2019年3月27日|ドル円は底堅い動きが続くが、NZドル下落の影響を受け、上値の重い展開に。

  • 更新日: 2019/05/08

2019年3月27日の米ドル/円の1時間足チャート

2019年3月27日|本日午後からのFX相場予想

本日の東京時間は、日経平均株価が配当の権利落ちにより反落した一方、ドル円は実需筋やリスク選好のドル買い・円売りにより底堅い展開となっている。 

昨日は、今週月曜日の大幅下落から一転、日経平均株価は反発し大幅上昇となった。

一方、ドル円は、逆イールドの発生による景気後退への懸念と、この日発表の米国の3月消費者信頼感指数や2月の住宅着工件数の結果を見極めたいとの思惑から、狭いレンジでの取引が続いた。

その後、ロンドン時間やニューヨーク時間でも、月曜日からの反発で、ドル円は水準を切り上げた。ニューヨーク時間に入ると、NYダウが反発し上昇するなど、総じて強い展開となった。

米国の3月消費者信頼感指数や2月の住宅着工件数は事前予想を下振れる内容となったものの、この日はあまり材料視されなかった。

それ以上に、逆転現象が起こっていた米10年債と米3ヶ月債の利回りの差が縮小したことや、米10年債と米2年債で逆イールドが発生していないことが材料視され、いったん下落した米長期金利は再び上昇した。 

昨日の米国の指標は概ね弱い結果となったものの、明確な景気後退とするには時期尚早と言える。

10年債と米3ヶ月債の逆転現象が1四半期平均など長期的に続くようであればリセッションと考えられるが、まだ数日間その状態が継続しているに過ぎない。

今後、米10年債が下落前の水準に戻る動きを見せれば、景気後退への不安はさらに小さくなるものと考えられる。

昨日からの流れを受け、本日の東京時間のドル円は1ドル110円台半ばで取引されている。下ヒゲの長い一時間足が続いていることから、底堅いことが分かる一方、上値は重い。

上値が重い原因として考えられるのが、本日の10時過ぎにニュージーランドの中央銀行であるRBNZが政策金利を発表したことである。

政策金利自体は事前予想どおり、過去最低の1.75%に据え置かれた。

しかし、オアRBNZ総裁が声明で、「世界経済見通しの弱まりと、国内支出の失速を踏まえると、次の政策金利のオフィシャルキャッシュレートは下向きの可能性が高い」と説明し、次の政策変更は利下げの可能性が高いとの見方を示したのである。 

RBNZは前月の見通しで、2021年序盤での利上げを示唆していて、前回の声明でオア総裁は、今年と来年を通じ、現状の政策金利を維持するとし、次の政策変更は上向きと下向きの両方の可能性があるとの見通しを示していた。

今回の声明以前から、RBNZは利下げにシフトするとの見方が強まっていたが、今回の声明により、RBNZのハト派姿勢へのシフトが明らかになった形だ。

このことは市場にとってネガティブサプライズとなったため、NZドルは売られた。その影響がドル円にも及び、ドル円の上値が抑えられたものと考えられる。

冒頭でも書いたとおり、本日は日経平均株価が3月期末の配当権利落ち日ということで下落して始まった。ただ、後場に入ってからは、下げ幅を縮めている。

また、上海総合指数、ハンセン総合指数はどちらも高水準で推移している。NYダウ先物も上昇しており、総じて相場は強い。米長期金利も上昇している。

本日の東京時間のドル円は、終盤にフランスの消費者信頼感指数の発表があるまでは、主要な経済指標の発表がないため、概ね米長期金利の動向をにらんだ動きになりやすいと考えられる。

ただ、すでに書いたとおり、NZドルが大幅下落した影響でドル円は上値を抑えられやすく、この後も底堅いものの小動きになりやすい状態が続くと考えられる。

テクニカルを見ると、ドル円の一時間足は一目均衡表の雲の上にある。ボリンジャーバンドは動きに乏しいことから、縮小傾向にある。

この後、東京時間のドル円は、1ドル11065銭前後が短期的な抵抗線になるとみられる。それを上抜けた場合は、1ドル11075銭前後が短期的な抵抗線になるものとみられる。

一方、東京時間の支持線は、短期的には1ドル11045銭前後になるとみられ、そこを割り込んだ場合は、1ドル11035銭前後が支持線として意識されるとみられる

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏)。

2019年3月27日|本日のFXレンジ予想

ドル/円

    強気予想:110.15円~111.11円弱気予想:109.73円~110.84

ユーロ/円

    強気予想:124.38円~125.30円弱気予想:124.10円~124.98

ポンド/円

    強気予想:145.23円~147.28円弱気予想:144.40円~146.67

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏のレンジ予想)

※過去の相場データから当期の予想変動幅を算出。

2019年3月27日|本日のFX経済指標カレンダー

2019年3月27日(水)

10:00 (NZ) ニュージーランド準備銀行(RBNZ、NZ中央銀行)政策金利 
 前回…1.75% 今回予想…1.75%
16:45 (仏) 3月 消費者信頼感指数 
 前回…95 今回予想…96
16:45 (仏) 2月 卸売物価指数(PPI) [前月比] 
 前回…0.1%
17:00 (欧) ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁、発言
20:00 (米) MBA住宅ローン申請指数 [前週比] 
 前回…1.6%
21:30 (米) 1月 貿易収支 
 前回…-598億ドル 今回予想…-575億ドル
21:30 (加) 1月 貿易収支 
 前回…-45.9億カナダドル 今回予想…-38.5億カナダドル
23:00 (米) 10-12月期 四半期経常収支 
 前回…-1248億ドル 今回予想…-1300億ドル

2019年3月28日(木)

未定 (南ア) 南アフリカ準備銀行(中央銀行)政策金利 
 前回…6.75% 今回予想…6.75%
08:50 (日) 前週分 対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債) 
 前回…-5716億円
08:50 (日) 前週分 対外対内証券売買契約等の状況(対内株式) 
 前回…-1兆5889億円

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏)

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