2019年4月18日|NYダウの下落を受けて日経平均株価は軟調。ドル円は水準を下げ、小動きに

  • 更新日: 2019/05/08

2019年4月18日の米ドル/円の1時間足チャート

2019年4月18日|本日午後からのFX相場予想

本日の東京時間は、昨日のNYダウの軟調を受けて、日経平均株価は下落。ドル円は日経平均株価の軟調と米長期金利の低下を受けて水準を下げている。

昨日は、日米通商交渉の動向を見極めた後のリスクオフムードの後退により、日経平均株価が上昇。2,2000円台を回復するなど終始堅調に推移した一方、ドル円の上値は限定的なものにとどまった。

中国の2019年1QGDPが事前予想を上振れたことが株高、円安要因となったものの、それも限定的なものにとどまり、ドル円は終始小動きとなった。

ドル円の上値が抑制された原因として考えられるのが、中国のGDPの上振れによるドル売りである。

事前予想を上回る結果となったことが好感され、資源国通貨である豪ドルやカナダドルが買われ、安全通貨であるドルが売られた。

同時に安全通貨である日本円も売られたが、どちらも売られたことで動きが抑制されたことが原因の一つとして考えられる。

また、中国の今回のGDPを疑問視する見方があったことも、動きづらくなった要因の一つとする見方もある。

このところの中国の輸入の減少は、同国の内需の低迷を示しているものと考えられる。

その一方で、中国が発表している鉱工業生産や小売りなどの指標は改善がみられるなど、実態に合っていないのではないかとの見方があるのだ。

そのため、今回の中国のGDPの改善については正確性を疑問視する向きもあり、ドル円相場の重しになったのではないかとみられている。

さらに、昨日財務省が発表した2018年度の貿易統計で、日本の2018年度の対米黒字と対米輸出の増加が今後の日米通商交渉のネガティブ要因になると考えられたこともドル円の上値を抑制したと考えられている。

なお、ニューヨーク時間の終盤に、米中貿易協議に関するニュースが発表された。

米ウォールストリート・ジャーナルが報じたもので、4月の最終週に北京で、その翌週にワシントンで閣僚級の協議を行い、その後、首脳会談を開催し合意文書への署名を予定しているとのことだ。

この報道を受けてドル円は再び浮上したが、やはり限定的なものにとどまっている。

本日も東京時間のドル円相場は水準を下げながらも、ロンドン時間やニューヨーク時間に発表されるユーロ圏PMIや米小売売上高の結果を前に、値動きに乏しい展開になると考えられる。

なお、本日発表される3月の米小売売上高については結果に注目したい。

昨年12月の米小売売上高は前月比で9年ぶりの大幅な低下となり、1月に回復したものの、2月は再び前月比でマイナスとなったことから、完全回復には至っていない。

昨年12月の結果については、米政府機関の閉鎖の影響が大きかったと考えられる。

しかし、2月に再びマイナス圏に沈んだため、米国の消費が弱まっているのではないかとの見方が根強いのも事実である。

今回発表された中国のGDPの正確さに対する疑問はあるものの、数字上は回復しており、市場もそれを好感している。

このことから、米中貿易摩擦の影響による米国の消費押し下げが一時的なものだったと判断できる結果が出れば、市場のリスクオフムードはさらに後退し、ドル円は動きやすくなると考えられる。

ただ、1ドル111円90銭~112円20銭に断続的に売り注文が入っていることと、112円00銭に20日と21日のNYオプションカットが控えていることもあり、このレンジではもみ合いになりやすいものとみられる。

