2019年6月21日|日経平均株価は下落。米長期金利の低下からドル円は水準を下げる。

  • 更新日: 2019/06/21

2019年6月21日の米ドル/円の1時間足チャート

2019年6月21日|本日午後からのFX相場予想

本日の日経平均株価は前日比24円81銭高の21,487円67銭でスタートしたものの、円高が嫌気されマイナス圏に沈んだ。

その後、一時プラス圏に戻す場面もあったが、下落幅を拡大し、後場は前日比148円45銭安の21,314円41銭でスタートするなど軟調。

一方ドル円は軟調。米長期金利の低下から下降トレンドが続き、1ドル107円05銭前後まで水準を下げている。

昨日の東京時間のドル円は、序盤は前日のFOMCの結果を受けて軟調に推移した。

米国の7月の利下げの可能性が高まったことに加え、EUも利下げの可能性が高まっていることが意識された格好だ。

欧米が景気後退リスクに対する予防的金融緩和へシフトしつつあることを受け、この日行われた日銀金融政策決定会合後の黒田日銀総裁の発言に注目が集まった。

会見で黒田日銀総裁は、物価上昇の勢いが弱まれば躊躇なく追加緩和を実施すると述べた。

ただ、FRBやECBとは違い、積極的な追加緩和を行うとのニュアンスではなかった。

そのため、ドル円は一時1ドル107円70銭台後半まで上伸したものの、積極的な円売りにはつながらなかった。

ロンドン時間に入るとドル円は小動きとなったが、ニューヨーク時間に入り発表されたフィラデルフィア連銀製造業景況指数が事前予想を大幅に下回り、前回からも大幅に低下したことが嫌気され、ドル円は円高に。

ただ、同時に発表された米国の前週分新規失業保険申請件数が良好な数値になったことから、下値は限定的なものになった。

しかしその後、米国の5月の景気先行指数が発表され、事前予想の前月比+0.1%を下回る同0.0%と横ばいの結果になり、時間も前月比+0.2%から0.1%に下方修正された。

このことが嫌気されてドル売り地合いとなったため、ドル円は水準を下げた。

今回発表されたフィラデルフィア連銀製造業景況指数は、4か月ぶりの低水準となった。

販売価格が下落した企業が増え、現況の新規受注や出荷も低下。米国のメキシコに対する制裁関税を巡る動向が不透明だったことが影響したものと考えられている。

ただ、低下幅そのものは小幅で、6か月先の見通しについては1.7pt上昇している。そのため、今回の同指数の下振れは一時的なものであるとする見方が強く、昨日のニューヨーク株式市場は堅調に推移している。

このように、昨日発表の米経済指標は強弱まちまちなものとなったため、発表後のドル円の下値は限定的なものになった。

しかし、トランプ米大統領が、イランが米国の無人偵察機を撃墜した問題に関し「イランは非常に大きな過ちを犯した」とホワイトハウスで記者団に対し述べ、米国はこのことを容認しないと語ったことが報じられると、ドル円は大幅に下落。

米国とイランが全面衝突するのではないかとの懸念が広がり、1ドル108円20銭台前半まで円高が進んだ。

本日も投資家のリスク回避姿勢は強まりを見せている。

欧米での早期利下げの確度が増したことに加え、米国・イランの関係悪化による地政学リスクの高まりが意識され、ドル円は円買い地合いに。リスクオフムードが強まったことで米長期金利は下落し、現在は2.00%台で推移している。

また、NYダウ先物も下落している。

また、冒頭でも書いたとおり、本日の株式市場では円高が嫌気されて日経平均株価が値を下げている。

昨日黒田日銀総裁がさらなる追加緩和の余地があると示唆したものの、欧米も金融緩和にシフトした場合、日本には円高圧力がかかるとみられているため、東京株式市場では積極的な買いが入りにくい状態になっている。

本日の東京時間のドル円は、この後も円高地合いが続くものとみられる。

1ドル107円近辺ではNYカットオプションが入っているため意識されやすく、値動きを抑制する可能性があることに注意したい。

また、本日のニューヨーク時間には、米国の6月製造業購買担当者景気指数(PMI・速報値)などの経済指標が発表される。こちらの結果にも注意が必要だ。

本日は上海総合指数が前日の終値を上回って始まった後、上げ幅を拡大。堅調に推移している。

一方、ハンセン総合指数は前日の終値を上回って始まった後、下落しマイナス圏へ。軟調な状態が続いている。

テクニカルを見ると、ドル円の一時間足は一目均衡表の雲の下にある。ボリンジャーバンドは拡大。

ドル円の一時間足は-2σと-1σの間を推移するバンドウォークを形成している。

この後、東京時間のドル円は、1ドル107円15銭前後が短期的な抵抗線になるとみられる。

それを上抜けた場合は、1ドル107円25銭が抵抗線として意識されるとみられる。

一方、東京時間の支持線は、短期的には1ドル107円00銭前後になるとみられ、そこを割り込んだ場合は、1ドル106円90銭前後が支持線として意識されるとみられる

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏)。

2019年6月21日|本日のFXレンジ予想

ドル/円

強気予想:106.98円~108.44円
弱気予想:106.64円~107.88円

ユーロ/円

強気予想:120.88円~122.22円
弱気予想:120.58円~121.70円

ポンド/円

強気予想:135.97円~135.58円
弱気予想:135.60円~136.96円

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏のレンジ予想)

※過去の相場データから当期の予想変動幅を算出。

2019年6月21日|本日のFX経済指標カレンダー

16:15 (仏) 6月 製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)
 前回…50.6 今回予想…50.9
16:15 (仏) 6月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)
 前回…51.5 今回予想…51.6
16:30 (独) 6月 製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)
 前回…44.3 今回予想…44.6
16:30 (独) 6月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)
 前回…55.4 今回予想…55.3
17:00 (欧) 6月 製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)
 前回…47.7 今回予想…48.0
17:00 (欧) 6月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)
 前回…52.9 今回予想…53.0
21:30 (加) 4月 小売売上高 [前月比]
 前回…1.1% 今回予想…0.2%
21:30 (加) 4月 小売売上高(除自動車) [前月比]
 前回…1.7% 今回予想…0.4%
22:45 (米) 6月 製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)
 前回…50.5 今回予想…50.5
22:45 (米) 6月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)
 前回…50.9 今回予想…51.0
22:45 (米) 6月 総合購買担当者景気指数(PMI、速報値)
 前回…50.9
23:00 (米) 5月 中古住宅販売件数 [年率換算件数]
 前回…519万件 今回予想…525万件
23:00 (米) 5月 中古住宅販売件数 [前月比]
 前回…-0.4% 今回予想…1.2%

 (元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏)

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