2019年6月11日|日経平均株価は堅調。ドル円はもみ合いに。

  • 更新日: 2019/06/11

2019年6月11日の米ドル/円の1時間足チャート

2019年6月11日|本日午後からのFX相場予想

本日の東京時間は日経平均株価が前日比34円88銭安でスタートした後、上昇しプラス圏に転じた。

これを受けてドル円は上昇。米長期金利が上昇していることも円売り・ドル買いを後押ししている。

昨日のドル円は、米国とメキシコが不法移民対策で合意し、今月10日から実施予定だったメキシコ産品への米国による制裁関税が見送られたことが好感され、市場ではリスクオフムードが強まった。

この日の日経平均株価は堅調。また、上海総合指数、ハンセン総合指数も堅調に推移するなど、株式相場は全体的に強い地合いとなったが、ドル円への影響は、序盤は限定的なものに。

午後に入り、黒田日銀総裁が米ブルームバーグTVでのインタビューで、必要であれば更なる大規模緩和も可能であると話したと報道されたことがカタリストとなり、ドル円は水準を上げた。

その後は材料難から小動きとなったものの、おおむね円安地合いは変わらなかった。

ただ、ニューヨーク時間が始まると、トランプ米大統領が米CNBCテレビのインタビューで、今月大阪で開催されるG20に中国の習近平国家主席が出席しなければ、即座に中国製品に対し追加関税を発動すると発言。

また、利下げをしないFRBは破壊的な存在で、当局による金融政策が中国に競争上の優位を与えていると述べたことが報じられると、再びリスクオフムードが強まり、ドルは売られた。

そのため、ドル円は1ドル108円40銭台まで水準を切り下げる場面もあった。

さらには、米・ニューヨークのマンハッタンの高層ビルにヘリコプターが衝突したとのニュースが流れ、テロではないかとの懸念が広がったことも、ドル売りを誘った。

なお、本件については事故であるとの続報があり、ニューヨーク州知事のクオモ氏も「ヘリコプターは緊急着陸しようとした可能性が高く、テロではない」との見方を示している。

このことから、ドル円はいったん円高に振れた後、再びドルが買い戻された。

このように、昨日は東京時間でもニューヨーク時間でも、要人発言が為替相場を動かした。

すでに書いたとおり、米国とメキシコとの貿易摩擦に関しては今回いったん回避されたため、株式市場ではリスクオンムードとなっており、日経平均株価、NYダウともに堅調に推移している。

また、冒頭でも書いたとおり米長期金利も上昇しているのだが、為替の反応は限定的なものに留まっている。

既述のG20での米中首脳会談の実現の可否と、実現しない場合は中国製品に対する追加関税の即座の発動を示唆したトランプ米大統領の牽制に関しては、その後、習近平国家主席がG20に出席する見込みで、その際に米中首脳会談が予定されているとトランプ米大統領が話したと米ロイターニュースが報じた。

しかし、ドル円への反応はわずかなものに留まった。

本日の東京時間仲値近辺で実需筋によるドル買いが入ったこともあり、ドル円は東京時間に入ってから水準を上げているが、上値を追う展開にはなっていない。

その原因として、まずはいったん合意したメキシコ経由の移民問題に関し、トランプ米大統領が再びメキシコへの圧力を強めていることが挙げられる。

今後、メキシコからの移民流入が止まらなければ、メキシコからの輸入品に関税を課すことを改めて警告し、合意に盛り込まれた条項(詳細は明らかになっていない)について、メキシコ議会の承認が必要であることを説明。

さらに、「どんな理由であろうとも、承認される方向にならなければ関税は復活する」とTwitterに投稿し、メキシコへの牽制を再開したのである。

また、G20での米中首脳会談については、中国の習近平国家主席が出席見込みで、米中首脳会談をその際に行う予定との報道に関しても、トランプ米大統領の発言に基づくもので、中国側の発表が今のところないことが不安材料となっている。

これらの要因により、ドル円は積極的な買いにつながっていない。

また、本日発表の米5月生産者物価指数(卸売物価指数/PPI)が事前予想を下回った場合、このところ強まっている米国の早期利下げの可能性が一段と高まったと見なされ、ドル売り地合いになる可能性もある。

そのため、ドル円はなかなか上値を追う展開になりにくい状況であると言えよう。

なお、本日は上海総合指数、ハンセン総合指数ともに堅調。

前日比プラスで始まり、そのまま上げ幅を拡大している。

米長期金利は上昇。現在2.15%台まで浮上している。

また、NYダウ先物も堅調。プラス圏で推移している。

テクニカルを見ると、ドル円の一時間足は一目均衡表の雲の上にある。ボリンジャーバンドは横ばい。

ドル円の一時間足は-2σで反発し上昇しているが、+1σ近辺でもみ合いとなっている。

この後、東京時間のドル円は、1ドル108円65銭前後が短期的な抵抗線になるとみられる。

それを上抜けた場合は、1ドル108円75銭が抵抗線として意識されるとみられる。

一方、東京時間の支持線は、短期的には1ドル108円50銭前後になるとみられ、そこを割り込んだ場合は、1ドル108円40銭前後が支持線として意識されるとみられる

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏)。

2019年6月11日|本日のFXレンジ予想

ドル/円

    強気予想:108.21円~108.87円弱気予想:108.07円~108.61円

ユーロ/円

    強気予想:122.54円~123.04円弱気予想:122.44円~122.84円

ポンド/円

    強気予想:137.25円~138.54円弱気予想:136.98円~138.03円

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏のレンジ予想)

※過去の相場データから当期の予想変動幅を算出。

2019年6月11日|本日のFX経済指標カレンダー

10:30 (豪) 5月 NAB企業景況感指数
 前回…3
17:30 (英) 5月 失業保険申請件数
 前回…2.47万件
17:30 (英) 5月 失業率
 前回…3.0%
17:30 (英) 4月 失業率(ILO方式)
 前回…3.8% 今回予想…3.8%
21:30 (米) 5月 卸売物価指数(PPI) [前月比]
 前回…0.2% 今回予想…0.1%
21:30 (米) 5月 卸売物価指数(PPI) [前年同月比]
 前回…2.2% 今回予想…1.9%
21:30 (米) 5月 卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く) [前月比]
 前回…0.1% 今回予想…0.2%
21:30 (米) 5月 卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く) [前年同月比]
 前回…2.4% 今回予想…2.3%

2019年6月12日|本日のFX経済指標カレンダー

08:50 (日) 5月 国内企業物価指数 [前月比]
 前回…0.3% 今回予想…0.0%
08:50 (日) 5月 国内企業物価指数 [前年同月比]
 前回…1.2% 今回予想…0.7%
08:50 (日) 4月 機械受注 [前月比]
 前回…3.8% 今回予想…-0.8%
08:50 (日) 4月 機械受注 [前年同月比]
 前回…-0.7% 今回予想…-5.3%

 (元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏)

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