2019年6月13日|日経平均株価は軟調。ドル円は米長期金利の低下を受けて水準を下げる。

  • 更新日: 2019/06/13

2019年6月13日の米ドル/円の1時間足チャート

2019年6月13日|本日午後からのFX相場予想

本日の東京時間は日経平均株価が前日比88円81銭安でスタートした後、一時下げ幅を縮める場面もあったが、その後は下げ幅を拡大。後場に入り、少し反発している。

一方、ドル円は小幅なレンジでの動きが続いたが、米長期金利が再び2.12%を割り込んだ後、低下幅を広げたことで水準を下げた。

昨日の東京時間のドル円は、日経平均株価の動向に影響を受けながらも、米国の消費者物価指数の発表を前に小動きに。欧州勢が参入すると、軟調な欧米株の動向を受けてドル円は水準を下げた。

米長期金利の低下が円高を後押ししたが、低下が一服すると再びドルが買い戻されるなど、レンジの動きとなった。

昨日の市場の注目材料の一つが、ニューヨーク時間に発表された米国の5月の消費者物価指数である。

CPIは前月比で市場予想どおりの+0.1%となったものの、前年同月比で事前予想の+1.9%を下振れる+1.8%、コアCPIは前月比、前年同月比ともに下振れる+0.1%、+2.0%(事前予想:前月比+0.2%、前年同月比+2.1%)となった。

コアCPIは4か月連続で前月比+0.1%が続いていて、今回に関しては、中古車や医薬品の値下がりがコアCPIの上昇を抑制したとみられている。

一方で、FRBが軟調な物価動向の原因の一つとして注目していた航空運賃については上昇。また、下落の続く衣料品も今回は下げ止まった。

航空運賃の上昇や衣料品の下落が止まったことを受け、FRBは「軟調な物価の動向は一時的なもの」であるとする見方を維持するものとみられている。

6月のFOMCでの利下げは行われないとの見方は依然として強いままであるが、今回の米消費者物価指数の結果を受け、FF金利先物市場では、次回(7月)のFOMCで利下げされる確率がさらに高まり、現在、約85%が利下げを見込んでいる模様。

また、今後2か月間に利下げする可能性は95%近くまで高まっている。

パウエルFRB議長は米中をはじめとする貿易摩擦を注視し、「景気拡大を維持するために適切に行動する」と述べるなど、景気が悪化した場合は金融緩和を行うことを示唆している。

パウエルFRB議長の発言の原因になっている米中貿易摩擦について、トランプ米大統領は今月大阪で開催されるG20での米中首脳会談を行いたい考えだが、中国側はこのことに関する発表を今のところ行っていない。

トランプ米大統領は昨日の会見で、「中国と合意したと思ったが、残念なことに中国は内容の変更を決めた。

だが、それは通用しない」とけん制する一方、「何かが起きるだろう。

それは非常に前向きなことになると思う」「最終的には中国と合意すると思う」と楽観的な見通しを述べている。

現状、米中貿易協議に進展がないため、今後もこのことが相場の懸念材料として意識されるのはもちろんのこと、軟調な米経済指標の原因にもなっていることから、その動向次第では利下げ時期や回数に変化を及ぼす可能性も考えられる。

そのため、米中貿易協議の動向が相場の重しとなり、ドル円はなかなか上値を追う展開になりにくいと考えられる。

また、昨日はトランプ米大統領がドイツに対し、ドイツがロシア産原油をバルト海経由のパイプラインで輸送する「ノルドストリーム2プロジェクト」を進めることに関し制裁を検討していることを明らかにし、ドイツに対しエネルギーのロシア依存を強めないよう警告した。

一方、ドイツは本計画を推進する立場を崩していない。このことが米独関係悪化の懸念を誘い、ユーロが対ドルで大幅に下落した。

さらに、英国のEU離脱を巡り、英下院は昨日、EUからの合意なき離脱阻止を目指す動議を否決した。

これにより合意なき離脱の可能性が高まったとして、昨日はポンドが対ドルで大幅に下落している。

このように昨日は市場のリスクオフムードが高まる要因が多々あった。

そのため、本日のドル円は上値の重い展開になるものとみられる。

冒頭でも書いたとおり、日経平均株価は軟調。米長期金利も低下幅を広げるなど、ドル円は水準を下げている。

また、本日は上海総合指数が前日比マイナスで始まった後、下げ幅を縮め、プラス圏で前場を終えている。

ハンセン総合指数も前日比-で始まった後、下げ幅を縮める展開となっている。

NYダウ先物は下げ幅を拡大した後、いったん反発している。

テクニカルを見ると、ドル円の一時間足は一目均衡表の雲の下にある。

ボリンジャーバンドは横ばい。バンド幅は広がりつつある。

この後、東京時間のドル円は、1ドル108円35銭前後が短期的な抵抗線になるとみられる。

それを上抜けた場合は、1ドル108円45銭が抵抗線として意識されるとみられる。

一方、東京時間の支持線は、短期的には1ドル108円15銭前後になるとみられ、そこを割り込んだ場合は、1ドル108円05銭前後が支持線として意識されるとみられる

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏)。

2019年6月13日|本日のFXレンジ予想

ドル/円

    強気予想:108.28円~108.79円弱気予想:108.07円~108.64円

ユーロ/円

    強気予想:122.29円~123.24円弱気予想:122.06円~122.88円

ポンド/円

    強気予想:137.43円~138.54円弱気予想:137.14円~138.13円

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏のレンジ予想)

※過去の相場データから当期の予想変動幅を算出。

2019年6月13日|本日のFX経済指標カレンダー

10:30 (豪) 5月 新規雇用者数
 前回…2.84万人 今回予想…1.60万人
10:30 (豪) 5月 失業率
 前回…5.2% 今回予想…5.1%
13:30 (日) 4月 第三次産業活動指数 [前月比]
 前回…-0.4% 今回予想…0.4%
15:00 (独) 5月 消費者物価指数(CPI、改定値) [前月比]
 前回…0.2% 今回予想…0.2%
15:00 (独) 5月 消費者物価指数(CPI、改定値) [前年同月比]
 前回…1.4% 今回予想…1.4%
15:30 (スイス) 5月 生産者輸入価格 [前月比]
 前回…0.0% 今回予想…0.1%
16:30 (スイス) スイス国立銀行3カ月物銀行間取引金利誘導目標中心値
 前回…-0.75% 今回予想…-0.75%
18:00 (欧) 4月 鉱工業生産 [前月比]
 前回…-0.3% 今回予想…-0.4%
18:00 (欧) 4月 鉱工業生産 [前年同月比]
 前回…-0.6% 今回予想…-0.5%
19:00 (南ア) 4-6月期 四半期 南アフリカ経済研究所(BER)企業信頼感指数
 前回…28
21:30 (加) 4月 新築住宅価格指数 [前月比]
 前回…0.0% 今回予想…0.0%
21:30 (米) 5月 輸入物価指数 [前月比]
 前回…0.2% 今回予想…-0.3%
21:30 (米) 5月 輸出物価指数 [前月比]
 前回…0.2% 今回予想…-0.2%
21:30 (米) 前週分 新規失業保険申請件数
 前回…21.8万件 今回予想…21.5万件
21:30 (米) 前週分 失業保険継続受給者数
 前回…168.2万人

 (元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏)

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