2019年7月1日|対中関税第4弾の先送りを受けて日経平均株価は上昇。一方、ドル円は上値の重い展開に。

  • 更新日: 2019/07/01

2019年7月1日の米ドル/円の1時間足チャート

2019年7月1日|本日午後からのFX相場予想

本日の日経平均株価は前日比290円35銭高の21,566円27銭で寄り付いた後、高水準で推移している。

先週末のG20期間中に行われた米中首脳会談で、米中貿易摩擦の激化が回避されたことが好感され、相場は強い。

後場に入ってからも引き続き堅調に推移している。

一方、ドル円は軟調。オセアニア時間に上方向に窓を開けたドル円は、序盤こそ1ドル108円50銭を付けたが、その後は失速。

実需筋によるドル売りが入ったことも原因とみられている。

また、今朝発表された今年4月から6月の日銀短観が事前予想の9を下回る7となり、前回の12から大幅に悪化したことに加え、本日10時45分に発表された中国の製造業購買担当者PMIが事前予想の50.5を下回る49.4となり、前回の50.2からも低下したこともドル円の上値を抑えている模様。

そのため、ドル円相場は株式相場の好調とは対照的に、軟調に推移している。

先週金曜日のドル円は、G20とその期間中に開催される米中首脳会談を前に様子見ムード。

東京時間中に実需筋のドル売りが入ったことでドル円は水準を下げた後、米長期金利の上昇を受けて再び水準を上げたが、その後はもみ合いが続いた。

ニューヨーク時間に発表された米国の経済指標も強弱まちまちの内容になったため、ドル円の反応は限定的なものに。

終盤、NYダウが急上昇したことを受けてドル円も上昇したものの、一日をかけて値動きの乏しい展開となった。

先週はG20開催期間中の6月29日に行われた米中首脳会談の動向が市場の注目材料となったため、普段よりも経済指標に対する相場の反応は薄かった。

その米中首脳会談であるが、制裁関税の第4弾の発動が先送りされたことで、本日の株式相場はリスクオンムードが高まっている。

懸念されていた交渉決裂が回避されたため、相場は一安心といったところだが、為替相場の反応を見ると、そうとも言えない状況にあることが分かる。

先ほど書いたとおり、懸念されていた制裁関税の第4弾の実施は延期された。

このことはポジティブ材料であるものの、事前に予想されていたシナリオの一つであったため、大きな驚きとまではなっていない。

予想外だったのはファーウェイの制裁緩和が今回発表されたことだが、こちらについては決して楽観視できる状態にはない。

6月30日にクドロー米国家経済会議委員長は、禁輸対象リストに同社を残し続けると発表し、そのうえで、安全保障に影響しない一部汎用品のみ輸出を認めるとした。

米国企業が同社に対し輸出できる製品は、一般的に入手できる場合に限るとしているため、米国企業に強みがある半導体やOSが関係する取引について規制が解除されるかは現状不透明なままだ。

また、今回の制裁緩和に対し、米国の与野党からはすでに反対意見が出ているほか、各国報道も急場しのぎの合意だったとの見方を示している。

今回は米中貿易摩擦の激化が避けられたものの、5Gを巡る米中の覇権競争はなくなったわけではなく、問題の先送りをしただけにとどまったと言えよう。

また、知的財産権侵害や外国企業への技術移転の強要、中国の自国企業への不透明な補助金支給等の問題も解決しておらず、貿易摩擦に関する懸念材料は残ったままである。

今後も米中貿易協議に関するヘッドラインが相場に影響を与えると考えられるため、引き続き注意が必要だ。

このように、合意が期待されていた米中首脳会談については、合意には至らず問題は依然として残ったままになったため、冒頭でも書いたとおり、株式市場が今回の結果を好感しリスクオフムードが後退した一方で、為替市場の反応は鈍く、ドル円は上値の重い展開が続いている。

