2019年4月5日|日経平均株価は堅調。ドル円は水準を上げた後、米雇用統計を前に小動きに

  • 更新日: 2019/05/08

2019年4月5日の米ドル/円の1時間足チャート

2019年4月5日|本日午後からのFX相場予想

本日の東京時間は、日経平均株価が前日の終値を上回って始まった後、堅調に推移している。ドル円は、米中貿易協議に関する中国の習近平国家主席の発言を好感し、高水準で推移しているが、小動き。

昨日の東京時間もドル円は方向感なく推移した。その前の日の米国の経済指標のうち、ADP雇用統計やISM非製造業景況指数の結果が弱かったことから、上値が重くなった。

一方、3日から再開されている米中貿易協議に関し、合意への期待が高まっていることが下支えし、ドル円はロンドン時間の午前中まで、狭いレンジで推移した。

カタリストになったのは、ニューヨーク時間になってから。この日発表された前週分の米国の新規失業保険申請件数と、同じく前週分の米国の失業保険継続受給者数が、どちらも事前予想を下回る良好な結果となったことが好感され、ドル円は1ドル11150銭台半ばまで水準を上げた。

その後、劉鶴副首相と会談したトランプ米大統領が、米中貿易協議に関し、「急速に進展している。合意に至る可能性が非常に高い」「中国と合意できた場合は改めて首脳会談を開き、その可能性は今後4週間以内に分かる」と述べた。

さらに中国の習近平国家主席が「米中貿易協議は大幅に進展した」「貿易協議を巡る文書で早期決着を求めている」と述べたことが好感され、今朝のドル円は1ドル11180銭近くまで急伸した。

なお、一連の米中貿易協議に関するポジティブなニュースによって、円安・ドル高地合いとなっているが、本報道を好感した、対円での豪ドルやNZドル高も、円安地合いの原因の一つになっていると考えられる。

本日も、米中貿易協議に対する期待感がドル円の下支え材料になると考えられる。ただ、本日はニューヨーク時間に米国の雇用統計の結果発表がある。

米中貿易協議に関するポジティブな報道がドル円相場を下支えすると考えられるが、重要指標の発表を前に、この後も小動きになると考えられる。

このところの米国の経済指標は、強いものもあるが、弱い結果が目立っている。雇用統計については、非農業部門雇用者が昨年12月は22.2万人増、今年1月は31.1万人増と好調が続いた。

しかし先月発表の今年2月が2.0万人増と事前予想の18.5万人増を大幅に下回る弱い結果になったため、ネガティブサプライズとなった。ただ、これは、米政府機関の閉鎖の影響で集計が遅れたことも一因にあるとみられている。

そのため、今回は、前回の修正値にも注目が必要だ。なお、米国の失業率は過去50年間で最低となる3.8%と低い数字になっている。

昨日発表された米国の失業保険申請件数は3週連続で減少し、49年ぶりの低水準となるなど、労働市場の引き締まりが確認できる結果となっている。

実際、米国の新規失業保険申請件数は、変動はあるものの、減少傾向が続いている。このことから、雇用が減っているとは考えにくい。

仮に今回の雇用統計の結果が事前予想を下回った場合、注意したいのは、完全雇用の状態に近づいたことによる伸びの鈍化なのか、それとも、景気減速によるものなのか、ということである。

仮に景気減速によるものであれば、米国の利下げの可能性も浮上してくるため、ドルの思惑売りが起こる可能性もある。いずれにせよ、本日の雇用統計には注意が必要だ。

冒頭でも書いたとおり、本日も日経平均株価は堅調。アジア株については、本日は中国、香港ともに休場となっている。

NYダウ先物は堅調に推移している。また、米長期金利は米中貿易協議に関する報道を受けて、利回りが急上昇。いったん下げた後、再び上昇している。

テクニカルを見ると、ドル円の一時間足は、一目均衡表の雲の上にある。ボリンジャーバンドはドル円の上昇を受けて、拡大。小動きながらも水準を切り上げており、ドル円の一時間足は、+1σと+2σの間を推移するバンドウォークになっている。

この後、東京時間のドル円は、1ドル11180銭前後が短期的な抵抗線になるとみられる。それを上抜けた場合は、1ドル11190銭が抵抗線として意識されるとみられる。

一方、東京時間の支持線は、短期的には1ドル11160銭前後になるとみられ、そこを割り込んだ場合は、1ドル11150銭前後が支持線として意識されるとみられる

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏)。

2019年4月5日|本日のFXレンジ予想

ドル/円

    強気予想:111.43円~111.92円弱気予想:111.20円~111.79円

ユーロ/円

    強気予想:125.06円~125.66円弱気予想:124.80円~125.49円

ポンド/円

    強気予想:145.46円~147.48円弱気予想:144.94円~146.73円

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏のレンジ予想)

※過去の相場データから当期の予想変動幅を算出。

2019年4月5日|本日のFX経済指標カレンダー

2019年4月5日(金)

09:00 (日) 2月 毎月勤労統計調査-現金給与総額 [前年同月比] 
 前回…1.2% 今回予想…0.9%
14:00 (日) 2月 景気先行指数(CI)・速報値 
 前回…96.5 今回予想…97.2
14:00 (日) 2月 景気一致指数(CI)・速報値 
 前回…98.1 今回予想…98.9
15:00 (独) 2月 鉱工業生産 [前月比] 
 前回…-0.8% 今回予想…0.5%
15:00 (独) 2月 鉱工業生産 [前年同月比] 
 前回…-3.3% 今回予想…-1.4%
15:45 (仏) 2月 貿易収支 
 前回…-41.95億ユーロ 今回予想…-47.00億ユーロ
15:45 (仏) 2月 経常収支 
 前回…9億ユーロ
21:30 (加) 3月 新規雇用者数 
 前回…5.59万人 今回予想…-1.00万人
21:30 (加) 3月 失業率 
 前回…5.8% 今回予想…5.8%
21:30 (米) 3月 非農業部門雇用者数変化 [前月比] 
 前回…2.0万人 今回予想…17.8万人
21:30 (米) 3月 失業率 
 前回…3.8% 今回予想…3.8%
21:30 (米) 3月 平均時給 [前月比] 
 前回…0.4% 今回予想…0.2%
21:30 (米) 3月 平均時給 [前年同月比] 
 前回…3.4% 今回予想…3.4%
28:00 (米) 2月 消費者信用残高 [前月比] 
 前回…170.5億ドル 今回予想…172.5億ドル

 (元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏)

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