2019年2月6日|ドル円は急落したレートを埋める動きになっているが、上値は重い

  • 更新日: 2019/05/08

ドル円の1時間足チャート(20190206)

26日(水)の東京時間は、トランプ米大統領の一般教書演説を前に動きに、ドル円は動きが乏しいながらも底堅い展開となった。

その後、オーストラリアのロウRBA総裁が、「政策金利は上下どちらの方向にも向かう可能性がある」と表明し、「失業率の上昇が継続し、インフレ目標に近づかない場合、ある時点で利下げが適切になる可能性がある」と述べた。

この発言を受けて豪ドルは売られ、円高が進んだ。その影響がドル円にも波及し、トランプ米大統領の一般教書演説中に、1ドル10990銭台後半から1ドル10960銭台前半まで円高が進んだ。

しかし、米朝首脳会談が227日~28日にベトナムで開催されることが一般教書演説の中で示されると、これを好感してドルは1ドル10980銭前後まで買い戻された。

一方で、メキシコ国境の壁建設については、「私は壁を建設する」と決意表明したことで、再びメキシコ国境の壁建設を巡り米議会が紛糾し、米政府機関の再閉鎖や非常事態宣言をする可能性が出てきたことが嫌気された。

さらに、米中貿易協議に関し「真の構造改革を含まねばならない」と述べたことから、今後の米中貿易協議の難航が懸念されたため、ドル円は1ドル10970銭近辺まで円高が進んだ。

その後、ドル円は、トランプ米大統領が、ロシアに破棄を通告した中距離核戦力廃棄条約について、中国などを入れて別の枠組みを交渉できるかもしれないと述べたのに加え、後場の日経平均株価が引き続き高水準で推移したことが好感され、1ドル10980銭台近辺まで値を戻している。

昨日は、中国、香港、シンガポールといったアジア市場が休場のため小動きとなった。東京市場、ロンドン時間ともに1ドル110円台に乗せる場面が何度かあったが、いずれも11000銭~11005銭近辺で押し戻されている。

また、昨日発表の1月 の米・ISM非製造業景況指数(総合)は事前予想を下回る結果となったが、ドル円の反応は限定的なものにとどまった。

昨日のNYダウが、米企業の好決算を受けて堅調に推移したことを受け、本日の日経平均株価は前日の終値を上回る水準で始まり、そのまま高水準に推移している。

米企業の好決算を背景に日経平均株価は本日も堅調だが、米長期金利が一時2.7%を割り込んだことで、ドル円の戻りは鈍い。

なお、本日はドイツの12月製造業新規受注(前月比・前年同月比)や米国のMBA住宅ローン申請指数(前月比)、11月貿易収支の発表がある。

いずれも注目度の高い指標ではないが、結果がその後の為替相場に影響を与えることもあるので、注意したい。

テクニカルを見ると、ドル円の一時間足は、一時的に急激な円高に振れたことから、一目均衡表の雲の中にある。

ボリンジャーバンドを見ると、ドル円の一時間足が-3σを割り込んだことから、反発している。

この後、東京時間のドル円は、急落前の1ドル10990銭台後半の水準まで穴埋めする動きになると考えられるが、現在のところ材料不足。

上昇した場合は、1ドル10983銭近辺がひとまずの抵抗線になるとみられる。ここを突破した場合、次の抵抗線として、1ドル10988銭~10990銭前後が意識されると考えられる。

その後は再び1ドル110円を意識した動きになると考えられるが、トランプ米大統領の一般教書演説の内容を受けて、この水準で再び上値の重い展開が続くとみられる。

一方、東京時間の支持線は、短期的には1ドル10975銭前後になると考えられ、そこを割り込んだ場合は1ドル10970銭前後が次の抵抗線として考えられる。

さらに割り込んだ場合は1ドル10963銭前後が抵抗線として意識されよう

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏)

2019年2月6日|本日の経済指標カレンダー

2月6日(水)

    () 休場() 英中銀金融政策委員会(MPC)1日目(香港) 休場(シンガポール) 休場(NZ) 休場16:00() 12月 製造業新規受注 [前月比 前回1.0% 今回予想…0.316:00() 12月 製造業新規受注 [前年同月比 前回4.3% 今回予想6.721:00() MBA住宅ローン申請指数 [前週比 前回3.022:30() 10-12月期 四半期単位労働コスト・速報値 [前期比年率 前回…0.9% 今回予想…1.722:30() 10-12月期 四半期非農業部門労働生産性・速報値 [前期比 前回…2.3% 今回予想…1.722:30() 12月 住宅建設許可件数 [前月比 前回…2.6% 今回予想1.022:30() 11月 貿易収支   前回555億ドル 今回予想540億ドル24:00(加) 1 Ivey購買部協会指数   前回…59.7

2月7日(木)

    () 休場(香港) 休場06:45(NZ) 10-12月期 四半期失業率   前回…3.9% 今回予想…4.106:45(NZ) 10-12月期 四半期就業者数増減 [前期比 前回…1.1% 今回予想…0.3       06:45(NZ) 10-12月期 四半期就業者数増減 [前年同期比 前回…2.8% 今回予想…2.608:50() 前週分 対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債)   前回1026億円08:50() 前週分 対外対内証券売買契約等の状況(対内株式)   前回…1666億円08:50() 1月 外貨準備高   前回…12710億ドル

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏)

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