2019年5月8日|日経平均株価は続落。ドル円は下値を探る展開に。

  • 更新日: 2019/05/08

2019年5月8日の米ドル/円の1時間足チャート

2019年5月8日|本日午後からのFX相場予想

本日の東京時間は、日経平均株価が前日の終値を割り込んで始まった後、低水準のまま推移するなど軟調。

日経平均株価の動向を受け、ドル円は円高が進んでいる。

昨日のドル円は、米国の対中追加関税の引き上げを受けたリスク回避の流れが続き、円高地合いとなった。

昨日もリスク回避の流れが続き、日経平均株価は前営業日比335円01銭安となった。

その後の米株式市場ではNYダウが一時648ドル安まで下落するなど、株式相場はリスク回避の流れが続いている。

「米中貿易摩擦が再燃するのでは」との懸念が広がっているのには、中国側が外国企業への技術移転強要を是正する法整備の約束を撤回したことが原因であると、米ブルームバーグ通信が報じている。

当初5月8日から行われる予定だった米中貿易協議で、中国の劉鶴副首相の訪米により最終合意を迎えるだろうという軟着陸シナリオがこのところ広がっていたため、市場も楽観視していた。

しかし、今回の米国の対中関税引き上げはそのシナリオの消滅を意味するものとなった。株式市場は混乱が続き、ドル円はリスク回避の円買いが進んでいる。

そんな中、本日注目されたのが、中国の4月の貿易収支である。

事前予想が米ドルで350.0億ドル、人民元で2167.5億元との予想だったが、結果はどちらも下振れて、米ドルで138.4億ドル、人民元で935.7億元となり、前回から大幅に黒字幅が減少している。

この数字が大幅に事前予想を上回り、かつ、前回からも増加していれば、米中貿易摩擦激化を後押しする要因の一つになると考えられていたため、結果に市場はひとまず安堵したのではないだろうか。

とはいえ、現在も株価や為替は下げ止まっていない。今朝も日経平均株価は多くの銘柄が値下がりし、前場の下げ幅は一時350円を超えた。

後場も前日比324円29銭安の21,599円43銭でスタートするなど、軟調な状態が続いている。前日の欧米株も値下がりするなど、世界同時株安の状態となっている。

軟調な日経平均株価の動向を受けて、ドル円も1ドル110円90銭まで円高が進むなど、下値を探る展開となっている。

このように、市場の注目材料は米中貿易協議の動向一色になっている模様だが、昨日はもう一つ気になることがあった。

それは、欧州委員会がドイツの2019年成長率予想を下方修正したことである。

今回、欧州委員会はドイツの2019年成長率を前回予測の1.1%から0.5%に引き下げている。

下方修正の原因として、欧州委員会では、米中貿易摩擦や英国のEU離脱が当初の予想以上に長期化し、不確実性が増していることを挙げている。

ドイツの成長率予想が下方修正されたことで、様々な通貨に対しユーロ売りが強まったが、ドル円への影響は限定的なものにとどまった。

このようにドル円を取り巻く現状は、円高が進行する懸念材料が多く、下値を支えるだけの材料が見当たらない状況だ。

仮にドル買いが入っても、リスク選好的な買いにはつながらず、限定的なものに留まる可能性が高い。

今週は米中貿易協議に関する報道がこの後も続くとみられる。その内容には注意したい。

また、リスク回避の動きがどこで一服するかにも注目が必要だ。

なお、アジア株については、上海総合指数が昨日の終値を割り込んで始まった後、下げ幅を縮めている。

ハンセン総合指数も昨日の終値を割り込んで始まった後、下げ幅を縮め、その後は横ばいとなっている。

米長期金利は上昇した後、水準を下げたがプラス圏にとどまっている。

一方、NYダウ先物は緩やかに上昇している。

テクニカルを見ると、ドル円の一時間足は一目均衡表の雲の下にある。ボリンジャーバンドは、下向き。

-1σと-2σとの間を動くバンドウォークとなっている他、一時間足の陰線が4,5本続いていることから、強い下降トレンドが続いていることが分かる。

この後、東京時間のドル円は、1ドル110円00銭前後が短期的な抵抗線になるとみられる。

それを上抜けた場合は、1ドル110円10銭が抵抗線として意識されるとみられる。

一方、東京時間の支持線は、短期的には1ドル109円80銭前後になるとみられ、そこを割り込んだ場合は、1ドル109円70銭前後が支持線として意識されるとみられる

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏)。

2019年5月8日|本日のFXレンジ予想

ドル/円

    強気予想:110.00円~111.09円弱気予想:109.75円~110.67円

ユーロ/円

    強気予想:122.91円~124.74円弱気予想:122.44円~124.06円

ポンド/円

    強気予想:143.52円~145.96円弱気予想:142.94円~145.03円

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏のレンジ予想)

※過去の相場データから当期の予想変動幅を算出。

2019年5月8日|本日のFX経済指標カレンダー

11:00 (NZ) ニュージーランド準備銀行(RBNZ、NZ中央銀行)政策金利
 前回…1.75% 今回予想…1.50%
14:45 (スイス) 4月 失業率
 前回…2.5% 今回予想…2.4%
15:00 (独) 3月 鉱工業生産 [前月比]
 前回…0.7% 今回予想…-0.5%
15:00 (独) 3月 鉱工業生産 [前年同月比]
 前回…-0.4% 今回予想…-2.7%
20:00 (米) MBA住宅ローン申請指数 [前週比]
 前回…-4.3%
21:15 (加) 4月 住宅着工件数
 前回…19.25万件 今回予想…19.45万件

2019年5月9日|本日のFX経済指標カレンダー

08:01 (英) 4月 英王立公認不動産鑑定士協会(RICS)住宅価格指数
 前回…-24 今回予想…-22

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏)

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