2019年6月7日|日経平均株価は本日も堅調。ドル円は本日の米雇用統計の発表を前に、動きに乏しい展開に。

  • 更新日: 2019/06/07

2019年6月7日の米ドル/円の1時間足チャート

2019年6月7日|本日午後からのFX相場予想

本日の東京時間は日経平均株価が前日比85円74銭高でスタートした後、堅調に推移している。

ドル円は堅調な日経平均株価の動向を受けて1ドル108円50銭台まで浮上する場面もあったが、本日の米雇用統計を前に上値が重い。

昨日のドル円は、東京時間の序盤では米国とメキシコの関税に関する協議が合意に至らなかったことを受けて一時水準を下げる場面もあった。

しかし、その後は堅調な日経平均株価が後押しし、1ドル108円40銭前後まで浮上。

ただ、この日のECB定例理事会を前に様子見ムードが強くこの後は小動きに。

後場の終わりに日経平均株価が下落するとドル円も水準を下げた。

その後行われたECB定例理事会では、終了後の声明文とドラギECB総裁の会見が注目された。

声明文では、金利の据え置きに関し、前回は2019年末までとしていたものを今回は「少なくとも2020年上半期まで」と後ろ倒しになったことが判明。

さらに、会見でドラギECB総裁が保護主義への脅威の高まりや長引く不透明感を踏まえ、「ECBは不足の事態が起きた場合には行動することを約束」すると表明した。

また、市場のインフレ期待が2016年以来の低水準になっていることについて、デフレやリセッションの可能性は極めて低いとの見方を示し、「経済の見通しの大幅な悪化は見込んでいない」と述べるなど、予想以上のタカ派姿勢を示した。

さらに、今回の会合で数人の委員が利下げや量的緩和再開の可能性を提起し、追加量的緩和のためのかなりの余地があるとの見方を示している。

今回のECB定例理事会に関しては、事前に短期金融市場が年内の利下げ確率を50%まで織り込むなど、利下げへの期待が高まっていた。

しかし、今回は利下げを行わないことが判明したため、株式や債券が売られた。

利上げ時期の後退をネガティブ視する向きによるユーロ売りで一時ユーロドルは値を下げたものの、利下げが行われないことによる債券売りが優勢となったため、ユーロはすぐに値を上げた。

それに加え、ドラギ総裁のタカ派発言が後押しし、ユーロは対ドルで一段高となった。

これがドル円にも波及し、円は円高に。

さらに、米国の新規失業保険申請件数が事前予想の21.5万件から悪化し21.8万件となったこともドル売りを誘発し、一時1ドル108円03銭まで円高が進む場面もあった。

本日はニューヨーク時間に米雇用統計が発表される。

今回は前月比18.0万人が予想されているが、先日発表された米ADP雇用統計が大幅な下振れとなったことから、今回の雇用統計についても下振れが警戒されている。

一方で、雇用統計の先行指標としてすでに発表されたISM製造業雇用やISM非製造業雇用、また、フィラデルフィア連銀製造業景況指数の雇用などの指標は強い結果を示している。

米ADP雇用統計の結果は非常に弱い内容となったが、他の先行指標の中には強い内容を示すものもあるため、今回の米雇用統計の結果には注意したい。

仮に今回の米雇用統計が米ADP雇用統計と同様、前月比10万人を割り込んだ場合には、米国の利下げが意識され、さらなる円高地合いになると考えられる。

なお、本日は米国とメキシコとの交渉にも注目が集まっている。

米国とメキシコとの関税措置回避を市場は期待していて、昨日のニューヨーク時間に、米国がメキシコへの関税発動を遅らせることを検討しているとのニュースが報じられた際には、安堵感から円安地合いとなった。

しかしその後、サンダース米報道官が、「米国政府は依然としてメキシコへの関税の準備を進めている」との見解を示したことで、再びドルを売る動きが強まった。

本日も昨日と同様、本件が材料視されているため、ヘッドラインには注意したい。

冒頭でも書いたとおり、本日は日経平均株価が堅調だが、ドル円は動きに乏しい展開が続いている。

米雇用統計の発表を前に、この後もドル円は上値の重い展開が続くものとみられる。

なお、本日は中国市場、香港市場ともに休場。

米長期金利は水準を上げ、2.13%に上昇する場面もあったが、現在は2.12%まで低下している。

一方、NYダウ先物は上昇している。

テクニカルを見ると、ドル円の一時間足は一目均衡表の雲の上にある。ボリンジャーバンドは上向きに。

動きに乏しく方向感の出ない状態になっているものの、ドル円の一時間足は+1σと+2σの間を推移している。

この後、東京時間のドル円は、1ドル108円55銭前後が短期的な抵抗線になるとみられる。

それを上抜けた場合は、1ドル108円65銭が抵抗線として意識されるとみられる。

一方、東京時間の支持線は、短期的には1ドル108円25銭前後になるとみられ、そこを割り込んだ場合は、1ドル108円15銭前後が支持線として意識されるとみられる

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏)。

2019年6月7日|本日のFXレンジ予想

ドル/円

    強気予想:108.14円~108.89円弱気予想:107.81円~108.68円

ユーロ/円

    強気予想:121.59円~123.13円弱気予想:120.87円~122.72円

ポンド/円

    強気予想:137.15円~138.42円弱気予想:136.62円~138.05円

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏のレンジ予想)

※過去の相場データから当期の予想変動幅を算出。

2019年6月7日|本日のFX経済指標カレンダー

未定 (中) 休場
14:00 (日) 4月 景気先行指数(CI)・速報値
 前回…95.9 今回予想…96.0
14:00 (日) 4月 景気一致指数(CI)・速報値
 前回…99.4 今回予想…100.2
14:45 (スイス) 5月 失業率
 前回…2.4% 今回予想…2.3%
15:00 (独) 4月 鉱工業生産 [前月比]
 前回…0.5% 今回予想…-0.5%
15:00 (独) 4月 鉱工業生産 [前年同月比]
 前回…-0.9% 今回予想…-0.4%
15:00 (独) 4月 貿易収支
 前回…226億ユーロ 今回予想…195億ユーロ
15:00 (独) 4月 経常収支
 前回…302億ユーロ
15:45 (仏) 4月 貿易収支
 前回…-53.24億ユーロ 今回予想…-47.42億ユーロ
15:45 (仏) 4月 経常収支
 前回…-13億ユーロ
15:45 (仏) 4月 鉱工業生産指数 [前月比]
 前回…-0.9% 今回予想…0.3%
21:30 (加) 5月 新規雇用者数
 前回…10.65万人 今回予想…-0.55万人
21:30 (加) 5月 失業率
 前回…5.7% 今回予想…5.7%
21:30 (加) 1-3月期 四半期設備稼働率
 前回…81.7% 今回予想…81.1%
21:30 (米) 5月 非農業部門雇用者数変化 [前月比]
 前回…26.3万人 今回予想…18.0万人
21:30 (米) 5月 失業率
 前回…3.6% 今回予想…3.6%
21:30 (米) 5月 平均時給 [前月比]
 前回…0.2% 今回予想…0.3%
21:30 (米) 5月 平均時給 [前年同月比]
 前回…3.2% 今回予想…3.2%
23:00 (米) 4月 卸売在庫 [前月比]
 前回…-0.1% 今回予想…0.7%
23:00 (米) 4月 卸売売上高 [前月比]
 前回…2.3% 今回予想…0.2%
28:00 (米) 4月 消費者信用残高 [前月比]
 前回…102.8億ドル 今回予想…130.0億ドル

 (元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏)

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