2019年6月3日|日経平均株価は4日続落。ドル円は水準を下げながら、上値の重い展開が続く。

  • 更新日: 2019/06/04

2019年6月3日の米ドル/円の1時間足チャート

2019年6月3日|本日午後からのFX相場予想

本日の東京時間は、早朝1ドル109円17銭近辺まで下落するなどドル円は軟調。

日経平均株価は4日続落で始まり、下げ幅をやや縮小したものの、その後は軟調に推移している。

ドル円は利下げが意識され、上値の重い展開が続いている。

先週金曜日のドル円は、早朝、トランプ米大統領が、6月10日以降、メキシコからの輸入品すべてに5%の関税を課す考えを示したことで大幅下落。

一気に円高トレンドとなった。

メキシコが同国経由で米国に流入する移民について、メキシコ政府が手を打たなければこの関税は段階的に引き上げられ、10月1日に最高25%になる可能性があるとトランプ米大統領は述べた。

さらに、中国政府が米国へのレアアースの禁輸を検討しているとの報道が出たこともドル円の上値押下げ要因となった。

ニューヨーク時間に入ると、中国が米国からの輸入品600億ドル分について関税の引き上げを発表した。

このことに加え、この日発表された5月のミシガン大学消費者態度指数(確報値)が事前予想を下振れたこともドル売り要因となり、ドル円は1ドル108円30銭台まで値を下げ、この日だけで1円以上も円高が進行したことになる。

この日発表された5月のミシガン大学消費者態度指数(確報値)は5月半ばに集計した速報値から2.4pt低下の100.0となった。

ミシガン大学消費者態度指数の調査担当者によれば、関税の悪影響を懸念する回答が5月前半には16%だったのが、同月後半には35%まで増加したとのことで、5月10日に発動した米国による対中制裁関税の引き上げが同指数の悪化につながったと考えられている。

また、関税の応酬合戦になっている米中貿易摩擦であるが、トランプ米政権はすでに対中関税第4弾の準備を進めている。

これが実施されれば、これまで対米輸出の最終拠点となっていた中国から他国に最終拠点を移す動きが強まるとみられるなど、米中以外の国への影響も広がるものと考えられている。

また、先ほど書いたとおり、今回のミシガン大学消費者態度指数(確報値)の結果が事前予想を下振れ、前回の結果より低下したことからも判るとおり、米国経済の減速が懸念されている。

市場のリスク回避姿勢が強まったことにより、米10年債は利回りが低下。

一時2.12%台と1年8か月ぶりの低水準まで落ち込み、長期金利を短期金利が上回る逆イールドが進んでいる。

逆イールドは景気後退の前兆とみなされていることから、米国の利上げの可能性はさらに遠のいたばかりか、利下げが強く意識されている。

トランプ米大統領はFRBに対し、かねて利下げを要求している。

5月14日には、米国の対中制裁関税により打撃を受ける景気を下支えするために、中国が利下げするだろうとの予想をしたうえで、FRBが利下げすれば米中貿易摩擦は「ゲームオーバーだ。

米国が勝利する!」とTwitterに投稿するなど、FRBに対し改めて利下げを訴えている。

ここ最近の米国の経済指標の結果などを考慮し、トランプ米政権が米国の景気後退を抑えるためにもFRBに対しさらに利下げ圧力を強めるのではないかとの見方も浮上している。

このことも、ドル円の上値抑制原因となっているようだ。

6月末のG20で米中貿易協議に関し何らかの合意に達するものとの期待がこれまで市場にはあったが、深刻化する米中の関税の応酬を受けて、現在は悲観的な見方の方が強まっているものとみられる。

冒頭でも書いたとおり、本日のドル円は軟調。

日経平均株価は米国発の貿易摩擦の激化と長期化が懸念され、景気敏感株を中心に売られたことから、軟調に推移している。

本日の上海総合指数は前日の終値を上回るスタートとなった後、一時プラス圏まで上昇したものの、再びマイナス圏へ。その後も軟調に推移している。

また、ハンセン総合指数も昨日の終値を上回ってスタートした後、一時プラス圏に持ち直したものの再び下落しマイナス圏へ。下げ幅を拡大している。

また、米長期金利は2.13%台まで持ち直したが、軟調が続いている。なお、NYダウ先物は下落したが、現在は一服した模様。

テクニカルを見ると、ドル円の一時間足は一目均衡表の雲の下にある。

ボリンジャーバンドはバンド幅を拡大。

-1σと-2σの間を推移するバンドウォークが続いている。

この後、東京時間のドル円は、1ドル109円30銭前後が短期的な抵抗線になるとみられる。

それを上抜けた場合は、1ドル109円40銭が抵抗線として意識されるとみられる。

一方、東京時間の支持線は、短期的には1ドル108円00銭前後になるとみられ、そこを割り込んだ場合は、1ドル107円90銭前後が支持線として意識されるとみられる

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏)。

2019年6月3日|本日のFXレンジ予想

ドル/円

    強気予想:107.83円~110.09円弱気予想:107.37円~109.19

ユーロ/円

    強気予想:120.63円~122.59円弱気予想:120.17円~121.84

ポンド/円

    強気予想:136.21円~138.88円弱気予想:135.60円~137.85

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏のレンジ予想)

※過去の相場データから当期の予想変動幅を算出。

2019年6月3日|本日のFX経済指標カレンダー


未定 (NZ) 休場
08:50 (日) 1-3月期 四半期法人企業統計調査・ソフトウェア含む全産業設備投資額 [前年同期比]
 前回…5.7% 今回予想…3.3%
10:45 (中) 5月 Caixin製造業購買担当者景気指数(PMI)
 前回…50.2 今回予想…50.0
15:30 (スイス) 5月 消費者物価指数(CPI) [前月比]
 前回…0.2%
16:30 (スイス) 5月 SVME購買部協会景気指数
 前回…48.5
16:50 (仏) 5月 製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値)
 前回…50.6
16:55 (独) 5月 製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値)
 前回…44.3 今回予想…44.3
17:00 (欧) 5月 製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値)
 前回…47.7
17:30 (英) 5月 製造業購買担当者景気指数(PMI)
 前回…53.1 今回予想…52.0
22:45 (米) 5月 製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値)
 前回…50.6 今回予想…50.8
23:00 (米) 5月 ISM製造業景況指数
 前回…52.8 今回予想…53.0
23:00 (米) 4月 建設支出 [前月比]
 前回…-0.9% 今回予想…0.5%

2019年6月4日|本日のFX経済指標カレンダー

08:01 (英) 5月 英小売連合(BRC)小売売上高調査 [前年同月比]
 前回…3.7%
08:50 (日) 5月 マネタリーベース [前年同月比]
 前回…3.1%

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏)

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