2019年3月28日|投資家のリスク回避姿勢が再燃し、日経平均株価、ドル円ともに軟調。

  • 更新日: 2019/05/08

2019年3月28日|本日午後からのFX相場予想

本日の東京時間は、日経平均株価が下落し、節目の21,000円を割り込む場面もあるなど、軟調。ドル円は日経平均の下落を受けて、円高が進んでいる。

昨日は株式市場が配当権利落ちによる売却で軟調となった一方で、東京時間のドル円は、底堅い動きとなった。

米長期金利が堅調に推移した一方、オアRBNZ総裁が声明で、次の政策変更について利下げの可能性が高いと示唆したことから、NZドルが下落。その影響がドル円相場に波及し、上値の重い展開となった。

これにより、東京時間のドル円は狭いレンジでの動きが続いたが、ロンドン時間に入り、ドラギECB総裁が講演で、マイナス金利の副作用を緩和する措置を検討する方針を示した一方、必要であれば利上げをさらに遅らせる用意があると発言したことが報じられ、ユーロは上昇から一転して下落した。

その影響がドル円相場にも波及し、ドル円は一時1ドル110円20銭台まで下落した。

ニューヨーク時間に入ると、米国債相場をにらんだ動きとなった。トランプ米大統領がFRBの理事候補として指名したムーア氏が、米ニューヨーク・タイムズ紙のインタビューで、FRBは0.5ptの利下げをすぐにでも行うべきとの見解を示したことが意識され、米10年債利回りは2.4%を割り込むレベルまで低下。2017年12月以来の低水準となった。

それに加え、本日から29日まで開催予定の閣僚級の米中貿易協議を前に、投資家のリスク回避姿勢が強まったこともあり、ドル円は1ドル110円30銭台まで水準を下げた。

その後、米財務省が行った410億ドル規模の5年債入札の結果が好調だったことを受け、ドル円は水準をやや切り上げた。ただ、その前日に行われた米2年債の入札結果を下回ったことが重しとなり、米10年債利回りの上昇は限定的なものに留まった。

米長期金利は引き続き軟調に推移していて、現在も2.35%台で推移している。そのため、ドル円相場は上昇しにくいと考えられる。

先ほど書いたとおり、本日から閣僚級の米中貿易協議が北京で再開されるが、米国が要求する、合意内容の履行状況の検証の枠組み作りや履行しなかった場合の措置の取り決めに対し、中国側が難色を示していることから、協議の難航が予想されている。このことも、ドル円相場の重しになると考えられる。

また、本日は午前中、ポンド売りが先行したことも、ドル円の水準を押し下げる原因となった。

英下院で、27日に英国のEU離脱期限延長のための法的手続きを可決した一方、メイ英首相がEUと取り決めた離脱協定に代わる議員提出案8案に対する示唆的投票は、否決された。

このことが悲観され、ポンドドルは1.3142付近まで下落し、ポンド円も146円台半ばから145円08銭まで急落した。リスク回避の円買いが、ドル円相場にも波及したものと考えられる。

昨日いったん後退した投資家のリスク回避姿勢は、本日は再び強まっている。難航が予想される米中貿易摩擦やEU離脱を巡るイギリスの政局の混乱を嫌気し、日経平均株価は前日比328円79銭安で前場を終え、後場は前日比323円40銭安で寄付いている。

一方、上海総合指数、ハンセン総合指数は昨日の終値を割り込んで始まった後、下げ幅を縮めたが、小反落した。この後、再び上昇し、昨日の終値を上回る水準まで持ち直せば、日経平均株価やドル円の下支え材料になると考えられる。

米長期金利は、2.35%を割り込んだ後、再び2.35%を回復しているが上昇は弱い。NYダウ先物は、下落が一服し上昇に転じたものの、上値が重い状態となっている。

なお、本日夜に、米国の2018年4Q実質GDP(確定値)と前週分新規失業保険申請件数・継続受給者数の発表がある。どちらもドル円相場に影響を与える指標のため、結果には注意したい。