冒頭でも書いたとおり、本日の日経平均株価は軟調。

一時下げ幅を縮める場面もあったが、終盤再び下げ幅を拡大し、前場は前営業日比105円24銭安の22,172円73銭となった。

なお、アジア株については、上海総合指数が下げ幅を縮め、前日の終値を上回る水準まで上昇している。

一方、ハンセン総合指数はに軟調だが、終盤、下げ幅を縮めている。

NYダウ先物は軟調で、下落している。また、米長期金利は低下しているものの、いったん下げ止まっている模様。

本日は経済指標の発表が多く、既に書いたとおり、ロンドン時間にユーロ圏の4月PMI、ニューヨーク時間に3月の米小売売上高が発表される。

結果次第では相場が大きく動くことも考えられるので注意したい。

また、明日は欧米やアジア圏の市場で休場となるところが多いことから、終盤はポジション調整の動きが強まることが考えられる。

想定外の動きになる可能性があることに留意したい。

テクニカルを見ると、ドル円の一時間足は、小幅な下落を受けて一目均衡表の雲の下にある。

ボリンジャーバンドは、値動きに乏しい展開が続いていることから、バンド幅は縮小し、横ばいとなっている。

この後、東京時間のドル円は、1ドル112円05銭前後が短期的な抵抗線になるとみられる。

それを上抜けた場合は、1ドル112円15銭が抵抗線として意識されるとみられる。

一方、東京時間の支持線は、短期的には1ドル111円85銭前後になるとみられ、そこを割り込んだ場合は、1ドル111円75銭前後が支持線として意識されるとみられる

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏)。

2019年4月18日|本日のFXレンジ予想

ドル/円

    強気予想:111.92円~112.29円弱気予想:111.81円~112.16円

ユーロ/円

    強気予想:126.33円~127.11円弱気予想:126.09円~126.84円

ポンド/円

    強気予想:145.86円~146.58円弱気予想:145.64円~146.33円

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏のレンジ予想)

※過去の相場データから当期の予想変動幅を算出。

2019年4月18日|本日のFX経済指標カレンダー


10:30 (豪) 3月 新規雇用者数
 前回…0.46万人 今回予想…1.50万人
10:30 (豪) 3月 失業率
 前回…4.9% 今回予想…5.0%
15:00 (独) 3月 生産者物価指数(PPI) [前月比]
 前回…-0.1% 今回予想…0.2%
16:15 (仏) 4月 製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)
 前回…49.7 今回予想…50.0
16:15 (仏) 4月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)
 前回…49.1 今回予想…49.8
16:30 (独) 4月 製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)
 前回…44.1 今回予想…45.0
16:30 (独) 4月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)
 前回…55.4 今回予想…55.0
17:00 (欧) 4月 製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)
 前回…47.5 今回予想…48.0
17:00 (欧) 4月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)
 前回…53.3 今回予想…53.2
17:30 (英) 3月 小売売上高 [前月比]
 前回…0.4% 今回予想…-0.3%
17:30 (英) 3月 小売売上高 [前年同月比]
 前回…4.0% 今回予想…4.6%
17:30 (英) 3月 小売売上高(除自動車) [前月比]
 前回…0.2% 今回予想…-0.3%
17:30 (英) 3月 小売売上高(除自動車) [前年同月比]
 前回…3.8% 今回予想…4.0%
21:30 (米) 3月 小売売上高 [前月比]
 前回…-0.2% 今回予想…0.9%
21:30 (米) 3月 小売売上高(除自動車) [前月比]
 前回…-0.4% 今回予想…0.7%
21:30 (加) 2月 小売売上高 [前月比]
 前回…-0.3% 今回予想…0.4%
21:30 (加) 2月 小売売上高(除自動車) [前月比]
 前回…0.1% 今回予想…0.2%
21:30 (米) 前週分 新規失業保険申請件数
 前回…19.6万件 今回予想…20.6万件
21:30 (米) 前週分 失業保険継続受給者数
 前回…171.3万人 今回予想…172.2万人
21:30 (米) 4月 フィラデルフィア連銀製造業景気指数
 前回…13.7 今回予想…11.0
22:45 (米) 4月 製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)
 前回…52.4 今回予想…52.8
22:45 (米) 4月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)
 前回…55.3 今回予想…55.0
22:45 (米) 4月 総合購買担当者景気指数(PMI、速報値)
 前回…54.6
23:00 (米) 2月 企業在庫 [前月比]
 前回…0.8% 今回予想…0.3%
23:00 (米) 3月 景気先行指標総合指数 [前月比]
 前回…0.2% 今回予想…0.4%

2019年4月19日|本日のFX経済指標カレンダー


未定 (中) 休場
未定 (豪) 休場
未定 (NZ) 休場
未定 (スイス) 休場
未定 (独) 休場
未定 (仏) 休場
未定 (南ア) 休場
未定 (英) 休場
未定 (欧) 休場
未定 (加) 休場
未定 (米) 休場
08:30 (日) 3月 全国消費者物価指数(CPI) [前年同月比]
 前回…0.2% 今回予想…0.5%
08:30 (日) 3月 全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く) [前年同月比]
 前回…0.7% 今回予想…0.7%

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏)

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