2019年3月6日|軟調な日経平均の動向を受けて、ドル円相場は軟調

  • 更新日: 2019/05/08

2019年3月4日の米ドル/円の1時間足チャート

2019年3月6日|本日午後からのFX相場予想

本日の東京時間は、前日の米国株式市場の下落を受け、前場は大型株を中心に利益確定売りが先行したことから、日経平均株価は軟調に推移している。そのため、ドル円はレートを切り下げている。

昨日の東京時間は、動きに乏しい状態が続いた。実需筋によるドル買いで水準を上げた後、11190銭台後半まで上伸するものの、上値が重く、跳ね返される展開となった。一方で下値も堅く、小動きながらも徐々に水準を上げた。

その流れはロンドン時間にも引き継がれ、膠着状態となったが、ロンドン時間の午後に米国の経済指標が発表されたことで、ようやく動きが出ることとなった。

特に大きな影響を与えたのは、米国の2月のISM非製造業総合指数の結果である。事前予想を上振れる59.7となり、3ヶ月ぶりの高水準となった。景気指数が64.7、新規受注指数は65.2と、事前予想を上振れることとなり、新規受注指数に関しては、20058月以来の高水準を記録している。

この結果から、現在年内利上げ停止との見方が後退し、年内利上げの可能性もあるのではないかとの見方が浮上したため、米長期金利が上昇した。

しかし、その後、米中貿易協議に関しポンペオ米国務長官が、「合意は適切でなければならない」と米TV局のインタビューに答えた。

合意内容が万全でない場合、トランプ大統領は受け入れないかとの質問に対し「その通りだ」と応じたことが報道され、このところ広がっていた、米中貿易協議に対する楽観論が後退した。

これにより、米株式は下落。また、SP総合500種がこの日も節目となる2,800に到達せずに終わったことも、下落に拍車をかけた。株式市場の動向を受けて米長期金利も下落し、ドル円は水準を切り下げた。

冒頭で書いたとおり、本日の日経平均株価は軟調に推移している。米長期金利は下落しており、NYダウ先物は下落しているものの、いったん下げ止まった模様。

なお、本日の午前中にオーストラリアの昨年10-12月四半期GDPが発表されたが、事前予想を下振れる弱い結果となった。豪ドルが売られた影響がドル円相場にも波及し、ドル円は1ドル70銭台前半まで水準を切り下げた。

しかし、その後は上海総合指数やハンセン総合指数の好調が支援材料となり、ドル円は再び1ドル11180銭台まで戻している。この後も、アジア株が堅調に推移すれば、東京時間のドル円の下支え材料になると考えられる。

なお、今週は明日にECB理事会、明後日に米雇用統計の発表がある。このことから、積極的な商いを手控える向きが強く、値動きに乏しい状態は続くものとみられる。

そのため、この後の東京時間のドル円も、値動きの乏しい展開が続くものと考えられる。また、先に書いた通り、豪ドルの下落による影響がドル円相場にも波及している。このことも、ドル円の重しになるものとみられる。

テクニカルを見ると、ドル円の一時間足は一目均衡表の雲の中にある。ボリンジャーバンドは、やや拡大しているものの、方向感のない状態。

一時間足が-3σを下抜けたことから、いったん反発している。ただ、その後は上昇するための材料がなく、横ばいの動きが続いている。

この後、東京時間のドル円は、1ドル11185銭前後が短期的な抵抗線になるとみられる。それを上抜けた場合は、1ドル11195銭前後が短期的な抵抗線になるものとみられる。

一方、東京時間の支持線は、短期的には1ドル11170銭前後になるとみられ、そこを割り込んだ場合は、1ドル11164銭前後が支持線として意識されるとみられる(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏)。

2019年3月6日|本日のFXレンジ予想

ドル/円

    強気予想:111.70円~112.30円弱気予想:111.54円~112.08

ユーロ/円

    強気予想:126.23円~127.20円弱気予想:125.98円~126.84

ポンド/円

    強気予想:146.60円~148.37円弱気予想:146.03円~147.77

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏のレンジ予想)

※過去の相場データから当期の予想変動幅を算出。

2019年3月6日|本日のFX経済指標カレンダー

3月6日(火)

09:30 (豪) 10-12月期 四半期国内総生産(GDP) [前期比]
 前回…0.3% 今回予想…0.5%
09:30 (豪) 10-12月期 四半期国内総生産(GDP) [前年同期比]
 前回…2.8% 今回予想…2.7%
21:00 (米) MBA住宅ローン申請指数 [前週比]
 前回…5.3%
22:15 (米) 2月 ADP雇用統計 [前月比]
 前回…21.3万人 今回予想…19.0万人
22:30 (加) 10-12月期 四半期労働生産性指数 [前期比]
 前回…0.3%
22:30 (加) 12月 貿易収支
 前回…-20.6億カナダドル 今回予想…-17.8億カナダドル
22:30 (米) 12月 貿易収支
 前回…-493億ドル 今回予想…-573億ドル
24:00 (加) カナダ銀行 政策金利
 前回…1.75% 今回予想…1.75%
24:00 (加) 2月Ivey購買部協会指数
 前回…54.7
28:00 (米) 米地区連銀経済報告(ベージュブック)

3月7日(木)

08:50 (日) 前週分 対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債)
 前回…1兆149億円
08:50 (日) 前週分 対外対内証券売買契約等の状況(対内株式)
 前回…-152億円


(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏)

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