2019年2月26日|ドル円は1ドル111円台から急落。パウエルFRB議長の議会証言を前に様子見ムード

  • 更新日: 2019/05/08

ドル円の1時間足チャート(20190226)

2019年2月26日|本日午後からのFX相場予想

226日(月)の東京時間は、序盤、昨日のニューヨーク市場からの流れを引き継ぎ、1ドル111円台で推移していたが、その後、米長期金利が低下したことを受けて、急落。昨日の急上昇前の水準である、1ドル11070銭台半ばまでいったん値を下げた。

昨日のニューヨーク時間では、懸念されていた中国の構造問題に関し、大きな進展があったとのトランプ米大統領のツイッターへの投稿を受け、ドル円は急上昇。上値の重かった1ドル111円のラインを突破し、一時1ドル11124銭をつける場面もあった。

米中貿易協議に関しては、知的財産権の侵害や技術移転の強要等、中国の構造に関わる部分での合意は難しいと従前から見られていた。そのため、今回のトランプ米大統領のツイッターへの投稿は、市場にとってポジティブサプライズになり、投資家のリスクオン姿勢が強まった形だ。

ただ、その後、同大統領が合意が実現しない可能性も示唆したことから、これまでの見方どおり、今後も協議の動向に注意が必要な状況は変わっていない。

なお、トランプ米大統領のこの投稿を受け、昨日のNYダウは前日の終値を上回る水準で取引を終えた。この流れを受け、本日の日経平均株価は前日の終値を上回る水準で始まったものの、その後は利益確定売りの影響で、前日の終値を若干割り込む場面も出た後、軟調なアジア株の動向を背景に売り優勢となった。そのため、現在は前日の終値を下回る展開になっている。

日経平均株価の動向を受け、ドル円も急落。冒頭で書いたとおり、急上昇前の水準の、1ドル11070銭台まで水準を落とした後、1ドル11080銭台まで反発し、その後は小動きとなっている。

米中貿易協議について大きな進展が示唆されたのはポジティブ材料となる。ただ、昨日同様、本日もドル円は好調な序盤の日経平均株価の動きに追随せず、そのまま水準を落とした。本日、日経平均株価が前場の途中から失速した原因の一つが、ドル円の急落である。

株価が好調でも、為替がそれについていかない理由として、先週金曜日にFRBが公表した金融政策報告書がある。「昨年7月以降、今後数年先の金利の方向性が低下した」との文言から、利上げ停止の長期化や利上げ回数の限定の可能性が高まったとして、ドル円の上値抑制要因になっているようだ。

米長期金利もFRBの金融政策報告書の内容を受けて上値の重い状態が続いている。先月、パウエルFRB議長が今年の利上げについて停止の可能性を示唆したことに加え、先日公開されたFOMC議事録で、バランスシート縮小計画の年内終了の見通しが強まったことから、米長期金利は、上昇しても2.7%に届かない状態が続いている。

本日と明日、パウエルFRB議長による議会証言が予定されている。なお、本日のパウエルFRB議長の議会証言は、通常より15分早く、日本時間の2345分にスタートする予定だ。ここでどのような発言があるか、市場はすでに様子見ムードとなっている。このことも、東京時間中にドル円の水準が下がった原因の一つと考えられる。

すでに書いたとおり、日経平均株価は一転して軟調に。ハンセン総合指数は前日の終値を割り込んで推移し、軟調。上海総合指数は一進一退の展開となり、現在は前日の終値を上回る水準で推移している。

また、NYダウ先物も軟調。下落が続いたが、昼前にいったん下げ止まり、今は緩やかに上昇している。米長期金利は、昼過ぎに2.65%を割り込む水準まで落ち込んだが、現在は同水準まで戻している。パウエルFRB議長の議会発言を前に、この後も上値の重い展開が続くものとみられる。

この後東京時間のドル円は、パウエルFRB議長の発言を控え、小動きになると考えられる。上値は重いが下値も堅く、欧州勢が参加するまでは、値動きに乏しい展開が続く可能性が高い。

なお、テクニカルを見ると、ドル円の一時間足は一目均衡表の雲の上にある。ボリンジャーバンドは収縮しつつある。

この後、東京時間のドル円は、1ドル11086銭近辺が短期的な抵抗線になるとみられる。それを上抜けた場合は、1ドル11091銭近辺が短期的な抵抗線として意識されるものとみられる。

一方、東京時間の支持線は、短期的には1ドル11075銭前後になるとみられ、そこを割り込んだ場合は、1ドル11065銭前後が支持線として意識されるとみられる(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏)。

2019年2月26日|本日のFXレンジ予想

ドル/円

    強気予想:110.87円~111.33円弱気予想:110.49円~111.33

ユーロ/円

    強気予想:125.60円~126.89円弱気予想:125.01円~126.54

ポンド/円

    強気予想:144.83円~146.94円弱気予想:143.88円~146.35

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏のレンジ予想)

※過去の相場データから当期の予想変動幅を算出。

2019年2月26日|本日のFX経済指標カレンダー

2月26日(火)

16:00 (独) 3月 GFK消費者信頼感調査
 前回…10.8 今回予想…10.8
16:45 (仏) 2月 消費者信頼感指数
 前回…91 今回予想…92
19:00 (英) カーニー英中銀(BOE)総裁、発言
22:30 (米) 12月 住宅着工件数 [年率換算件数]
 前回…125.6万件 今回予想…125.5万件
22:30 (米) 12月 住宅着工件数 [前月比]
 前回…3.2% 今回予想…-0.5%
22:30 (米) 12月 建設許可件数 [年率換算件数]
 前回…132.8万件(132.2万件)  今回予想…129.3万件
22:30 (米) 12月 建設許可件数 [前月比]
 前回…4.5% 今回予想…-2.8%
23:00 (米) 10-12月期 四半期住宅価格指数 [前期比]
 前回…1.3%
23:00 (米) 12月 住宅価格指数 [前月比]
 前回…0.4% 今回予想…0.5%
23:00 (米) 12月 ケース・シラー米住宅価格指数
 前回…213.66
23:00 (米) 12月 ケース・シラー米住宅価格指数 [前年同月比]
 前回…4.7% 今回予想…4.5%
24:00 (米) 2月 消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)
 前回…120.2 今回予想…125.0
24:00 (米) 2月 リッチモンド連銀製造業指数
 前回…-2 今回予想…8
24:00 (米) パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、発言

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏)

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