2019年3月13日|今日のFX相場予想と相場を占うFX情報
- 更新日: 2019/05/08
この記事の目次
2019年3月13日|本日のFXレンジ予想
ドル/円
- 強気予想:111.13円~111.65円弱気予想:110.95円~111.48円
ユーロ/円
- 強気予想:125.20円~126.26円弱気予想:124.76円~125.95円
ポンド/円
- 強気予想:144.20円~148.71円弱気予想:142.95円~147.08円
(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏のレンジ予想)
※過去の相場データから当期の予想変動幅を算出。
2019年3月13日|本日のFX相場予想
3月12日(火)の東京時間は、メイ英首相とユンケル欧州委員会委員長が離脱条件見直しで合意に達し、離脱後のアイルランド国境のハードボーダー設置会費を保証するバックストップ条項について、法的拘束力を伴う修正で合意が成立したとの報道を受け、対ポンドで円が売られた。
その影響がドル円にも波及し、ドル円は上昇トレンドに。日経平均株価がこの日も上伸したことが追い風となり、1ドル111円40銭台まで浮上した。
午後に入り、利益確定のドル売りが優勢となったことから、いったん1ドル111円20銭台まで下落したものの、終盤は再び1ドル111円30銭台まで浮上した。
その後は、本日の英議会採決や2月の米消費者物価指数の発表を前に、ドル円は小動きとなった。最終的にドル円は、1ドル111円36銭前後で推移した。
ロンドン時間では、英国のEU離脱修正案に関し、英法務長官が、メイ英首相がEUと11日に合意した離脱協定修正案は、アイルランド国境問題のバックストップを巡るリスクは変わらないとの見解を示したことを受け、ポンド売りが先行。
安全通貨である円が買われたため、一時1ドル111円12銭まで円高が進んだ。しかし、その後は買い戻され、1ドル111円35銭~111円45銭で推移した。
ニューヨーク時間では、2月の米消費者物価指数が発表され、事前予想とほぼ変わらない結果となった。そのため、ドル円への反応は限定的なものに留まった。
また、英国のEU離脱修正案については、英議会下院で否決されたものの、大方の予想どおりの展開になったことから、市場の反応は限定的なものとなった。
終盤に入ると、米中貿易協議の動向を眺めてドル円は小動きとなった。最終的にドル円は、1ドル111円30銭~111円40銭で推移した。
ユーロは、1ユーロ1.1270ドル~1.1280ドルで推移した。また、ポンドは乱高下したが、昨日と同じ、1ポンド1.3090ドル~1.3100ドルで推移した。
昨日の東京時間のドル円は、日経平均株価の上昇や、メイ英首相とユンケル欧州委員長が英国のEU離脱案見直しで合意したとのニュースを受けたポンド買いの影響で、前半は上昇トレンドとなった。
しかし、その後は、英議会での採決の動向や、米国の消費者物価指数の発表を前に方向感のない状態となり、レンジ相場となった。
昨日発表された米国のコアCPIは前月比+0.1%と、事前予想の+0.2%を若干下回った。
これにより追加利上げを警戒する株式市場にはポジティブ材料となるものの、為替市場にとっては、年内利上げの可能性が後退したと考えられるため、ドル円の上値は抑えられると考えられる。
なお、本日の日経平均株価は、利益確定売り優勢のため、前日の終値を割り込んでスタートしている。昨日の米国市場では、NYダウが下落した一方、ナスダックは上昇するなどまちまちな結果となった。そのため、本日のこれからの日経平均株価の動向には注意したい。
テクニカルを確認すると、ドル円の一時間足は一目均衡表の雲のすぐ上にある。方向感のない状態が続いていることから、ボリンジャーバンドは横ばい。60日移動平均線は若干上向いている。
本日の東京時間のドル円は、ひとまず1ドル111円40銭前後が抵抗線として意識され、そこを突破した場合は、1ドル1ドル111円45銭前後が抵抗線として意識されると考えられる。
また、1ドル111円25銭前後が東京時間における短期的な支持線として意識され、そこを割り込んだ場合は、1ドル111円15銭前後が次の支持線として意識されるとみられる
(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏)。
2019年3月13日|本日のFX経済指標カレンダー
3月13日(水)
13:30 |
(日) 1月 第三次産業活動指数 [前月比] 前回…-0.3% 今回予想…-0.3% |
---|---|
19:00 |
(南ア) 1-3月期 四半期 南アフリカ経済研究所(BER)企業信頼感指数 前回…31 |
19:00 |
(欧) 1月 鉱工業生産 [前月比] 前回…-0.9% 今回予想…1.0% |
19:00 |
(欧) 1月 鉱工業生産 [前年同月比] 前回…-4.2% 今回予想…-2.1% |
20:00 |
(米) MBA住宅ローン申請指数 [前週比] 前回…-2.5% |
21:30 |
(米) 2月 卸売物価指数(PPI) [前月比] 前回…-0.1% 今回予想…0.2% |
21:30 |
(米) 2月 卸売物価指数(PPI) [前年同月比] 前回…2.0% 今回予想…1.9% |
21:30 |
(米) 2月 卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く) [前月比] 前回…0.3% 今回予想…0.2% |
21:30 |
(米) 2月 卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く) [前年同月比] 前回…2.6% 今回予想…2.6% |
21:30 |
(米) 1月 耐久財受注 [前月比] 前回…1.2% 今回予想…-0.5% |
21:30 |
(米) 1月 耐久財受注・輸送用機器除く [前月比] 前回…0.1% 今回予想…0.1% |
23:00 |
(米) 1月 建設支出 [前月比] 前回…-0.6% 今回予想…0.4% |
3月14日(木)
未定 | (日) 日銀・金融政策決定会合(1日目) |
---|---|
08:50 |
(日) 前週分 対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債) 前回…4531億円 |
08:50 |
(日) 前週分 対外対内証券売買契約等の状況(対内株式) 前回…-3413億円 |
(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏)
FXで分からないことは、こちらで検索してみましょう!
※本資料は情報の正確性、完全性を保証するものではありません。自己責任に基づき、投資の最終的な判断をお願いいたします。この情報に基づくいかなる損害についても、ナビナビFXおよび運営者は一切の責任を負いかねます。