2019年5月30日|日経平均株価は続落。ドル円は底堅いがもみ合いが続く。

  • 更新日: 2019/06/04

2019年5月30日の米ドル/円の1時間足チャート

2019年5月30日|本日午後からのFX相場予想

本日の東京時間は、昨日のNYダウの下落を受けて日経平均株価は下落。

下げ幅を縮める場面もあったが、再び下落し下げ幅を拡大した後、軟調に推移している。

ドル円は、日経平均株価の動向を受けて下落したものの、底堅い展開となっている。

昨日のドル円は、前日のニューヨーク時間に発表された5月の米消費者信頼感指数の結果がドル買い材料となったものの、米中貿易摩擦やイタリアの財政問題を巡る動向などから積極的な買いにつながらず、ドル円は上値の重い展開となった。

一方で、東京時間は実需筋によるドル買いが、ニューヨーク時間は米国債の入札結果がドル買いを後押しし、ドル円は底堅かった。

ドルについては、長期化を見せている米中貿易摩擦の動向や、英国の政治的混乱、イタリア財政赤字などの諸問題から、対ユーロや対ポンドで買われている。

しかし、対円ではドル高になりにくくなっている。というのも、ドル以上に円が買われているからである。

また、円と同様に安全通貨とみなされるスイスフランは、年初来対ドルで2%超の下落となっていたが、このところは円と同様買われ、対ドルでの上昇が続いている。

このことについて、リスクオフが本格化していると見る向きもある。

特にこのところ、米経済指標の軟調が続いていたこともあり、米国は利下げするのではないかとの見方が浮上していた。

そのことがドルの押下げ要因となり、対ユーロなどでリスク回避のドル買いがあっても、対円や対スイスフランではドルが下落する原因となっている。

昨日のニューヨーク株式市場では、NYダウが下落。

原因となったのは、中国共産党の機関紙である人民日報が、米国に対するレアアースの輸出制限を示唆したことである。

米国はこれまで輸入の8割を中国に依存してきたが、ここにきて、中国は米国の制裁に対抗し、レアアースの輸出制限を交渉カードにする可能性を示している。

そうなった場合、自動車や軍用機器など多岐に渡り使用されているレアアースの供給が足りなくなる。

中国によるレアアースの対米輸出制限が行われれば、米国の産業界は大きなダメージを受けるとの懸念が広がり、昨日の米株式市場では中国ビジネスの割合が多い銘柄を中心に売られ、株価が下落した。

一方で、中国のレアアース輸出制限が対米交渉カードになり得るのかという疑問は残る。

中国は、尖閣諸島をめぐる問題から、2010年に日本にレアアースの輸出制限を行った。

一方、日本は他国からの代替品調達や代替技術により中国の輸出制限に対応した。

このことが、日本企業の脱・中国レアアースの契機となってしまったのだ。

今回の人民日報の論説に対し、米国防省はレアアースの米国内生産を拡大し中国依存を軽減するよう、連邦政府に資金拠出を求めていると、米ロイター通信が報じている。

このことから、レアアースの対米輸出制限が、中国の意図するような対米交渉の切り札になるのかは現状不透明である。

ただ、今回のレアアースを巡る報道が市場に影響を与えていることから判るとおり、今後も米中貿易摩擦に関連する報道には注意が必要である。

本日の東京時間のドル円は、日経平均株価や米長期金利などを眺めた動きになると考えられる。

冒頭でも書いたとおり、米長期金利が上昇しているため、ドル円の下値は限られている模様。

また、実需筋のドル買いもドル円を下支えしている。

ただ、日経平均株価が軟調なため、ドル円は方向感に乏しい動きが続いている。

なお、後場の日経平均株価は前日比152円05銭安の20,851円32銭で寄り付いている。

本日の上海総合指数は前日の終値を割り込んでスタートした後、軟調に推移している。

また、ハンセン総合指数も昨日の終値を上回ってスタートした後、下落しマイナス圏へ。

下げ幅を拡大した後も軟調に推移している。

なお、NYダウ先物は前日の終値を挟んだ動きになっている。

テクニカルを見ると、ドル円の一時間足は一目均衡表の雲の上にある。

ボリンジャーバンドは上向きになり、バンド幅が拡大している。

この後、東京時間のドル円は、1ドル109円70銭前後が短期的な抵抗線になるとみられる。

それを上抜けた場合は、1ドル109円80銭が抵抗線として意識されるとみられる。

一方、東京時間の支持線は、短期的には1ドル109円45銭前後になるとみられ、そこを割り込んだ場合は、1ドル109円35銭前後が支持線として意識されるとみられる

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏)。

2019年5月30日|本日のFXレンジ予想

ドル/円

    強気予想:109.25円~110.01円弱気予想:108.93円~109.79円

ユーロ/円

    強気予想:121.46円~122.75円弱気予想:120.91円~122.38円

ポンド/円

    強気予想:137.97円~138.99円弱気予想:137.57円~138.68円

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏のレンジ予想)

※過去の相場データから当期の予想変動幅を算出。

2019年5月30日|本日のFX経済指標カレンダー

10:30 (豪) 1-3月期 四半期民間設備投資 [前期比]
 前回…2.0% 今回予想…0.5%
15:00 (南ア) 4月 マネーサプライM3 [前年同月比]
 前回…6.95% 今回予想…7.00%
18:30 (南ア) 4月 卸売物価指数(PPI) [前月比]
 前回…1.3% 今回予想…0.8%
18:30 (南ア) 4月 卸売物価指数(PPI) [前年同月比]
 前回…6.2% 今回予想…5.9%
21:30 (加) 1-3月期 四半期経常収支
 前回…-154.8億カナダドル 今回予想…-179.3億カナダドル
21:30 (米) 1-3月期 四半期実質国内総生産(GDP、改定値) [前期比年率]
 前回…3.2% 今回予想…3.1%
21:30 (米) 1-3月期 四半期GDP個人消費・改定値 [前期比]
 前回…1.2% 今回予想…1.2%
21:30 (米) 1-3月期 四半期コアPCE・改定値 [前期比]
 前回…1.3% 今回予想…1.3%
21:30 (米) 前週分 新規失業保険申請件数
 前回…21.1万件 今回予想…21.4万件
21:30 (米) 前週分 失業保険継続受給者数
 前回…167.6万人
23:00 (米) 4月 住宅販売保留指数 [前月比]
 前回…3.8% 今回予想…0.5%
23:00 (米) 4月 住宅販売保留指数 [前年同月比]
 前回…-3.2% 今回予想…-0.2%

2019年5月31日|本日のFX経済指標カレンダー

08:01 (英) 5月 GFK消費者信頼感調査
 前回…-13 今回予想…-12
08:30 (日) 5月 東京都区部消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く) [前年同月比]
 前回…1.3% 今回予想…1.2%
08:30 (日) 4月 失業率
 前回…2.5% 今回予想…2.4%
08:30 (日) 4月 有効求人倍率
 前回…1.63 今回予想…1.63
08:50 (日) 4月 鉱工業生産・速報値 [前月比]
 前回…-0.6% 今回予想…0.2%
08:50 (日) 4月 鉱工業生産・速報値 [前年同月比]
 前回…-4.3% 今回予想…-1.4%
08:50 (日) 4月 小売業販売額 [前年同月比]
 前回…1.0% 今回予想…1.0%
08:50 (日) 4月 百貨店・スーパー販売額(既存店) [前年同月比]
 前回…0.5% 今回予想…-0.9%

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏)

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