2019年5月24日|日経平均株価は下げ幅を縮める展開に。ドル円はもみ合いに。

  • 更新日: 2019/05/24

2019年5月24日の米ドル/円の1時間足チャート

2019年5月24日|本日午後からのFX相場予想

本日の東京時間は、昨日のリスクオフムードが継続し、日経平均株価が下落。その後は下げ幅を縮めている。

ドル円は、本日が実質的な五十日(ごとおび)になることから、実需筋によるドル買いが入り水準を上げ、日経平均株価の下げ幅縮小とともにやや円安方向へと推移し1ドル109円70銭台まで浮上したが、再び水準を下げてもみ合いとなっている。

昨日も引き続き、リスクオフムードが継続。

東京時間からドル円は下押し圧力の強い展開となり、ニューヨーク時間の午前中に発表された米国の5月製造業購買担当者景気指数(PMI・速報値)が事前予想の53.2を下回る50.6となり、前回の52.6から低下したことが悲観視されて、ドル円は下落。

ドル円は一気にレートを切り下げ1ドル110円を割り込むと、その後は下降トレンドとなり、1ドル109円45銭まで円高が進んだ。

ドル円が下落したのは、トランプ米政権が中国の監視カメラ大手ハイクビジョン(杭州海康威視数字技術)に対し、禁輸措置を検討しているとの報道があったことが原因。

ファーウェイに引き続き、ハイクビジョンへの禁輸措置の可能性が浮上したことにより米中貿易摩擦の激化が不安視され、昨日は日本をはじめ欧米株式市場でも株価が下落した。

世界的なリスクオフムードの高まりにより米国債利回りは急低下し、このこともドル円の下押し材料となった。

なお、先日禁輸措置の対象となったファーウェイについては、日本の通信大手3社が米グーグル関連ソフトを使用できなくなる可能性があることから、ファーウェイの新型スマホの発売延期を発表している。

英国をはじめ諸外国でも同様の動きが起きており、本問題に関する企業への影響は顕著なものになりつつある。

トランプ米大統領は23日、ファーウェイに関し、貿易協定の一部に含むことが可能であると発言し、制裁緩和の可能性を示唆した。

米国としては、このことを対中交渉の取引にしたい考えで、トランプ米大統領は来月大阪で開催されるG20での米中首脳会談に意欲を見せている。

一方、中国側は「不公平な合意は受け入れられない」との姿勢を崩していない。

ファーウェイ、ハイクビジョンを巡る米国の対応を受けて、米中貿易戦争の鎮静化はさらに遠のいたとの見方が広がり、市場はリスクオフムード一色だ。

すでに書いたとおり、5月の米製造業購買担当者景気指数(PMI・速報値)が50.6に低下し、2009年以来となる低水準となったことも米中貿易摩擦の激化が原因とする見方もある。

5月9日と10日に行われた米中貿易協議で両国は合意に至らず、トランプ米大統領は対中追加関税の第3弾の税率引き上げと第4弾実施の準備を発表している。

このことが、米中貿易摩擦激化への懸念と先行き不透明感を喚起し、米企業の受注の伸びを抑制しているのではないかと考えられているのだ。

また、今月に入り米中貿易摩擦が激化したことにより、米国経済が受けるダメージも懸念されている。

年内に入ってから米国の利下げ観測が高まっているが、米中貿易摩擦の激化により米経済指標にその影響が顕著に表れれば、利下げの可能性はさらに高まることになる。

このことも、ドルの押下げ要因になっているものと考えられる。

冒頭でも書いたとおり、本日は日経平均株価が前日の終値を割り込んでスタートし、下げ幅を縮めている。

後場の日経平均株価は前日比146円76銭安の21,004円38銭でスタートした。

この後の東京時間のドル円も、日経平均株価の動向を眺めながら推移するものと考えられる。

なお、本日の上海総合指数は前日の終値を割り込んでスタートしたが、その後は上昇。

一時マイナス圏に沈む場面もあったが、再び上昇しプラス圏で推移している。

ハンセン総合指数は昨日の終値を上回って始まった後、上げ幅を縮めている。

米長期金利は上昇している。また、NYダウ先物も上昇し、現在は横ばいで推移しているものの、プラス圏となっている。

テクニカルを見ると、ドル円の一時間足は一目均衡表の雲の下にある。ボリンジャーバンドは下向き。

バンド幅は拡大からやや縮小気味になってきている。

この後、東京時間のドル円は、1ドル109円75銭前後が短期的な抵抗線になるとみられる。

それを上抜けた場合は、1ドル109円85銭が抵抗線として意識されるとみられる。

一方、東京時間の支持線は、短期的には1ドル109円45銭前後になるとみられ、そこを割り込んだ場合は、1ドル109円35銭前後が支持線として意識されるとみられる

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏)。

2019年5月24日|本日のFXレンジ予想

ドル/円

    強気予想:109.23円~110.69円弱気予想:108.89円~110.13円

ユーロ/円

    強気予想:122.10円~123.49円弱気予想:121.67円~123.01円

ポンド/円

    強気予想:139.02円~141.26円弱気予想:138.48円~140.41円

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏のレンジ予想)

※過去の相場データから当期の予想変動幅を算出。

2019年5月24日|本日のFX経済指標カレンダー

13:30 (日) 3月 全産業活動指数 [前月比]
 前回…-0.2% 今回予想…-0.2%
17:30 (英) 4月 小売売上高 [前月比]
 前回…1.1% 今回予想…-0.4%
17:30 (英) 4月 小売売上高 [前年同月比]
 前回…6.7% 今回予想…4.5%
17:30 (英) 4月 小売売上高(除自動車) [前月比]
 前回…1.2% 今回予想…-0.5%
17:30 (英) 4月 小売売上高(除自動車) [前年同月比]
 前回…6.2% 今回予想…4.3%
21:30 (米) 4月 耐久財受注 [前月比]
 前回…2.6% 今回予想…-2.0%
21:30 (米) 4月 耐久財受注・輸送用機器除く [前月比]
 前回…0.3% 今回予想…0.2%

  (元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏)

FXで分からないことは、こちらで検索してみましょう!

 

※本資料は情報の正確性、完全性を保証するものではありません。自己責任に基づき、投資の最終的な判断をお願いいたします。この情報に基づくいかなる損害についても、ナビナビFXおよび運営者は一切の責任を負いかねます。
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

お好みの条件で自分に合ったFX会社を検索

FXのことで悩んだら、専門家に相談!

FXに関するご相談を無料で受け付けております。
お問い合わせが多い場合は、返信が遅れることやお問い合わせ内容によっては返信が出来ない場合がございます。
※お問い合わせ頂いた内容はナビナビFX編集部に送信されます。

(必須)
(必須)

利用規約プライバシーポリシーにご同意いただき、ご利用下さい。