2019年3月6日|ドル円相場は軟調。14時発表の日本の1月景気先行指数(CI)に注意

  • 更新日: 2019/05/08

2019年3月7日の米ドル/円の1時間足チャート

2019年3月7日|本日午後からのFX相場予想

本日の東京時間は、昨日に引き続き、日経平均株価は軟調。これを受けてドル円も水準を切り下げたが、中国株が下げ幅を縮めたため、現在は若干水準を上げている。

昨日の東京時間は、小動きとなった。東京時間中に発表されたオーストラリアのGDPが下振れた影響がドル円相場にも影響し、一時水準を切り下げる場面もあったが、その後はじわじわと値を上げ、1ドル11195銭前後に到達する場面も何度かあった。

ただ、そこからは上伸せず、いずれも反落している。

上値が重い原因として、112円に大口のオプションカットが控えていることに加え、ECB理事会と雇用統計が週後半に控えていることが考えられる。

また、先日のポンペオ米国務長官のTVインタビューでの発言により、米中貿易協議に対する楽観的な見方が後退したことも影響していると考えられる。

本日はECB理事会が開催される。今回の理事会に関し、「ECBが景気予測を下方修正し、今回の会合で新たな資金供給オペの設計を議論する見通し」とのリーク報道があった。

それによれば、2019年のインフレや経済成長などが下方修正されるものの、年末にかけて上向くとの予測が盛り込まれる見通しだ。なお、インフレ見通しは2021年末まで下方修正するようである。

この報道を受けてユーロは下落したが、ある程度予想されていた内容であったため、限定的なものに留まった。問題は、これまでの「今年の夏まで金利を維持する」とのフォワードガイダンスを修正するのかどうか、ということである。

仮に後ろにずれこむようであれば、利上げ見通しが後退することから、ユーロ売り圧力になると考えられ、ドル円相場にも影響が出る可能性がある。

また、昨日はADP雇用統計と12月の米貿易収支が発表された。ADP雇用統計が若干の下振れとなったが、米貿易収支は事前予想を20億ドル近く下回る結果になったことが懸念されている。

さらに、昨日はカナダドルに関し、カナダの中央銀行であるカナダ銀行が、政策金利を現行のまま据え置くと発表した一方で、これまでの「政策金利が中立レンジに向けて上昇する必要」との文言を削除。

「政策金利が次第に中立レンジを下回ることが正当化されると判断」とした。さらに、追加利上げ時期に関し、「不透明性が増大した」との認識を示した。これによりカナダドル売り優勢となり、ドル円相場にも影響が波及した。

冒頭で書いたとおり、本日の日経平均株価は軟調に推移している。また、上海総合指数、ハンセン総合指数ともに軟調に推移していたが、その後、上海総合指数は下げ幅を縮め、前日の終値を上回る水準まで上伸した。

このまま上海総合指数が上伸すれば、ドル円を下支えする材料になると考えられる。

一方、米長期金利は2.681%台まで低下したが、現在は水準を上げ、2.68%台後半で推移している。節目となる2.7%台を再び割り込んだため、ドル円の上昇圧力は弱いものと考えられる。また、NYダウ先物は下落し、軟調に推移している。

なお、本日は14時に日本の1月の景気動向指数が発表される。今回の結果については、民間のエコノミストが、マイナスになるとの見通しを立てている。

大幅悪化を示す数値になれば、この後、日経平均株価が下げ幅を拡大する可能性があり、ドル円は円高に振れることが考えられるため、結果には注意したい。

テクニカルを見ると、ドル円の一時間足は一目均衡表の雲の下にある。ボリンジャーバンドは、やや拡大し、下向きに。一時間足が-3σ近辺まで近づいた後、いったん反発している。

この後、東京時間のドル円は、1ドル11175銭前後が短期的な抵抗線になるとみられる。それを上抜けた場合は、1ドル11185銭前後が短期的な抵抗線になるものとみられる。

一方、東京時間の支持線は、短期的には1ドル11165銭前後になるとみられ、そこを割り込んだ場合は、1ドル11155銭前後が支持線として意識されるとみられる(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏)。

2019年3月7日|本日のFXレンジ予想

ドル/円

    強気予想:111.52円~112.03円弱気予想:111.41円~111.83

ユーロ/円

    強気予想:126.13円~126.72円弱気予想:125.98円~126.50

ポンド/円

    強気予想:146.77円~147.68円弱気予想:146.42円~147.40

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏のレンジ予想)

※過去の相場データから当期の予想変動幅を算出。

2019年3月7日|本日のFX経済指標カレンダー

3月7日(木)

09:30 (豪) 1月 貿易収支
 前回…36.81億豪ドル 今回予想…29.00億豪ドル
09:30 (豪) 1月 小売売上高 [前月比]
 前回…-0.4% 今回予想…0.3%
14:00 (日) 1月 景気先行指数(CI)・速報値
 前回…97.5 今回予想…96.0
14:00 (日) 1月 景気一致指数(CI)・速報値
 前回…101.8 今回予想…98.9
15:45 (スイス) 2月 失業率
 前回…2.8% 今回予想…2.7%
18:00 (南ア) 10-12月期 四半期経常収支
 前回…-1766億ランド 今回予想…-1620億ランド
19:00 (欧) 10-12月期 四半期域内総生産(GDP、確定値) [前期比]
 前回…0.2% 今回予想…0.2%
19:00 (欧) 10-12月期 四半期域内総生産(GDP、確定値) [前年同期比]
 前回…1.2% 今回予想…1.2%
21:30 (米) 2月 チャレンジャー人員削減数 [前年比]
 前回…18.7%
21:45 (欧) 欧州中央銀行(ECB)政策金利
 前回…0.00% 今回予想…0.00%
22:30 (欧) ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁、定例記者会見
22:30 (米) 10-12月期 四半期非農業部門労働生産性・改定値 [前期比]
 前回…2.2% 今回予想…1.7%
22:30 (加) 1月 住宅建設許可件数 [前月比]
 前回…6.0%
22:30 (米) 前週分 新規失業保険申請件数
 前回…22.5万件 今回予想…22.5万件
22:30 (米) 前週分 失業保険継続受給者数
 前回…180.5万人 今回予想…176.2万人
29:00 (米) 1月 消費者信用残高 [前月比]
 前回…165.5億ドル 今回予想…170.0億ドル

3月8日(金)

未定 (中) 2月 貿易収支(米ドル)
 前回…391.6億ドル 今回予想…271.5億ドル
未定 (中) 2月 貿易収支(人民元)
 前回…2711.6億元 今回予想…1220.0億元
06:45 (NZ) 10-12月期 四半期製造業売上高 [前期比]
 前回…2.0%
08:30 (日) 1月 全世帯家計調査・消費支出 [前年同月比]
 前回…0.1% 今回予想…-0.6%
08:50 (日) 10-12月期 四半期実質国内総生産(GDP、改定値) [前期比]
 前回…0.3% 今回予想…0.4%
08:50 (日) 10-12月期 四半期実質国内総生産(GDP、改定値) [年率換算]
 前回…1.4% 今回予想…1.7%
08:50 (日) 1月 国際収支・経常収支(季調前)
 前回…4528億円 今回予想…1610億円
08:50 (日) 1月 国際収支・経常収支(季調済)
 前回…1兆5623億円 今回予想…1兆3749億円
08:50 (日) 1月 国際収支・貿易収支
 前回…2162億円 今回予想…-1兆1524億円

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏)

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