2019年4月25日|日経平均株価は堅調。ドル円は再び1ドル112円を割り込む展開に。

  • 更新日: 2019/05/08

2019年4月25日の米ドル/円の1時間足チャート

2019年4月25日|本日午後からのFX相場予想

本日の東京時間は、日経平均株価が前日の終値を割り込んで始まった後、そのまま上昇し、前日の終値を上回る水準で推移している。

ドル円は軟調。上海総合指数が下落し、そのまま低調に推移していることに加え、実需筋によるドル売りが入ったことから1ドル111円台まで水準を下げている。

昨日のドル円は、日銀の金融政策決定会合が意識されたことで、小動きに。

東京時間からロンドン時間の午前中までは比較的狭いレンジ内での動きにとどまった。

ニューヨーク時間に入ると、米財務省が米5年債の入札を行った。

過去6回の入札平均を上回るなど好調な結果となったことから、米国債相場は堅調に推移し米10年債の利回りも上昇。

これによりドル円は、1ドル111円70銭を割り込む水準まで円高が進んだ。

しかし、底値は堅く、概ねレンジ内での推移にとどまった。

ドル買いが一巡すると、ドルは再び買い戻された。

その後、対ユーロや対豪ドル、対加ドルでのドル買いが強まったことで、ドル円は一時1ドル112円40銭近辺まで浮上した。

この日発表されたドイツの4月IFO企業景況感指数は事前予想を下回る99.2に。

前回の99.7からも低下したことが嫌気された。同国のIFO企業景況感指数は1年以上低下傾向にある。

前回は回復がみられたが、今回の結果は底打ちが確認できるものにはならなかった。

独政府は今年の成長率見通しを6年ぶりの低水準まで引き下げている。

また、この日の午前中に発表されたオーストラリアの今年1Q(1月-3月)の消費者物価指数(CPI)も、3年ぶりの低水準となるなど冴えない結果となった。

オーストラリアはこのところの経済指標の結果が弱く、今年の2月にはRBAのロウ総裁がこれまでの引き締めバイアスから一転し、利下げを視野に入れる可能性も示唆している。

その後の経済指標の結果も弱いものが多いことから、市場では早期利下げが意識されているのだが、昨日の結果はそれを後押しする内容となった格好だ。

さらに、昨日はカナダの中央銀行であるカナダ銀行が政策金利を発表した。

事前予想どおりこれまでの1.75%で据え置いたが、政策金利発表後の声明には、2017年末以降毎回あった将来の利上げの必要性に関する記述が削除された。

さらに、今年の成長見通しをこれまでの1.7%から1.2%に引き下げた。

このことから、ユーロ、豪ドル、加ドルは対ドルで売られることに。

これら通貨の対ドルでの売りがドル円にも波及したため、ニューヨーク時間でドル円は1ドル112円40銭近辺まで急上昇することとなった。

今回の急激な円安は、積極的なドル買いによるものというよりも、ユーロや豪ドルなど他の通貨の内容が弱いことが原因である。

安全通貨という面では日本円も同様に買われる対象になりやすいため、円安トレンドが持続しづらい。

本日も昨日に引き続き日銀の金融政策決定会合が開催されている。

金融政策については現状維持、展望レポートではGDPの下方修正が予想されており、すでに市場では織り込まれている模様。

今日、これからの日銀の発表には注意が必要だ。

冒頭でも書いたとおり、本日の日経平均株価は堅調。

前場は前営業日比80円99銭安の22,280円99銭となり、後場は前営業日比34円28銭安の22,234円28銭でスタートしている。

なお、アジア株については、冒頭で書いたとおり上海総合指数が低調。一時下げ幅を縮める場面もあったが、上値は重い。

一方、ハンセン総合指数は前日の終値を割り込んで始まったものの、そのまま下げ幅を縮め、一時昨日の終値を上回る水準に上昇した。

しかし、今は再び下落し、マイナス圏に沈んでいる。

米長期金利は低下しているが、いったん下げ止まった模様。一方、NYダウ先物は上昇している。

本日の東京時間のドル円は、連休前最後の五十日(ごとうび)であることから、実需筋によるドル買い・ドル売りが普段以上に相場を動かすと考えられるため、注意したい。また、日銀展望レポートにも注意が必要だ。

テクニカルを見ると、ドル円の一時間足は一目均衡表の雲の上にある。ボリンジャーバンドは、引き続き拡大している。

この後、東京時間のドル円は、1ドル112円00銭前後が短期的な抵抗線になるとみられる。

それを上抜けた場合は、1ドル112円10銭が抵抗線として意識されるとみられる。

一方、東京時間の支持線は、短期的には1ドル111円85銭前後になるとみられ、そこを割り込んだ場合は、1ドル111円75銭前後が支持線として意識されるとみられる

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏)。

2019年4月25日|本日のFXレンジ予想

ドル/円

    強気予想:111.73円~112.80円弱気予想:111.34円~112.46円

ユーロ/円

    強気予想:124.71円~125.95円弱気予想:124.37円~125.50円

ポンド/円

    強気予想:144.38円~145.34円弱気予想:144.08円~145.01円

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏のレンジ予想)

※過去の相場データから当期の予想変動幅を算出。

2019年4月25日|本日のFX経済指標カレンダー

未定 (豪) 休場
未定 (NZ) 休場
未定 (日) 日銀金融政策決定会合、終了後政策金利発表
 前回…-0.10%
未定 (日) 日銀展望レポート
08:50 (日) 前週分 対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債)
 前回…5911億円
08:50 (日) 前週分 対外対内証券売買契約等の状況(対内株式)
 前回…5285億円
15:30 (日) 黒田東彦日銀総裁、定例記者会見
18:30 (南ア) 3月 卸売物価指数(PPI) [前月比]
 前回…0.3% 今回予想…0.5%
18:30 (南ア) 3月 卸売物価指数(PPI) [前年同月比]
 前回…4.7% 今回予想…5.5%
21:30 (米) 3月 耐久財受注 [前月比]
 前回…-1.6% 今回予想…0.7%
21:30 (米) 3月 耐久財受注・輸送用機器除く [前月比]
 前回…0.1% 今回予想…0.2%
21:30 (米) 前週分 新規失業保険申請件数
 前回…19.2万件
21:30 (米) 前週分 失業保険継続受給者数
 前回…165.3万人

2019年4月26日|本日のFX経済指標カレンダー

07:45 (NZ) 3月 貿易収支
 前回…0.12億NZドル 今回予想…1.16億NZドル
08:30 (日) 3月 失業率
 前回…2.3% 今回予想…2.4%
08:30 (日) 3月 有効求人倍率
 前回…1.63 今回予想…1.63
08:30 (日) 4月 東京都区部消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く) [前年同月比]
 前回…1.1% 今回予想…1.1%
08:50 (日) 3月 小売業販売額 [前年同月比]
 前回…0.6% 今回予想…1.0%
08:50 (日) 3月 百貨店・スーパー販売額(既存店) [前年同月比]
 前回…-1.8%
08:50 (日) 3月 鉱工業生産・速報値 [前月比]
 前回…0.7% 今回予想…0.1%
08:50 (日) 3月 鉱工業生産・速報値 [前年同月比]
 前回…-1.1% 今回予想…-3.8%

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏)

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