2019年4月16日|本日も日経平均株価は堅調。一方、ドル円は2日目の日米通商交渉を前に小動き

  • 更新日: 2019/05/08

2019年4月16日の米ドル/円の1時間足チャート

2019年4月16日|本日午後からのFX相場予想

本日の東京時間の日経平均株価は、昨日の米株式市場の軟調を受けてやや下落してスタートしたが、その後は終値を上回り堅調に推移している。

一方、ドル円は1ドル112円を挟み小動きとなっている。

昨日のドル円は、東京時間からニューヨーク時間まで小動きとなり、1ドル112円を挟んだ動きとなった。

同水準に昨日と25日のNYオプションカットが入っていたことが原因の一つになったと考えられるほか、日米通商交渉を警戒し、商いを手控える向きが強まったことも原因になったとみられる。

また、昨日は4月のニューヨーク連銀製造業景気指数以外に主要な経済指標の発表がなかったことも、ドル円の値動きが乏しくなる原因となった。

なお、昨日発表された4月のニューヨーク連銀製造業景気指数は事前予想の5.3を大きく上振れる10.1となった。

新規受注、輸送時間などが前回より上昇した一方で、今後6か月の景況見通しは前回より17.2ptも下がる12.4と約3年ぶりの低水準に。

新規受注や販売価格、出荷なども前回を大きく下回る低調な内容となった。

さらに同指数の昨年平均は19.8だが、2019年に入ってからの平均は6.6と低調な結果が続いている。

このようにニューヨーク連銀製造業景気指数の結果は、強弱まちまちとなった。そのため、市場の反応は限定的なものに留まった。

日本時間の本日未明から米ワシントンで日米通商交渉がスタートしている。

今回日本側は物品貿易に関する交渉にとどめたい考えだが、米国側は為替と自動車の対米輸出抑制など22項目を交渉目的としているなど、早くも日米間に隔たりができている。

ムニューシン米財務長官は13日に行われた記者団との質疑応答で、協定に通貨切り下げを自制する為替条項を含めると述べた。

しかし、日本は為替条項の導入に反対の立場を取っているため、このことが今回の交渉の大きな争点になるとみられている。

なお、為替条項に加えて懸念されているのが、自動車の数量規制である。

茂木経済財政担当相は、1日目の日米通商交渉後の記者会見で、為替条項と自動車の数量規制などについては16日の交渉終了後に説明すると明らかにしている。

これまで米国は2020年の米大統領選に向け、カナダ、メキシコ、韓国と通商合意を締結しており、現在は中国と通商協議を続けている。

これまで通商協議を行ったこれらの国々との協議で、米国は通貨安抑制など為替条項とみなされる文言を含めている。

このことから、今回の日本との交渉でも同じように為替条項を盛り込むものとみられており、市場では警戒ムードが広がっている。

また、自動車の数量規制については、すでに韓国、メキシコ、カナダが受け入れる形となっている。

メキシコやカナダは関税引き上げを免れるために対米輸出の数量規制を受け入れた。

そのため、今回の日米通商交渉でも、米国は関税引き上げをちらつかせながら日本に数量規制を要求してくるとみられている。

本日の交渉終了後、日米双方からどのような発言が出るかに注目したい。

ポジティブ材料が出ればドル円は円安に、ネガティブ材料が出ればドル円は円高に進むと考えられる。

冒頭でも書いたとおり、本日の日経平均株価は堅調に推移している。後場は前日比53円86銭高で始まった。

なお、上海総合指数とハンセン総合指数前日の終値を下回って始まった後、下げ幅を縮め、前日の終値を超えて推移している。

一方、NYダウ先物も堅調で、緩やかな上昇が続いている。

また、米長期金利は下落し2.55%をいったん割り込んだものの、現在は回復している。

本日はニューヨーク時間に、米国の3月鉱工業生産の発表がある。

日米通商交渉の動向を眺め、市場の反応は限定的なものになる可能性があるが、結果には注意したい。

本日の東京時間のドル円は、1ドル112円を挟み、小幅なレンジでの動きが続くと考えられる。

テクニカルを見ると、ドル円の一時間足は、一目均衡表の雲の中にある。

ボリンジャーバンドは、もみ合いが続いていることから横ばいになっている。

この後、東京時間のドル円は、1ドル112円05銭前後が短期的な抵抗線になるとみられる。

それを上抜けた場合は、1ドル112円15銭が抵抗線として意識されるとみられる。

一方、東京時間の支持線は、短期的には1ドル111円85銭前後になるとみられ、そこを割り込んだ場合は、1ドル111円75銭前後が支持線として意識されるとみられる。

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏)。

2019年4月16日|本日のFXレンジ予想

ドル/円

    強気予想:111.89円~112.21円弱気予想:111.79円~112.10円

ユーロ/円

    強気予想:126.44円~126.91円弱気予想:126.31円~126.74円

ポンド/円

    強気予想:146.34円~147.33円弱気予想:146.01円~147.00円

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏のレンジ予想)

※過去の相場データから当期の予想変動幅を算出。

2019年4月16日|本日のFX経済指標カレンダー

10:30 (豪) 豪準備銀行(中央銀行)、金融政策会合議事要旨公表
13:30 (日) 2月 第三次産業活動指数 [前月比]
 前回…0.4% 今回予想…-0.2%
17:30 (英) 3月 失業保険申請件数
 前回…2.70万件
17:30 (英) 3月 失業率
 前回…2.9%
17:30 (英) 2月 失業率(ILO方式)
 前回…3.9% 今回予想…4.0%
18:00 (欧) 2月 建設支出 [前月比]
 前回…-1.4%
18:00 (欧) 2月 建設支出 [前年同月比]
 前回…-0.7%
18:00 (独) 4月 ZEW景況感調査(期待指数)
 前回…-3.6 今回予想…0.5
18:00 (欧) 4月 ZEW景況感調査
 前回…-2.5
21:30 (加) 2月 対カナダ証券投資額
 前回…284億カナダドル
21:30 (加) 2月 製造業出荷 [前月比]
 前回…1.0%
22:15 (米) 3月 鉱工業生産 [前月比]
 前回…0.0% 今回予想…0.3%
22:15 (米) 3月 設備稼働率
 前回…79.1% 今回予想…79.2%
23:00 (米) 4月 NAHB住宅市場指数
 前回…62 今回予想…64

2019年4月17日|本日のFX経済指標カレンダー

07:45 (NZ) 1-3月期 四半期消費者物価(CPI) [前期比]
 前回…0.1% 今回予想…0.3%
07:45 (NZ) 1-3月期 四半期消費者物価(CPI) [前年同期比]
 前回…1.9% 今回予想…1.7%
08:50 (日) 3月 貿易統計(通関ベース、季調前)
 前回…3349億円 今回予想…2969億円
08:50 (日) 3月 貿易統計(通関ベース、季調済)
 前回…1161億円 今回予想…-3057億円

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏)

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