2019年3月13日|利益確定売りにより、日経平均株価は反落。ドル円相場はレンジに

  • 更新日: 2019/05/08

2019年3月13日の米ドル/円の1時間足チャート

2019年3月13日|本日午後からのFX相場予想

本日の東京時間は、今週初めからの株高から一転、利益確定売りが先行し、日経平均株価は下落している。ただ、為替相場への影響は概ね限定的なものに留まっている模様。

昨日の東京時間のドル円は、午前中は日経平均株価や中国株の上昇と、英国のEU離脱を巡る問題への懸念後退から、上昇トレンドとなった。しかし、午後に入ると、この日の夜に予定されていた英議会での離脱修正案の採決と、米消費者物価指数の発表を前に、レンジ相場となった。

昨日の東京時間の為替相場に大きな影響を与えた英国のEU離脱問題は、大方の予想通り、離脱修正案が英議会で反対多数で否決された。これにより、本日の英議会では、合意なき離脱の是非について採決が行われこととなる。合意なき離脱については、否決されるとの見方が市場では大勢を占めているようだが、予断を許さない状況が続いている。

仮に合意なき離脱が否決されれば、明日には離脱期限延期の採決が行われる予定となっている。昨日の英議会での離脱修正案否決を受け、コックス英法務長官は、「離脱期限を延期することは避けられない」との見方を示しているものの、トゥスクEU大統領の報道官は、「合意なき離脱の可能性は著しく大きくなった」と発言している。

さらに、英政府から離脱延期の正式要請があれば、前向きに検討はするが、それにあたり、延期によって英国側が何を実現できるか明示する必要があるとして、延期と延期する期間に対し、信頼に足る根拠が必要との見解を示している。

このことから、現在有力視されているシナリオ通り、英議会において合意なき離脱が否決され、離脱延期が可決されたとしても、それがEU側にすぐに認められるかどうか、現状は不透明であることが分かる。

この後も、英国のEU離脱を巡る動向が、市場に大きな影響を与えるものと考えられる。ドル円相場に直接的な影響は無くとも、ポンド買いや売りが急激に進むことで、ドル円も、円安・円高が急速に進む恐れがあることに注意したい。

ここまで書いた通り、昨日は英国のEU離脱が為替市場の最大のカタリストとなったが、もう一つの注目材料だった2月の米消費者物価指数については、事前予想とほとんど変わらない結果になったことから、さほど重要視されず、市場に与える影響は限定的なものとなった。

なお、食品とエネルギーを除くコア指数は、事前予想の前月比+0.2%を若干下振れて、+0.1%となった。この結果を受けて米長期金利は低下している。

今回の米消費者物価指数の結果から、残存する年内の追加利上げの可能性が後退したため、株式市場では、輸出関連株や景気敏感株にとって、今後、ポジティブ材料になるとの見方が強い。一方で、銀行株などにはネガティブ材料であるが、今後、株式相場が概ね好調に推移すれば、ドル円を下支えするものと考えられる。

一方、利上げ見通しの後退は、ドル円の上昇を妨げる要因となる。先ほども書いた通り、米長期金利は、今回の消費者物価指数の結果を受けて低下している。今後も、株式相場の好調に対し、ドル円の上昇は限定的なものに留まることが多くなると考えられる。

冒頭でも書いたとおり、本日の日経平均株価は利益確定売りが先行し、下落。3月の決算期末が近いことに加え、上海総合指数やハンセン総合指数も下落したことが嫌気された模様。

また、NYダウ先物は軟調。下落から下げ止まった後、現在は小戻しとなっている。米長期金利は上昇しているため、ドル円を下支えすると考えられる。

本日も、MBA住宅ローン申請指数や2月の卸売物価指数など、米国の経済指標が発表されるが、それほど注目度の高いものはない。ただ、先月発表された1月の卸売物価指数は、前月比で2ヶ月連続の下落となり、前年比での伸びは1年半ぶりの低水準となっている。

FRBが利上げに対し忍耐強い姿勢を示す新たな根拠になったことから、今回の結果がどうなるか注目したい。

また、すでに書いたとおり、本日の英議会での合意なき離脱を巡る採決に注意が必要だ。合意なき離脱が予想通り否決されるのか、あるいは大方の予想を裏切り可決されるのか、結果に注目したい。どちらの結果になろうと、ポンド相場には影響があると考えられる。その影響がドル円相場にも波及する可能性が考えられるため、ロンドン時間以降の取引には注意が必要である。

テクニカルを見ると、ドル円の一時間足は一目均衡表の雲の下にある。レンジが続いていることから、ボリンジャーバンドは横ばいとなっている。

この後、東京時間のドル円は、1ドル11135銭前後が短期的な抵抗線になるとみられる。それを上抜けた場合は、1ドル11140銭前後が短期的な抵抗線になるものとみられる。

一方、東京時間の支持線は、短期的には1ドル11115銭前後になるとみられ、そこを割り込んだ場合は、1ドル11110銭前後が支持線として意識されるとみられる(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏)。

2019年3月13日|本日のFXレンジ予想

ドル/円

    強気予想:111.13円~111.65円弱気予想:110.95円~111.48

ユーロ/円

    強気予想:125.20円~126.26円弱気予想:124.76円~125.95

ポンド/円

    強気予想:144.20円~148.71円弱気予想:142.95円~147.08

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏のレンジ予想)

※過去の相場データから当期の予想変動幅を算出。

2019年3月13日|本日のFX経済指標カレンダー

3月13日(水)

13:30 (日) 1月 第三次産業活動指数 [前月比]
 前回…-0.3% 今回予想…-0.3%
19:00 (南ア) 1-3月期 四半期 南アフリカ経済研究所(BER)企業信頼感指数
 前回…31
19:00 (欧) 1月 鉱工業生産 [前月比]
 前回…-0.9% 今回予想…1.0%
19:00 (欧) 1月 鉱工業生産 [前年同月比]
 前回…-4.2% 今回予想…-2.1%
20:00 (米) MBA住宅ローン申請指数 [前週比]
 前回…-2.5%
21:30 (米) 2月 卸売物価指数(PPI) [前月比]
 前回…-0.1% 今回予想…0.2%
21:30 (米) 2月 卸売物価指数(PPI) [前年同月比]
 前回…2.0% 今回予想…1.9%
21:30 (米) 2月 卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く) [前月比]
 前回…0.3% 今回予想…0.2%
21:30 (米) 2月 卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く) [前年同月比]
 前回…2.6% 今回予想…2.6%
21:30 (米) 1月 耐久財受注 [前月比]
 前回…1.2% 今回予想…-0.5%
21:30 (米) 1月 耐久財受注・輸送用機器除く [前月比]
 前回…0.1% 今回予想…0.1%
23:00 (米) 1月 建設支出 [前月比]
 前回…-0.6% 今回予想…0.4%

3月14日(木)

未定 (日) 日銀・金融政策決定会合(1日目)
08:50 (日) 前週分 対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債)
 前回…4531億円
08:50 (日) 前週分 対外対内証券売買契約等の状況(対内株式)
 前回…-3413億円

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏)

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