本日は上海総合指数がプラス圏で始まった後、そのまま上昇。上げ幅を拡大し堅調に推移している。なお、本日の香港市場は休場である。

米長期金利は急上昇。現在はやや低下したものの、対中関税第4弾が先送りされ、投資家のリスク回避姿勢が後退したことで、2.03%台で推移している。

NYダウ先物も今回の米中首脳会談の結果を受けて急上昇している。

テクニカルを見ると、ドル円の一時間足は一目均衡表の雲の上にある。

ボリンジャーバンドはバンド幅が拡大。ドル円の一時間足が+3σを超えたことから反落している。

この後、東京時間のドル円は、1ドル108円35前後が短期的な抵抗線になるとみられる。

それを上抜けた場合は、1ドル108円45銭が抵抗線として意識されるとみられる。

一方、東京時間の支持線は、短期的には1ドル108円10銭前後になるとみられ、そこを割り込んだ場合は、1ドル108円00銭前後が支持線として意識されるとみられる

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏)。

2019年7月1日|本日のFXレンジ予想

ドル/円

  • 強気予想:107.65円~108.18
  • 弱気予想:107.42円~108.03

ユーロ/円

  • 強気予想:122.37円~123.11
  • 弱気予想:122.07円~122.89

ポンド/円

  • 強気予想:136.42円~137.77
  • 弱気予想:135.87円~137.37

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏のレンジ予想)

※過去の相場データから当期の予想変動幅を算出。

2019年7月1日|本日のFX経済指標カレンダー

未定 (加) 休場
08:50 (日) 4-6月期 日銀短観・四半期大企業製造業業況判断
 前回…12 今回予想…9
08:50 (日) 4-6月期 日銀短観・四半期大企業製造業先行き
 前回…8 今回予想…7
08:50 (日) 4-6月期 日銀短観・四半期大企業非製造業業況判断
 前回…21 今回予想…20
08:50 (日) 4-6月期 日銀短観・四半期大企業非製造業先行き
 前回…20 今回予想…19
08:50 (日) 4-6月期 日銀短観・四半期大企業全産業設備投資 [前年度比]
 前回…1.2% 今回予想…8.1%
10:45 (中) 6月 Caixin製造業購買担当者景気指数(PMI)
 前回…50.2 今回予想…50.0
14:00 (日) 6月 消費者態度指数・一般世帯
 前回…39.4
16:30 (スイス) 6月 SVME購買部協会景気指数
 前回…48.6 今回予想…49.0
16:50 (仏) 6月 製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値)
 前回…52.0 今回予想…52.0
16:55 (独) 6月 製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値)
 前回…45.4 今回予想…45.4
16:55 (独) 6月 失業者数 [前月比]
 前回…6.0万人 今回予想…0.25万人
16:55 (独) 6月 失業率
 前回…5.0% 今回予想…5.0%
17:00 (欧) 6月 製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値)
 前回…47.8 今回予想…47.8
17:00 (欧) 5月 マネーサプライM3[前年同月比]
 前回…4.7%
17:30 (英) 5月 消費者信用残高
 前回…9億ポンド 今回予想…8億ポンド
17:30 (英) 5月 マネーサプライM4 [前月比]
 前回…0.9%
17:30 (英) 5月 マネーサプライM4 [前年同月比]
 前回…3.0%
17:30 (英) 6月 製造業購買担当者景気指数(PMI)
 前回…49.4 今回予想…49.2
18:00 (欧) 5月 失業率
 前回…7.6% 今回予想…7.5%
22:45 (米) 6月 製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値)
 前回…50.1
23:00 (米) 6月 ISM製造業景況指数
 前回…52.1 今回予想…51.2
23:00 (米) 5月 建設支出 [前月比]
 前回…0.0% 今回予想…0.0%

2019年7月2日|本日のFX経済指標カレンダー

07:45 (NZ) 5月 住宅建設許可件数 [前月比]
 前回…-8.0%
08:50 (日) 6月 マネタリーベース [前年同月比]
 前回…3.6%

 (元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏)

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