダ証券投資額
 前回…-128億カナダドル
21:30 (米) 6月 輸入物価指数 [前月比]
 前回…-0.3% 今回予想…-0.6%
21:30 (米) 6月 輸出物価指数 [前月比]
 前回…-0.2% 今回予想…-0.3%
21:30 (米) 6月 小売売上高 [前月比]
 前回…0.5% 今回予想…0.2%
21:30 (米) 6月 小売売上高(除自動車) [前月比]
 前回…0.5% 今回予想…0.1%
22:15 (米) 6月 鉱工業生産 [前月比]
 前回…0.4% 今回予想…0.1%
22:15 (米) 6月 設備稼働率
 前回…78.1% 今回予想…78.1%
23:00 (米) 7月 NAHB住宅市場指数
 前回…64 今回予想…64
23:00 (米) 5月 企業在庫 [前月比]
 前回…0.5% 今回予想…0.4%
26:00 (米) パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、発言
29:00 (米) 5月 対米証券投資
 前回…-78億ドル
29:00 (米) 5月 対米証券投資(短期債除く)
 前回…469億ドル

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏)

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