2019年5月13日|中国の報復措置を警戒し、日経平均株価は軟調。ドル円はもみ合いに。

  • 更新日: 2019/05/13

2019年5月13日の米ドル/円の1時間足チャート

2019年5月13日|本日午後からのFX相場予想

本日の東京時間は、日経平均株価が前日の終値を割り込んで始まった後、下げ幅を縮めたものの、積極的な買いを見送る状態が続いている。

日経平均株価の動向を受け、ドル円は1ドル109円60銭を割り込む水準まで円高が進んだが、その後はドルが買い戻されている。

先週金曜日のドル円は、米中貿易協議の動向を眺めた動きとなった。

トランプ米大統領が中国の習近平国家主席から書簡を受け取り、同主席との電話会談の可能性があることを示唆したり、米中合意について代替案があることを示唆したことが好感され、日経平均株価は久しぶりに上昇してスタートした。

しかし、米国の対中関税引き上げが予定どおり実施されることや、それに対し中国が報復措置を取ると表明したことが嫌気され、日経平均株価は5日続落となって終了した。

このことから、な動きが続いたが、トランプ米大統領が「中国との交渉は急ぐ必要はない」とTwitterに投稿したことから、米中貿易協議が難航してドル円は円高地合いとなった。

その後も米中貿易協議を眺めて神経質いるのではないかとの見方が強まったため、ドル円は円が買われた。

最終的に今回の米中貿易協議は合意せず終了したが、次回北京で米中貿易協議が開催されることが判明したため、リスク回避の円買いは一服した。

今回米中が合意に至らなかったため、トランプ米大統領は中国からの輸入品3,000億ドルに対し制裁関税を適用する準備を開始すると発表。

さらに、12日には「中国が約束を破り、再交渉しようとしたことを忘れるな」とTwitterに投稿するなど、中国への制裁関税を強化する方針を再表明している。

米中貿易交渉が妥結した際、米中双方の追加関税を全撤廃することを中国側が主張する一方、
・米国は段階的な関税撤廃を望んでいること、
・米国が米農産品の輸入拡大を要求する一方、中国側は輸入規模の調整を主張していること、
・米中合意文書の内容が中国の主権が侵害されかねない文言を中国が懸念し、国家の尊厳が守られるようバランスを取るべきと主張していること
などが、今回交渉が合意に至らなかった原因であるとの報道がされている。

とはいえ、米中の協議は引き続き行われているようで、クドロー米国家経済会議(NEC)委員長が米FOXテレビのインタビューの中で明らかにしている。

次回の米中貿易協議は北京で行われる予定だが、具体的な日程は決まっていない。

また、クドローNEC委員長は、6月末に日本で開催されるG20でトランプ米大統領と中国の習近平国家集積との直接会談が行われる可能性が高いとの見方も示している。

なお、3000億ドル分の輸入品に対する追加関税について、トランプ政権は本日詳細を公表するとしている。

これが実施されれば、中国からの全輸入品に対し関税が引き上げられることになる。

米中貿易協議が合意に至らず、さらには知的財産権の侵害が理由の通商法301条に基づいた追加関税は中国からの全輸入品が対象となるなど、米中の対立は激化している。

これを受けて、本日のドル円の一時間足は、オープン直後、下に窓を開けるなど円高地合いとなった。

冒頭でも書いたとおり、本日は日経平均株価が前日の終値を割り込んで始まると、さらに円高が進んだ。

しかし、ドルが買い戻されたことや、一時200円超まで下げ幅を拡大した日経平均株価がその後下げ幅を縮小したことが好感され、ドル円は1ドル109円70銭台後半まで浮上している。

ただ、その後はいまだ発表されていない中国の報復措置の内容を警戒し、積極的な買いを手控える動きが強く、日経平均株価はやや値を下げており、ドル円は109円70銭台後半でもみ合いが続いている。

本日は主要な経済指標の発表がないことから、ドル円は株式市場や米長期金利の動向を眺めて動くと考えられる。

なお、アジア株については、上海総合指数が昨日の終値を割り込んで始まった後、下げ幅を縮めている。

米長期金利はマイナス圏にあるが、低下幅を縮めている。

一方、NYダウ先物は前日の終値を割り込み下落したが、現在は下げ止まり、緩やかに上昇している。

テクニカルを見ると、ドル円の一時間足は一目均衡表の雲の下にある。ボリンジャーバンドは、横ばい。

この後、東京時間のドル円は、1ドル109円80銭前後が短期的な抵抗線になるとみられる。

それを上抜けた場合は、1ドル109円90銭が抵抗線として意識されるとみられる。

一方、東京時間の支持線は、短期的には1ドル109円60銭前後になるとみられ、そこを割り込んだ場合は、1ドル109円50銭前後が支持線として意識されるとみられる

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏)。

2019年5月13日|本日のFXレンジ予想

ドル/円

    強気予想:109.59円~110.40円弱気予想:109.24円~110.17

ユーロ/円

    強気予想:123.16円~124.01円弱気予想:122.79円~123.77

ポンド/円

    強気予想:142.53円~143.66円弱気予想:142.14円~143.29

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏のレンジ予想)

※過去の相場データから当期の予想変動幅を算出。

2019年5月13日|本日のFX経済指標カレンダー

未定 (香港) 休場
08:50 (日) 4月 外貨準備高
 前回…1兆2918億ドル
14:00 (日) 3月 景気先行指数(CI)・速報値
 前回…97.1 今回予想…96.3
14:00 (日) 3月 景気一致指数(CI)・速報値
 前回…100.4 今回予想…99.6

2019年5月14日|本日のFX経済指標カレンダー

08:50 (日) 3月 国際収支・経常収支(季調前)
 前回…2兆6768億円 今回予想…3兆72億円
08:50 (日) 3月 国際収支・経常収支(季調済)
 前回…1兆9576億円 今回予想…1兆7109億円
08:50 (日) 3月 国際収支・貿易収支
 前回…4892億円 今回予想…8389億円

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏)

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