2019年3月6日|今日のFX相場予想と相場を占うFX情報
- 更新日: 2019/05/08
この記事の目次
2019年3月6日|本日のFXレンジ予想
ドル/円
- 強気予想:111.70円~112.30円弱気予想:111.54円~112.08円
ユーロ/円
- 強気予想:126.23円~127.20円弱気予想:125.98円~126.84円
ポンド/円
- 強気予想:146.60円~148.37円弱気予想:146.03円~147.77円
(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏のレンジ予想)
※過去の相場データから当期の予想変動幅を算出。
2019年3月6日|本日のFX相場予想
3月5日(火)の東京時間の序盤は、前日のニューヨーク時間に発表された、昨年12月の米建設支出の結果を受けて、ドル円は1ドル111円70銭台で推移した。
その後、五十日(ごとおび)による実需筋のドル買いがあったことから、1ドル111円90銭近辺まで浮上したが、中国の2月Caixinサービス部門購買担当者景気指数(PMI)が事前予想を下振れたことから、1ドル111円80銭近辺まで円高が進んだ。
午後に入ると、日経平均株価が下げ幅を縮めたことで、ドル円は1ドル111円90銭台に浮上。しかし、1ドル112円近辺で跳ね返される展開が続いた。最終的にドル円は、1ドル111円89銭前後で推移した。
ロンドン時間の序盤は、午後に発表される米国の経済指標を前に、ドル円は小動きとなりながらも水準を上げた。
その後、2月の米サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)が事前予想を下振れたことで、ドル円は一時1ドル111円78銭まで円高が進んだ。
その15分後に発表された米ISM非製造業景況指数が事前予想を上振れたことで、1ドル112円13銭まで急伸した。ただ、その後は、NYダウがもみ合いとなったことで、ドル円は水準を下げ、1ドル111円85銭~111円95銭で推移した。
ニューヨーク時間では、この日発表された。2月の米サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)が事前予想の56.2に対し56.0とやや下振れた。
ドルは売られ、一時1ドル111円78銭を付けたが、その後に発表された米ISM非製造業景況指数は、事前予想の57.3を上振れる59.7となったことから、一気にドル買いが進み、一時1ドル112円13銭を付ける場面もあった。
ただ、その後は、明日のECB理事会や週末の米雇用統計を見極めたいとの思惑が広がり、ドル円は膠着状態となった。最終的にドル円は、1ドル111円83銭~111円93銭で推移した。
ユーロは、ドル高の影響で下落。1ユーロ1.1300ドル~1.1310ドルで推移した。また、ポンドは、EU離脱案の見直し協議が難航しているため、下落。1ポンド1.3110ドル~1.3120ドルで推移した。
昨日のドル円は、東京時間からロンドン時間の午前中まで小動きとなった。じわじわと値を上げながらも、1ドル112円近辺で跳ね返される場面が何度か見られた。
きっかけとなったのは、米国の経済指標。最初に発表された2月の米サービス業PMIは若干の下振れとなったため、ドル円は売られたが限定的なものに留まった。
その後に発表された2月の米ISM非製造業景況指数が事前予想を上振れたことが好感され、ドル円は一時1ドル112円台に乗せる場面もあった。
しかし、米中通商協議に関し、ポンペオ米国務長官が、「満足のいく内容にならなければ、トランプ米大統領は受け入れる意思はないと」の見解を示したことから、米株式市場では株価が下落。これによって米長期金利は低下し、ドル円も伸び悩む展開となった。
本日は、米国の2月ADP雇用統計発表まで主要な経済指標の発表がなく、東京時間のドル円は、株式市場の動向を眺めながら狭いレンジを動く可能性がある。
テクニカルを確認すると、ドル円の一時間足は一目均衡表の雲のすぐ上にある。値動きに乏しいため、ボリンジャーバンドは収縮し、横ばいになっている。
本日の東京時間のドル円は、ひとまず1ドル111円90銭前後が抵抗線として意識され、そこを突破した場合は、再び1ドル112円台が意識されると考えられる。
また、1ドル111円78銭前後が東京時間における短期的な支持線として意識され、そこを割り込んだ場合は、1ドル111円60銭前後が次の支持線として意識されるとみられる
(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏)。
2019年3月6日|本日のFX経済指標カレンダー
3月6日(水)
09:30 |
(豪) 10-12月期 四半期国内総生産(GDP) [前期比] 前回…0.3% 今回予想…0.5% |
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09:30 |
(豪) 10-12月期 四半期国内総生産(GDP) [前年同期比] 前回…2.8% 今回予想…2.7% |
21:00 |
(米) MBA住宅ローン申請指数 [前週比] 前回…5.3% |
22:15 |
(米) 2月 ADP雇用統計 [前月比] 前回…21.3万人 今回予想…19.0万人 |
22:30 |
(加) 10-12月期 四半期労働生産性指数 [前期比] 前回…0.3% |
22:30 |
(加) 12月 貿易収支 前回…-20.6億カナダドル 今回予想…-17.8億カナダドル |
22:30 |
(米) 12月 貿易収支 前回…-493億ドル 今回予想…-573億ドル |
24:00 |
(加) カナダ銀行 政策金利 前回…1.75% 今回予想…1.75% |
24:00 |
(加) 2月Ivey購買部協会指数 前回…54.7 |
28:00 | (米) 米地区連銀経済報告(ベージュブック) |
3月7日(木)
08:50 |
(日) 前週分 対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債) 前回…1兆149億円 |
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08:50 |
(日) 前週分 対外対内証券売買契約等の状況(対内株式) 前回…-152億円 |
(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏)
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