2019年2月14日|今日のFX相場予想と相場を占うFX情報
- 更新日: 2019/05/08
この記事の目次
2019年2月14日|本日のFXレンジ予想
ドル/円
- 強気予想:110.60円~111.39円弱気予想:110.27円~111.16円
ユーロ/円
- 強気予想:124.71円~125.80円弱気予想:124.44円~125.39円
ポンド/円
- 強気予想:142.24円~143.70円弱気予想:141.88円~143.15円
(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏のレンジ予想)
※過去の相場データから当期の予想変動幅を算出。
2019年2月14日|本日のFX相場予想
2月13日(水)の東京時間の早朝は、1ドル110円40銭台で推移した。午前9時に東京株式市場がスタートし、昨日に引き続き日経平均株価が前日の終値を上回って始まり、米長期金利も上昇したことで円安が進んだ。
昼過ぎに1ドル110円70銭を試す場面があったが、戻り売りの影響でいったん軟化した。その後は1ドル110円50銭台後半から1ドル110円60銭台後半でもみ合いとなった。最終的にドル円は、1ドル110円68銭前後で推移した。
ロンドン時間でも円安地合いは続いた。午後に入り米国勢が参加すると、米長期金利が上昇。これを受けてドル円はさらに円安が進み、1ドル110円90銭を試す動きとなった。最終的にドル円は、1ドル110円80銭~110円90銭で推移した。
ニューヨーク時間では、1月の米消費者物価指数が発表され、CPI(前月比)は事前予想の0.1%を下回る0.0%となったものの、前年同月比では、事前予想の1.5%を上回る1.6%となった。
また、CPIコア指数は、前月比、前年同月比ともに事前予想通りの結果となり、緩やかなインフレが確認された。この結果を受けて、ドル買い優勢となり、円安が進行。円は1ドル111円台に乗せた。最終的にドル円は、1ドル110円95銭~111円05銭で推移した。
ユーロはドル高の影響で売られ、1ユーロ1.1280~1.1290ドルで推移した。また、ポンドは、1ポンド1.2875ドル~1.2885ドルで推移した。
昨日のドル円は、一昨日に引き続き、日経平均株価やアジア圏の株価指数、米長期金利の上昇を受け、円安・ドル高が進んだ。東京時間では1ドル110円70銭で跳ね返されたものの、ロンドン時間では何度か1ドル110円70銭台を突破し、米国勢が参加すると、米消費者物価指数の堅調な結果を受けて円安ドル高が一気に進んだ。
また、メキシコとの国境の壁の建設費を巡る与野党の基本合意について、トランプ米大統領は「喜ばしい内容とは言えない」と表明する一方で、「米政府機関の閉鎖は起きないだろう」と発言したことも、ドル買いを後押しした。
さらに、トランプ米大統領は、米中貿易協議に関し「非常にうまくいっている」とTwitterに投稿した。これを受けて米中貿易協議の動向に期待が集まった格好だ。
今週の初めから続くドル円の上昇トレンドは、ドル円の水準をさらに上げて、昨年12月末以来となる1ドル111円台に乗せた形だ。ただ、1ドル111円00銭での売りオーダーによって、再び1ドル110円台まで押し戻される場面もあるなど、一進一退の状態となっている。
本日の東京株式市場は昨日に引き続き日経平均が値を上げている。本日の東京時間で注意したいのは、中国の貿易収支や16時に発表されるドイツのGDPである。どちらも事前予想を下回る結果となれば、ドル円にも影響が及び、円高地合いになる可能性がある。
テクニカルを確認すると、ドル円の一時間足は一目均衡表の雲の上にある。昨日のニューヨーク時間からの強い上昇トレンドにより、ボリンジャーバンドは拡大し、バンドウォークを形成している。60日移動平均線は引き続き上向きとなっている。
本日の東京時間のドル円は、ひとまず1ドル111円05銭前後が抵抗線として意識される。そこを突破した場合は、1ドル111円15銭前後が抵抗線として意識されると考えられる。
また、1ドル110円80銭前後が東京時間における短期的な支持線として意識され、そこを割り込んだ場合は、1ドル110円75銭前後が次の支持線として意識されるとみられる
(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏)。
2019年2月14日|本日のFX経済指標カレンダー
2月14日(木)
09:01 |
(英) 1月 英王立公認不動産鑑定士協会(RICS)住宅価格指数 前回…-19 今回予想…-20 |
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16:00 |
(独) 10-12月期 国内総生産(GDP、速報値) [前期比] 前回…-0.2% 今回予想…0.1% |
16:00 |
(独) 10-12月期 国内総生産(GDP、速報値) [前年同期比] 前回…1.1% 今回予想…0.8% |
16:00 |
(独) 10-12月期 国内総生産(GDP、速報値、季調前) [前年同期比] 前回…1.1% 今回予想…0.8% |
16:00 |
(独) 1月 卸売物価指数(WPI) [前月比] 前回…-1.2% |
16:30 |
(スイス) 1月 生産者輸入価格 [前月比] 前回…-0.6% 今回予想…-0.4% |
19:00 |
(欧) 10-12月期 四半期域内総生産(GDP、改定値) [前期比] 前回…0.2% 今回予想…0.2% |
19:00 |
(欧) 10-12月期 四半期域内総生産(GDP、改定値) [前年同期比] 前回…1.2% 今回予想…1.2% |
22:30 |
(加) 12月 製造業出荷 [前月比] 前回…-1.4% 今回予想…0.7% |
22:30 |
(加) 12月 新築住宅価格指数 [前月比] 前回…0.0% 今回予想…0.0% |
22:30 |
(米) 前週分 新規失業保険申請件数 前回…23.4万件 今回予想…22.5万件 |
22:30 |
(米) 前週分 失業保険継続受給者数 前回…173.6万人 今回予想…173.9万人 |
22:30 |
(米) 1月 卸売物価指数(PPI) [前月比] 前回…-0.2% 今回予想…0.1% |
22:30 |
(米) 1月 卸売物価指数(PPI) [前年同月比] 前回…2.5% 今回予想…2.1% |
22:30 |
(米) 1月 卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く) [前月比] 前回…-0.1% 今回予想…0.2% |
22:30 |
(米) 1月 卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く) [前年同月比] 前回…2.7% 今回予想…2.5% |
22:30 |
(米) 12月 小売売上高 [前月比] 前回…0.2% 今回予想…0.1% |
22:30 |
(米) 12月 小売売上高(除自動車) [前月比] 前回…0.2% 今回予想…0.0% |
24:00 |
(米) 11月 企業在庫 [前月比] 前回…0.6% 今回予想…0.3% |
2月15日(金)
08:50 |
(日) 前週分 対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債) 前回…9153億円 |
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08:50 |
(日) 前週分 対外対内証券売買契約等の状況(対内株式) 前回…-1238億円 |
(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏)
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