2019年6月5日|日経平均株価は大幅反発。ドル円は米国の利下げが重しに。

  • 更新日: 2019/06/05

2019年6月5日の米ドル/円の1時間足チャート

2019年6月5日|本日午後からのFX相場予想

本日の東京時間は日経平均株価が前日比259円35銭高でスタートした後、上げ幅を拡大。

ただ、ドル円は上値が重く、水準を下げている。

昨日のドル円は、東京時間では前日のニューヨーク時間でのセントルイス連銀のブラード総裁による利下げに関する発言が重しとなり、円買い・ドル売り地合いに。

終盤、欧州勢が参入するとドルが買い戻されたがもみ合いとなった。

その後、米国市場がスタートすると、前日に米通商代表部と米財務省が「中国側は非難合戦を追求している」との共同声明を出したことに対し、中国商務省が「米国との見解の違いは対話で解決すべき」との声明を出した。

さらに、メキシコのオブラドール大統領が移民問題に関し、米国との協議はうまくいっていて、6月10日までに合意できるとの見通しを発表したことで、市場のリスクオフムードが後退。

NYダウが値を上げ、米長期金利が2.14%台まで回復したことを受けてドル円は1ドル108円36銭近辺まで水準を上げた。

しかし、その後、パウエルFRB議長が講演で、「米国経済の動向を注視し、景気拡大を継続させるためにもFRBは適切な行動をとる」と利下げを想起させる発言をしたため、ドル円は水準を下げた。

今年の初めにこれまでのタカ派的スタンスからハト派的スタンスへと転向したパウエルFRB議長だが、6月3日にハト派のセントルイス連銀のブラード総裁が、「貿易戦争がもたらす米経済の下振れリスクに対し、利下げが必要」と述べたことから、昨日の講演での発言が注目されていた。

昨日の講演の冒頭で、パウエルFRB議長は、米中貿易摩擦やメキシコへの制裁関税が及ぼす米国経済への影響に懸念を示し、「これらが米国経済にどのような影響を及ぼすか中止し、米経済の拡大や雇用、2%のインフレ率を維持するためにFRBは適切な行動をとる」と発言した。

これまで同氏は今後の金融政策の判断ついて「忍耐強く、柔軟に」判断するとの見方を示していた。

5月のFOMC後の記者会見でも「金融政策は利上げと利下げのどちらかに動かす必然性はみられない」との見解を示していたが、昨日の講演では「FRBは適切な行動をとる」とし、これまでのスタンスを転換。

利下げに関する直接的な発言はなかったが、今後の利下げの可能性を示唆した。

今回の発言を受け、市場では利下げ観測が高まっている。

また、パウエルFRB議長の講演に先立ち、FRBのクラリダ副議長も先月30日の講演で利下げの可能性を示唆し、「見通しが悪化した場合、さらに緩和的な政策を必要とする要因になるだろう」と述べている。

この発言の後、ブラード米セントルイス連銀総裁や昨日のパウエルFRB議長の利下げに関する発言があったことから、市場では米国の利下げの可能性が高まったとの見方が広がり、ドルを売る動きが強まった。

昨日のパウエルFRB議長の講演での発言を受けて、本日もドル円は上値が重い。

一方、株式市場では米国の利上げが企業収益の圧迫要因になるとの見方が強かったことから、利下げを歓迎する向きが強く、株高に。

すでに書いたとおり、昨日のNYダウは上昇。前日比512.40ドル高で取引を終えた。

また、冒頭でも書いたとおり日経平均株価も米株高を受けて好調で、高水準で推移している。

本日の東京時間のドル円は、この後も上値の重い展開が続くと考えられる。

米長期金利はおおむね堅調に推移しているものの、米国の利下げが意識され、ドル円には反映されにくくなっている。

なお、本日の上海総合指数は前日の終値を上回るスタートとなった後、堅調に推移している。

また、ハンセン総合指数も同様で、昨日の終値を上回ってスタートした後、堅調に推移している。

なお、NYダウ先物は緩やかながらも上昇している。

テクニカルを見ると、ドル円の一時間足は一目均衡表の雲の中にある。ボリンジャーバンドは上向きに。

方向感の出ない状態になっていることから、バンド幅は狭まっている。

この後、東京時間のドル円は、1ドル108円25銭前後が短期的な抵抗線になるとみられる。

それを上抜けた場合は、1ドル108円35銭が抵抗線として意識されるとみられる。

一方、東京時間の支持線は、短期的には1ドル108円00銭前後になるとみられ、そこを割り込んだ場合は、1ドル107円90銭前後が支持線として意識されるとみられる

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏)。

2019年6月5日|本日のFXレンジ予想

ドル/円

    強気予想:107.95円~108.66円弱気予想:107.64円~108.46円

ユーロ/円

    強気予想:121.47円~122.21円弱気予想:121.11円~122.02円

ポンド/円

    強気予想:136.87円~138.18円弱気予想:136.22円~137.85円

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏のレンジ予想)

※過去の相場データから当期の予想変動幅を算出。

2019年6月5日|本日のFX経済指標カレンダー

10:30 (豪) 1-3月期 四半期国内総生産(GDP) [前期比]
 前回…0.2% 今回予想…0.4%
10:30 (豪) 1-3月期 四半期国内総生産(GDP) [前年同期比]
 前回…2.3% 今回予想…1.8%
10:45 (中) 5月 Caixinサービス部門購買担当者景気指数(PMI)
 前回…54.5 今回予想…54.2
16:50 (仏) 5月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)
 前回…51.7 今回予想…51.7
16:55 (独) 5月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)
 前回…55.0 今回予想…55.0
17:00 (欧) 5月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)
 前回…52.5 今回予想…52.5
17:30 (英) 5月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI)
 前回…50.4 今回予想…50.6
18:00 (欧) 4月 卸売物価指数(PPI) [前月比]
 前回…-0.1% 今回予想…0.2%
18:00 (欧) 4月 卸売物価指数(PPI) [前年同月比]
 前回…2.9% 今回予想…3.1%
18:00 (欧) 4月 小売売上高 [前月比]
 前回…0.0% 今回予想…-0.5%
18:00 (欧) 4月 小売売上高 [前年同月比]
 前回…1.9% 今回予想…1.5%
20:00 (米) MBA住宅ローン申請指数 [前週比]
 前回…-3.3%
21:15 (米) 5月 ADP雇用統計 [前月比]
 前回…27.5万人 今回予想…18.3万人
21:30 (加) 1-3月期 四半期労働生産性指数 [前期比]
 前回…-0.4% 今回予想…0.4%
22:45 (米) 5月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)
 前回…50.9 今回予想…50.9
22:45 (米) 5月 総合購買担当者景気指数(PMI、改定値)
 前回…50.9
23:00 (米) 5月 ISM非製造業景況指数(総合)
 前回…55.5 今回予想…55.5
27:00 (米) 米地区連銀経済報告(ベージュブック)

2019年6月6日|本日のFX経済指標カレンダー

08:50 (日) 前週分 対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債)
 前回…-1890億円
08:50 (日) 前週分 対外対内証券売買契約等の状況(対内株式)
 前回…-1282億円

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏)

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