2019年5月29日|日経平均株価は下落。ドル円も下落し、上値も重いが下値も堅い状態に。

  • 更新日: 2019/05/29

2019年5月29日の米ドル/円の1時間足チャート

2019年5月29日|本日午後からのFX相場予想

本日の東京時間は、昨日のNYダウの下落を受けて前日比204円72銭安の21,055円42銭でスタートした後、下げ幅を拡大。

その後は下げ幅を縮め横ばいに。日経平均株価の下落を受けてドル円は軟調。

一時1ドル109円15銭を割り込む場面もあったが、その後は日経平均株価が下げ幅を縮めたことで1ドル109円40銭台まで浮上する場面もあった。

昨日のドル円は、レンジで推移した。東京時間中は麻生財務相が2年前より、トランプ米大統領から為替の話が出たことはない」等のコメントをしたことから為替条項への懸念が後退し、1ドル109円60銭台まで浮上する場面もあった。

なお、懸案だった為替報告書は昨日米財務省が米議会に提出し、日本は引き続き監視対象国に指定されている。

ニューヨーク時間では、この日発表された5月の米消費者信頼感指数が4月の129.2に対し134.1と上昇。

昨年11月以来の高水準となり事前予想を上回った。

これを受けてドル買いの勢いが強まり、ドル円は再び1ドル109円60銭台まで浮上した。

このように、昨日は東京時間、ニューヨーク時間に好材料から1ドル109円60銭台まで浮上する場面があったが、いずれもそこから上伸せず再び値を下げている。

米中貿易摩擦の激化やイタリアの財政問題、メイ英首相の辞任とEU離脱を巡る英国の政治的混乱が上値抑制要因になっているようだ。

先ほど書いたとおり、昨日発表された5月の米消費者信頼感指数は134.1と事前予想と4月の結果を上回る良好な数値となった。

さらに、現況は175.2、期待指数は106.6と4月の結果から上昇している。

調査期間中、米国の株式指数は軟調であったにも関わらず、米消費者信頼感指数が強い数値となっていることが好感された。

先日発表された米国の耐久財受注の数字は弱く、米国の今年1QのGDPが低下するのではないかとの懸念があり、利下げの可能性もあるのではないかとの見方が強まる原因となった。

また、昨年12月から今年の初めにかけての米小売売上高も事前予想を下振れる弱い結果となっている。

しかし、今回の消費者信頼感指数の結果からは、雇用の改善を受け、この先も良好な雇用状況が続くとする見方が米消費者の中では強いということが伺え、今回の結果が今年1Qの米GDPを下支えするのではないかとの見方も出てきている。

一方、イタリアでは、同国の財務状況がEUの財政規律違反であるとして、欧州委員会がイタリア政府に対し「過剰財政赤字是正手続」の第一段階とみられる書簡を今週送る見通しとの報道がされている。

また、イタリアのサルビーニ副首相は、EUの財政規律を欧州議会選挙で有権者が受け入れていないとして、修正が必要であるとの認識を示している。

イタリアとEUとの対立が懸念される中、昨日はイタリア国債が売られて債券利回りが上昇。同時にドイツ国債が買われたことからリスク回避姿勢が強まり、米国債も利回りが低下。安全通貨である円も買われている。

このように、現状のドル円は米中貿易摩擦以外にも上値押し下げ要因が多く、上昇しても長続きしない状態が続いている。

この先も、一時的に上昇したとしても限定的なものにとどまる可能性が高い。

本日の東京時間のドル円は、昨日に引き続き、日経平均株価や米長期金利などを眺めた動きになると考えられる。

米中貿易摩擦や欧州での政治動向、さらには日本が引き続き為替報告書で監視対象国とされたことが意識され上値が重く、日経平均株価の下落につれてレートを下げているが、実需筋によるドル買いでドル円の下値は堅い。

冒頭でも書いたとおり、本日は日経平均株価が前日の終値を割り込んでスタートした後、下げ幅を縮めて推移している。後場の日経平均株価は前日比266円90銭安の20,993円24銭で寄り付き、その後は横ばいとなっている。

また、本日の上海総合指数は前日の終値を割り込んでスタートした後、下げ幅を縮めている。ハンセン総合指数も昨日の終値を割り込んでスタートした後、下げ幅を縮小したものの、そこからは横ばいとなっている。

米長期金利は低下が続いているが、いったん下げ止まった模様。また、NYダウ先物も下落している。

テクニカルを見ると、ドル円の一時間足は一目均衡表の雲の中にある。ボリンジャーバンドは横ばい。

値動きが小さいことから、バンド幅は縮小している。

この後、東京時間のドル円は、1ドル109円45銭前後が短期的な抵抗線になるとみられる。

それを上抜けた場合は、1ドル109円55銭が抵抗線として意識されるとみられる。

一方、東京時間の支持線は、短期的には1ドル109円20銭前後になるとみられ、そこを割り込んだ場合は、1ドル109円10銭前後が支持線として意識されるとみられる

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏)。

2019年5月29日|本日のFXレンジ予想

ドル/円

    強気予想:109.17円~109.83円弱気予想:108.97円~109.60円

ユーロ/円

    強気予想:121.84円~122.98円弱気予想:121.58円~122.54円

ポンド/円

    強気予想:138.15円~139.31円弱気予想:137.85円~138.88円

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏のレンジ予想)

※過去の相場データから当期の予想変動幅を算出。

2019年5月29日|本日のFX経済指標カレンダー

10:00 (NZ) 5月 NBNZ企業信頼感
 前回…-37.5
15:45 (仏) 4月 卸売物価指数(PPI) [前月比]
 前回…0.0%
15:45 (仏) 4月 消費支出 [前月比]
 前回…-0.1% 今回予想…0.4%
15:45 (仏) 5月 消費者物価指数(CPI、速報値) [前月比]
 前回…0.3% 今回予想…0.3%
15:45 (仏) 5月 消費者物価指数(CPI、速報値) [前年同月比]
 前回…1.3% 今回予想…1.1%
15:45 (仏) 1-3月期 国内総生産(GDP、改定値) [前期比]
 前回…0.3% 今回予想…0.3%
16:00 (スイス) 5月 KOF景気先行指数
 前回…96.2 今回予想…96.2
16:55 (独) 5月 失業者数 [前月比]
 前回…-1.2万人 今回予想…-0.7万人
16:55 (独) 5月 失業率
 前回…4.9% 今回予想…4.9%
20:00 (米) MBA住宅ローン申請指数 [前週比]
 前回…2.4%
23:00 (加) カナダ銀行 政策金利
 前回…1.75% 今回予想…1.75%
23:00 (米) 5月 リッチモンド連銀製造業指数
 前回…3 今回予想…7

2019年5月30日|本日のFX経済指標カレンダー

未定 (スイス) 休場
07:45 (NZ) 4月 住宅建設許可件数 [前月比]
 前回…-6.9%
08:50 (日) 前週分 対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債)
 前回…1兆3557億円
08:50 (日) 前週分 対外対内証券売買契約等の状況(対内株式)
 前回…-580億円

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏)

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