2019年6月14日|日経平均株価はマイナス圏から上昇し、堅調。ドル円はもみ合いに。

  • 更新日: 2019/06/14

2019年6月14日の米ドル/円の1時間足チャート

2019年6月14日|本日午後からのFX相場予想

本日の東京時間は日経平均株価が前日比17円41銭高でスタートした後、一時マイナス圏に沈む場面もあったがその後は上昇。

プラス圏で取引を終え、後場も前日比56円28銭高の21,088円28銭でスタートしている。

一方、ドル円の動きは鈍い。実質的な五十日(ごとおび)に当たることから仲値近辺で実需筋のドル買いが入り、1ドル108円40銭台まで上昇したが、その後は米長期金利の低下により1ドル108円20銭台まで円高が進む場面も。

現在は1ドル108円30銭台でもみ合いとなっている。

昨日の東京時間のドル円は、10時半に発表された豪州の雇用統計で、非正規雇用の増加と失業率の悪化が確認されたことが嫌気され、豪州の追加利下げ観測が広がったことから円買い地合いに。

円買いが一巡した後は材料難から小動きとなった。ロンドン時間も材料難が続いたが、ニューヨーク時間に入ると、米30年債の入札が好調だったことから米債券相場は堅調に推移。米10年債の利回りも低下し、ドル円は1ドル108円50銭台から108円30銭台まで円高が進んだ。

その後、日本の海運会社の運航するタンカーがオマーン湾で攻撃されたとのニュースが流れ、相場は一気にリスクオフムードに。この件に関し、ポンぺオ米国務長官が「この攻撃の責任はイランにある」とのコメントを出し、さらに攻撃にはイランが関与しているとの見方を示したため、ドル円は一時1ドル108円20銭台まで円高が進んだ。

日本の海運会社である国華産業が運行するタンカーが攻撃を受けた事件に関しては、その後、米CNNが、イラン海軍のボートがこのタンカーから不発の水雷を除去する映像と写真を米国が入手したと報じており、米国防総省もその様子を収めた動画を公開している。

一方、イランは本件に関し「米国の主張は根拠がない」として関与を否定。米国の態度を非難するコメントを発表している。

イランを巡っては、先日安倍晋三首相が同国の最高指導者であるハメネイ師と13日に会談を行ったばかり。

今回の会談で、安倍首相は米国とイランとの仲介役としての役割も期待されていたのだが、ハメネイ師は会談後、トランプ米大統領との対話を拒否するコメントを発表している。

なお、今回のタンカー攻撃に関して菅官房長官は「発言は控えたい」とし、日本政府としてのコメントや見解は発表していない。

このように、昨日のニューヨーク時間では国際情勢の急激な緊張があったが、相場の懸念材料はそれだけではない。

例えば、英国に関しては、メイ英首相の保守党党首退任に伴い、与党保守党の次期党首選に伴う動きが活発化している。

現在、次期党首の最有力候補と目されているジョンソン前英外相は、合意なき離脱を避けたい考えを示す一方、合意の有無を問わず10月末でEUを離脱することが重要であるとの主張をし、EUへの強硬姿勢を崩していない。

同氏は13日の保守党の党首選挙の第1回目の投票で2位以下を大きく引き離す首位となっている。

このままジョンソン氏が英国の次期首相になった場合、合意なき離脱が現実のものになるとの見方が強く、英国の最大野党である労働党が提出した合意なき離脱を阻止する動議が12日に英下院で否決された際には、ポンドが大幅に下落している。

また、ノルドストリーム2プロジェクトに関しては、米国がドイツへの制裁を検討するなど、圧力を強めていて、米独関係の悪化が懸念されている。

さらに香港では刑事事件の容疑者の中国本土への引き渡しが可能となる逃亡犯条例改正案を巡り、大規模なデモが続いている。

このように、現在世界各地で政治的リスク、地政学的リスクが高まっている。

そのため、ドル円相場は上値が重くなりやすく、リスク回避の円買いが起こりやすい状況にあるといえる。

本日、この後の東京時間のドル円は、株価指数の動向を眺めながらも上値の重い展開になることが考えられる。

本日は上海総合指数が前日比を上回る価格始まった後、下落。マイナス圏に沈み、下げ幅を拡大している。

ハンセン総合指数は前日比マイナスで始まった後、下げ幅を拡大。

現在は下げが一服しているが、引き続き軟調となっている。

米長期金利は下落。2.08%台で推移している。NYダウ先物は上昇している。

テクニカルを見ると、ドル円の一時間足は一目均衡表の雲の下にある。ボリンジャーバンドは横ばい。

この後、東京時間のドル円は、1ドル108円40銭前後が短期的な抵抗線になるとみられる。

それを上抜けた場合は、1ドル108円50銭が抵抗線として意識されるとみられる。

一方、東京時間の支持線は、短期的には1ドル108円20銭前後になるとみられ、そこを割り込んだ場合は、1ドル108円10銭前後が支持線として意識されるとみられる

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏)。

2019年6月14日|本日のFXレンジ予想

ドル/円

    強気予想:108.15円~108.71円弱気予想:107.97円~108.52円

ユーロ/円

    強気予想:122.02円~122.73円弱気予想:121.87円~122.45円

ポンド/円

    強気予想:137.04円~138.10円弱気予想:136.74円~137.72円

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏のレンジ予想)

※過去の相場データから当期の予想変動幅を算出。

2019年6月14日|本日のFX経済指標カレンダー

13:30 (日) 4月 鉱工業生産・確報値 [前月比]
 前回…0.6%
13:30 (日) 4月 鉱工業生産・確報値 [前年同月比]
 前回…-1.1%
13:30 (日) 4月 設備稼働率 [前月比]
 前回…-0.4%
15:00 (独) 5月 卸売物価指数(WPI) [前月比]
 前回…0.6%
15:45 (仏) 5月 消費者物価指数(CPI、改定値) [前月比]
 前回…0.2% 今回予想…0.2%
15:45 (仏) 5月 消費者物価指数(CPI、改定値) [前年同月比]
 前回…1.0% 今回予想…1.0%
16:00 (中) 5月 小売売上高 [前年同月比]
 前回…7.2% 今回予想…8.0%
16:00 (中) 5月 鉱工業生産 [前年同月比]
 前回…5.4% 今回予想…5.4%
21:30 (米) 5月 小売売上高 [前月比]
 前回…-0.2% 今回予想…0.7%
21:30 (米) 5月 小売売上高(除自動車) [前月比]
 前回…0.1% 今回予想…0.4%
21:55 (英) カーニー英中銀(BOE)総裁、発言
22:15 (米) 5月 鉱工業生産 [前月比]
 前回…-0.5% 今回予想…0.2%
22:15 (米) 5月 設備稼働率
 前回…77.9% 今回予想…78.0%
23:00 (米) 6月 ミシガン大学消費者態度指数・速報値
 前回…100.0 今回予想…98.0
23:00 (米) 4月 企業在庫 [前月比]
 前回…0.0% 今回予想…0.4%

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏)

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