テクニカルを見ると、ドル円の一時間足は、午前中の下落により、一目均衡表の雲の下にある。ボリンジャーバンドは、一時間足が-3σにタッチしたことから、いったん反発している。

この後、東京時間のドル円は、1ドル110円25銭前後が短期的な抵抗線になるとみられる。それを上抜けた場合は、1ドル110円35銭前後が短期的な抵抗線になるものとみられる。

一方、東京時間の支持線は、短期的には1ドル110円10銭前後になるとみられ、そこを割り込んだ場合は、1ドル110円00銭前後が支持線として意識されるとみられる

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏)。

2019年3月28日|本日のFXレンジ予想

ドル/円

    強気予想:110.26円~110.95円弱気予想:110.01円~110.73円

ユーロ/円

    強気予想:124.01円~125.07円弱気予想:123.69円~124.70円

ポンド/円

    強気予想:141.81円~147.06円弱気予想:144.28円~146.20円

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏のレンジ予想)

※過去の相場データから当期の予想変動幅を算出。

2019年3月28日|本日のFX経済指標カレンダー

2019年3月28日(木)

09:00 (NZ) 3月 NBNZ企業信頼感
 前回…-30.9
18:00 (欧) 2月 マネーサプライM3 [前年同月比]
 前回…3.8% 今回予想…3.9%
18:30 (南ア) 2月 卸売物価指数(PPI) [前月比]
 前回…-0.8% 今回予想…0.2%
18:30 (南ア) 2月 卸売物価指数(PPI) [前年同月比]
 前回…4.1% 今回予想…4.5%
19:00 (欧) 3月 経済信頼感
 前回…106.1 今回予想…105.9
19:00 (欧) 3月 消費者信頼感(確定値)
 前回…-7.2 今回予想…-7.2
21:30 (米) 10-12月期 四半期実質国内総生産(GDP、確定値) [前期比年率]
 前回…2.6% 今回予想…2.4%
21:30 (米) 10-12月期 四半期GDP個人消費・確定値 [前期比]
 前回…2.8% 今回予想…2.6%
21:30 (米) 10-12月期 四半期コアPCE・確定値 [前期比]
 前回…1.7% 今回予想…1.7%
21:30 (米) 前週分 新規失業保険申請件数
 前回…22.1万件 今回予想…22.5万件
21:30 (米) 前週分 失業保険継続受給者数
 前回…175.0万人
22:00 (独) 3月 消費者物価指数(CPI、速報値) [前月比]
 前回…0.4% 今回予想…0.6%
22:00 (独) 3月 消費者物価指数(CPI、速報値) [前年同月比]
 前回…1.5% 今回予想…1.5%
23:00 (米) 2月 住宅販売保留指数 [前月比]
 前回…4.6% 今回予想…0.0%
23:00 (米) 2月 住宅販売保留指数 [前年同月比]
 前回…-3.2%

2019年3月29日(金)

06:45 (NZ) 2月 住宅建設許可件数 [前月比]
 前回…16.5%
08:30 (日) 2月 失業率
 前回…2.5% 今回予想…2.5%
08:30 (日) 2月 有効求人倍率
 前回…1.63 今回予想…1.63
08:30 (日) 3月 東京都区部消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く) [前年同月比]
 前回…1.1% 今回予想…1.1%
08:50 (日) 2月 鉱工業生産・速報値 [前月比]
 前回…-3.4% 今回予想…1.3%
08:50 (日) 2月 鉱工業生産・速報値 [前年同月比]
 前回…0.3% 今回予想…-1.2%
08:50 (日) 2月 小売業販売額 [前年同月比]
 前回…0.6% 今回予想…0.9%
08:50 (日) 2月 百貨店・スーパー販売額(既存店) [前年同月比]
 前回…-3.3% 今回予想…-1.0%

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏)

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