2019年5月9日|日経平均株価は本日も下落。ドル円は好調な中国の経済指標を受けて下げ止まるも、上げ渋る展開。

  • 更新日: 2019/05/09

2019年5月9日の米ドル/円の1時間足チャート

2019年5月9日|本日午後からのFX相場予想

本日の東京時間は、日経平均株価が続落。前日の終値を割り込んで始まった後、下げ幅を拡大した。

日経平均株価の動向を受け、ドル円は再び円高が進んだが、現在は一服している。

昨日もドル円は、米国の対中追加関税の引き上げを受けたリスク回避の流れが続き、日経平均株価は3日続落となった。

昨日は前日比321円13銭安となり、4月2日以来となる約1か月ぶりの水準まで下落した。

米国の対中関税引き上げによる世界的な景気減速を警戒し、投資家のリスク回避姿勢が鮮明になった形だ。

日経平均株価の下落を受けて、昨日の東京時間のドル円は円高が進み、一時1ドル109円90銭近辺まで下落した。

いったん戻したものの、その後のロンドン時間でも1ドル109円95銭近辺まで円高が進むなど、ドル円は軟調だった。

リスク回避による円買いが一巡したのはニューヨーク時間に入ってから。

米国官報で2,000億ドル相当の中国製品に対し、10%から25%への関税引き上げが通知されたことで、NYダウは取引開始直後に下落。

しかし、ホワイトハウスの報道官が9日からの閣僚級の米中貿易協議に関し、妥結に向けて前向きな発言をしたと報道された。

このことを受けて米中貿易協議への懸念が後退し、株を買い戻す動きが出たことから、NYダウは一時150ドル以上上昇した。

これを受けてドル円もリスク回避の円買いが一巡した格好だ。

NYダウは上げ幅を縮めたものの、最終的に前日比2ドル24セント高の25,967ドル33セントで取引を終了した。

このように、昨日は米国株が3営業日ぶりに上昇し、ドル円も円買いが一巡したが、今朝の東京株式市場では再びリスク回避ムードに。

冒頭で書いたとおり、日経平均は下げ幅を拡大し、前場は前日比268円46銭安の21,334円13銭で取引を終えた。

トランプ米大統領が米フロリダ州での集会で、中国の指導者が貿易協議で「ディールを破った」と発言。

それが今回の関税引き上げにつながったと指摘したことが報道され、投資家のリスク回避姿勢が再び強まったものと考えられる。

また、今回の関税引き上げに対し、中国商務省が報復措置をとるとの談話を発表したことも材料視された模様。

さらに、本日から始まる米中貿易協議の動向を見極めたいとの思惑もあり、リスクオン姿勢に転換しづらいものと考えられる。

そのため、ドル円は再び1ドル110円を割り込む展開に。

そんな中、注目されたのが、本日午前中に発表された中国の4月の消費者物価指数と生産者物価指数である。

消費者物価指数は前年同月比+2.5%と事前予想どおりの着地となり、先月の同+2.3%から増加した。

また、生産者物価指数は前年同月比+0.9%と事前予想の+0.6%を上振れ、先月の同+0.4%から大幅増となった。

このことが材料視されて円買いに歯止めがかかったためドル円は下げ渋った。

しかし、戻りも鈍く、1ドル110円を試す展開にはなっていない。

この後の東京時間もリスク回避姿勢は続き、米中貿易協議の動向を見極めたいとする動きが強まることが考えられる。

この後も、米中貿易協議に関する報道には注意したい。

日経平均株価は後場に入ってからは下落が一服し、若干戻してきている。

なお、アジア株については、上海総合指数、ハンセン総合指数ともに昨日の終値を割り込んで始まった後、下げ幅を拡大している。

米長期金利は今朝急激に低下したが、現在までの間に緩やかに戻している。

NYダウ先物は、下落が一服した模様。

テクニカルを見ると、ドル円の一時間足は一目均衡表の雲の下にある。

ボリンジャーバンドは、横ばい。-3σを割り込んだことから、いったん反発していることが分かる。

この後、東京時間のドル円は、1ドル110円00銭前後が短期的な抵抗線になるとみられる。

それを上抜けた場合は、1ドル110円10銭が抵抗線として意識されるとみられる。

一方、東京時間の支持線は、短期的には1ドル109円85銭前後になるとみられ、そこを割り込んだ場合は、1ドル109円75銭前後が支持線として意識されるとみられる

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏)。

2019年5月9日|本日のFXレンジ予想

ドル/円

    強気予想:109.87円~110.45円弱気予想:109.69円~110.25円

ユーロ/円

    強気予想:123.05円~123.69円弱気予想:122.87円~123.46円

ポンド/円

    強気予想:142.76円~144.49円弱気予想:142.37円~143.82円

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏のレンジ予想)

※過去の相場データから当期の予想変動幅を算出。

2019年5月9日|本日のFX経済指標カレンダー

10:30 (中) 4月 消費者物価指数(CPI) [前年同月比]
 前回…2.3% 今回予想…2.5%
10:30 (中) 4月 生産者物価指数(PPI) [前年同月比]
 前回…0.4% 今回予想…0.4%
14:00 (日) 4月 消費者態度指数・一般世帯
 前回…40.5 今回予想…40.3
21:30 (加) 3月 新築住宅価格指数 [前月比]
 前回…0.0% 今回予想…0.0%
21:30 (加) 3月 貿易収支
 前回…-29.0億カナダドル 今回予想…-23.0億カナダドル
21:30 (米) 4月 卸売物価指数(PPI) [前月比]
 前回…0.6% 今回予想…0.2%
21:30 (米) 4月 卸売物価指数(PPI) [前年同月比]
 前回…2.2% 今回予想…2.4%
21:30 (米) 4月 卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く) [前月比]
 前回…0.3% 今回予想…0.2%
21:30 (米) 4月 卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く) [前年同月比]
 前回…2.4% 今回予想…2.5%
21:30 (米) 3月 貿易収支
 前回…-494億ドル 今回予想…-512億ドル
21:30 (米) 前週分 新規失業保険申請件数
 前回…23.0万件 今回予想…22.0万件
21:30 (米) 前週分 失業保険継続受給者数
 前回…167.1万人
23:00 (米) 3月 卸売在庫 [前月比]
 前回…0.2%
23:00 (米) 3月 卸売売上高 [前月比]
 前回…0.3%

2019年5月10日|本日のFX経済指標カレンダー

08:30 (日) 3月 全世帯家計調査・消費支出 [前年同月比]
 前回…1.7% 今回予想…1.6%
08:30 (日) 3月 毎月勤労統計調査-現金給与総額 [前年同月比]
 前回…-0.7% 今回予想…-0.5%
08:50 (日) 前週分 対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債)
 前回…1兆1700億円
08:50 (日) 前週分 対外対内証券売買契約等の状況(対内株式)
 前回…1兆4266億円

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏)

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