2019年4月1日|新元号の発表によるご祝儀相場と中国株の好調で、日経平均株価とドル円は好調。

  • 更新日: 2019/05/08

2019年4月1日の米ドル/円の1時間足チャート

2019年4月1日|本日午後からのFX相場予想

本日の東京時間は、日経平均株価が先週金曜日のNYダウの上昇を受けて上昇。高水準で推移している。それに加え、米長期金利が上昇。これを受けてドル円も水準を切り上げている。

先週金曜日の東京時間は、週末・月末・期末要因の実需筋によるドル買いが、ドル円の水準を押し上げた。

ロンドン時間以降は、英国のEU離脱を巡る混乱を受けてポンドが急落したため、ドルが買われ、ドル円は上昇した。

その後、米国時間に発表された米国の1月個人消費支出は弱い内容となった。しかし、相場の反応は限定的なものに留まった。その原因の一つが、英国のEU離脱協定案の3度目の否決である。

今回、離脱協定案が3度目の否決をされたことで、ポンドは急激に売られた。

離脱日の4月12日まで残り2週間を切る中、メイ英首相はEUと合意した離脱案の代わりとなる案を提示するよう、EU側から要求されているが、残り時間はあまりに少ない。

期限までに打開策を見いだせる可能性は、今のところ低いと考えられる。

このところ、米国の経済指標の結果が弱くても、相場の反応が限定的になることがよくある。

先ほど挙げたとおり、英国のEU離脱を巡る混乱が原因の一つとして考えられるが、その他にも、RBNZが将来的な利下げが示唆したことによるNZドル安、トルコリラやメキシコペソ等の新興国通貨安が考えられる。

これらの通貨の下落により、米国の経済指標の結果が芳しくなくても、リスク回避的にドルが買われてしまうのだ。

安全通貨である円も、同じように買われやすい地合いにあると言えるが、米国の方が日本よりも政策金利が高い。そのため、同じリスク回避なら、ドルの方がより買われやすくなることが考えられる。

本日、3月の日銀短観が発表された。企業の景況感を示す業況判断指数(DI)は、大企業・製造業が昨年12月の+19から悪化し、+12にとどまった。

また、この数字は、QUICKによる、市場予想の中央値である+14よりも弱い結果となった。しかし、市場の反応はほとんどなく、発表後、日経平均株価は上昇し、ドル円は円安が進んだ。

その原因として考えられるのが、さらなる追加緩和策の発動である。

内閣府が先月7日に発表した1月の景気動向指数(速報値)は、3ヶ月連続悪化の97.9(2015年=100)となり、内閣府は景気が後退局面に入った可能性があるとの見方を示した。

今回の日銀短観の結果も、景気後退を示す内容となっていることから、今月下旬開催の日銀金融政策決定会合で、追加緩和策の発表があるのではないかとの思惑による買いがあったと考えられる。

冒頭で書いたとおり、本日の日経平均株価は好調。新元号発表ということもあり、前場はご祝儀相場となった模様だ。

また、この日発表された中国のCaixin製造業購買担当者景気指数が事前予想を上振れたことも、好感された模様。

なお、日経平均株価は、後場の寄付きが前日比432円19銭高の21,638円00銭となった後、上げ幅を縮小している。

米長期金利は序盤から急上昇し、一時2.44%台となった。現在は2.43%台で推移しているものの、概ね高水準となっている。また、NYダウ先物も上昇している。

さらに、上海総合指数、ハンセン総合指数はどちらも上昇し、高水準で推移している。全体的に相場は強く、ドル円上昇の支援材料になっているとみられる。

なお、本日夜に、米国の2月の小売売上高や、3月のISM製造業景況指数が発表される。これら指標の発表を前に、ドル円は小動きとなりやすいと考えられる。

発表されるのはニューヨーク時間が始まってからだが、結果によっては、急騰・急落の可能性があるため、注意したい。

テクニカルを見ると、ドル円の一時間足は、一目均衡表の雲の上にある。

ボリンジャーバンドは拡大し、ドル円の一時間足は+2σと+3σの間を行き来しながら上昇するバンドウォークとなっているが、+3σを超えたことで、いったん下落している。

この後、東京時間のドル円は、1ドル111円15銭前後が短期的な抵抗線になるとみられる。それを上抜けた場合は、1ドル111円25銭が抵抗線として意識されるとみられる。

一方、東京時間の支持線は、短期的には1ドル110円90銭前後になるとみられ、そこを割り込んだ場合は、1ドル110円80銭前後が支持線として意識されるとみられる

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏)。

2019年4月1日|本日のFXレンジ予想

ドル/円

    強気予想:110.61円~111.20円弱気予想:110.36円~111.03

ユーロ/円

    強気予想:124.10円~124.93円弱気予想:123.83円~124.65

ポンド/円

    強気予想:143.71円~146.27円弱気予想:142.93円~145.38

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏のレンジ予想)

※過去の相場データから当期の予想変動幅を算出。

2019年4月1日|本日のFX経済指標カレンダー

2019年4月1日(月)

08:50 (日) 1-3月期 日銀短観・四半期大企業製造業業況判断 
 前回…19 今回予想…13
08:50 (日) 1-3月期 日銀短観・四半期大企業製造業先行き 
 前回…15 今回予想…13
08:50 (日) 1-3月期 日銀短観・四半期大企業非製造業業況判断 
 前回…24 今回予想…22
08:50 (日) 1-3月期 日銀短観・四半期大企業非製造業先行き 
 前回…20 今回予想…21
08:50 (日) 1-3月期 日銀短観・四半期大企業全産業設備投資 [前年度比] 
 前回…14.3% 今回予想…0.8%
09:30 (豪) 3月 NAB企業景況感指数 
 前回…4
10:45 (中) 3月 Caixin製造業購買担当者景気指数(PMI) 
 前回…49.9 今回予想…50.3
15:30 (スイス) 2月 実質小売売上高 [前年同月比] 
 前回…-0.4%
16:30 (スイス) 3月 SVME購買部協会景気指数 
 前回…55.4 今回予想…53.5
16:50 (仏) 3月 製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値) 
 前回…49.8 今回予想…49.9
16:55 (独) 3月 製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値) 
 前回…44.7 今回予想…44.7
17:00 (欧) 3月 製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値) 
 前回…47.6 今回予想…47.7
17:30 (英) 3月 製造業購買担当者景気指数(PMI) 
 前回…52.0 今回予想…51.2
18:00 (欧) 2月 失業率 
 前回…7.8% 今回予想…7.8%
18:00 (欧) 3月 消費者物価指数(HICP、速報値) [前年同月比] 
 前回…1.5% 今回予想…1.5%
18:00 (欧) 3月 消費者物価指数(HICPコア指数、速報値) [前年同月比] 
 前回…1.0% 今回予想…1.0%
21:30 (米) 2月 小売売上高 [前月比] 
 前回…0.2% 今回予想…0.3%
21:30 (米) 2月 小売売上高(除自動車) [前月比] 
 前回…0.9% 今回予想…0.4%
22:45 (米) 3月 製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値) 
 前回…52.5 今回予想…52.5
23:00 (米) 3月 ISM製造業景況指数 
 前回…54.2 今回予想…54.1
23:00 (米) 2月 建設支出 [前月比] 
 前回…1.3% 今回予想…-0.2%
23:00 (米) 1月 企業在庫 [前月比] 
 前回…0.6% 今回予想…0.3%

2019年4月2日(火)

08:50 (日) 3月 マネタリーベース [前年同月比] 
 前回…4.6%

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏)

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