2019年6月12日|日経平均株価はもみ合いに。ドル円は本日の米消費者物価指数の発表を前に小動き。

  • 更新日: 2019/06/12

2019年6月12日の米ドル/円の1時間足チャート

2019年6月12日|本日午後からのFX相場予想

本日の東京時間は日経平均株価が前日比73円89銭安でスタートした後、プラス圏に転じたものの途中で失速。その後は前日の終値を挟みもみ合いとなっている。

一方、ドル円の動きは鈍く、本日の夜に発表の米国の5月消費者物価指数を前に揉みあいが続いている。

昨日は株式市場がリスクオンムードになった一方で、東京時間中はドル円相場への反応は限定的なものに留まった。

欧州勢が参入する時間になると、欧州株が堅調に推移したことからドル円も水準を上げた。

ただ、ニューヨーク時間が始まると、NYダウがマイナス圏へ転落し、そのまま軟調に推移したことでドル円も円高地合いに。

さらには、トランプ米大統領がユーロに関し「(ドルに対して)下落誘導されているため、米国は非常に不利な立場に置かれている」とTwitterに投稿。また、FRBに対しても「FRBの金利は高すぎる上、馬鹿げた量的金融引き締めが追い打ちをかけている」と批判。

この発言を受けて米10年債の利回りは低下。

さらには、米3年債の入札結果が堅調だったことも米10年債の利回り低下を後押しし、米長期金利は2.13%台まで低下した。

トランプ米大統領はFRBの金融政策に対する批判をこれまでも繰り返しており、利下げをするよう圧力をかけているが、今回もこれまで同様の主張を行った形だ。

その後、クドロー国家経済会議委員長がトランプ米大統領の投稿について、「トランプ米大統領がドル安を求めているとは考えられない」「安定したドルに大統領は安心感を抱いている」などとコメントし、火消しに動いた。

同時に、G20後のG7の会合で世界の通貨の安定に対し何らかの保証が必要で、通貨安誘導や割安通貨を活用する近隣窮乏化政策は良くないとの考えを示している。

このところのパウエルFRB議長やFRB高官の発言、また米中貿易摩擦をはじめとした世界経済の不透明感を受け、金利先物市場では、景気が下振れし、それに伴い米国が利下げに転じるのではないかとの見方が強まっている。

CMEのFF金利先物は、今月開催のFOMCでの利下げ確率について17.5%、7月までに利下げが実施される確率については約80%まで高まっている。

米CNBCとのインタビューでトランプ米大統領は「中国では習近平国家主席が思うようにやれる。中国は通貨安誘導し、金融緩和をすることで関税負担の相殺に利用している」「FRBは自分の言うことをきいてくれない」と発言するなど、FRBの現在の金融政策への批判を強めている。

このトランプ米大統領のFRBへの批判と圧力が、今月以降のFOMCでの利下げ決定につながる可能性もあるため、利下げ確率の今後の変化にも注意が必要である。

なお、本日の東京時間では中国の消費者物価指数が発表されたが、いずれも事前予想通りの結果となったため、相場への反応は限定的なものに留まった。

この後、ニューヨーク時間に米国の5月の消費者物価指数が発表される。

昨日発表された米国の5月の生産者物価指数(卸売物価指数)はここ1年で最も低い伸びとなったため、インフレ圧力が抑制されていると考えられる結果となった。

これを受け、本日の米消費者物価指数の結果にも注目が集まっている。

このように、本日は重要指標を前にドル円は様子見ムードとなっている。

来週にはFOMC、再来週にはG20もあることからドル円相場は様子見ムードになりやすく、米中貿易協議に関し、大きな進展が期待できるような材料がないと上昇は限定的なものに留まりやすいと考えられる。

また、ある程度織り込み済みとはいえ、米国の利下げが意識されていることもドル円の上値抑制要因となっている。

本日の東京時間では、この後もドル円は値動きに乏しい展開が続くものと考えられる。

ただ、米中貿易協議に関するニュースや要人発言にはこの後も引き続き注意が必要である。

なお、本日は上海総合指数、ハンセン総合指数ともに軟調。

前日比マイナス始まり、そのまま下げ幅を拡大した後、低調な状態が続いている。

米長期金利は横ばいに。現在2.14%台で推移している。NYダウ先物は下落している。

テクニカルを見ると、ドル円の一時間足は一目均衡表の雲の中にヒゲが入った状態となっている。

ボリンジャーバンドは横ばい。ドル円の一時間足は-1σに沿った形で推移している。

この後、東京時間のドル円は、1ドル108円55銭前後が短期的な抵抗線になるとみられる。

それを上抜けた場合は、1ドル108円65銭が抵抗線として意識されるとみられる。

一方、東京時間の支持線は、短期的には1ドル108円40銭前後になるとみられ、そこを割り込んだ場合は、1ドル108円30銭前後が支持線として意識されるとみられる

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏)。

2019年6月12日|本日のFXレンジ予想

ドル/円

    強気予想:108.28円~109.00円弱気予想:108.10円~108.73円

ユーロ/円

    強気予想:122.63円~123.39円弱気予想:122.37円~123.14円

ポンド/円

    強気予想:137.25円~138.59円弱気予想:136.97円~138.06円

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏のレンジ予想)

※過去の相場データから当期の予想変動幅を算出。

2019年6月12日|本日のFX経済指標カレンダー

09:30 (豪) 6月 ウエストパック消費者信頼感指数
 前回…101.3
10:30 (中) 5月 消費者物価指数(CPI) [前年同月比]
 前回…2.5% 今回予想…2.7%
10:30 (中) 5月 生産者物価指数(PPI) [前年同月比]
 前回…0.9% 今回予想…0.6%
17:15 (欧) ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁、発言
20:00 (米) MBA住宅ローン申請指数 [前週比]
 前回…1.5%
20:00 (南ア) 4月 小売売上高 [前年同月比]
 前回…0.2% 今回予想…1.2%
21:30 (米) 5月 消費者物価指数(CPI) [前月比]
 前回…0.3% 今回予想…0.1%
21:30 (米) 5月 消費者物価指数(CPI) [前年同月比]
 前回…2.0% 今回予想…1.9%
21:30 (米) 5月 消費者物価指数(CPIコア指数) [前月比]
 前回…0.1% 今回予想…0.2%
21:30 (米) 5月 消費者物価指数(CPIコア指数) [前年同月比]
 前回…2.1% 今回予想…2.1%
27:00 (米) 5月 月次財政収支
 前回…1603億ドル

2019年6月13日|本日のFX経済指標カレンダー

08:01 (英) 5月 英王立公認不動産鑑定士協会(RICS)住宅価格指数
 前回…-23 今回予想…-21
08:50 (日) 4-6月期 四半期法人企業景気予測調査・大企業全産業業況判断指数(BSI)
 前回…-1.7
08:50 (日) 4-6月期 四半期法人企業景気予測調査・大企業製造業業況判断指数(BSI)
 前回…-7.3
08:50 (日) 前週分 対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債)
 前回…4417億円
08:50 (日) 前週分 対外対内証券売買契約等の状況(対内株式)
 前回…-2859億円
 (元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏)

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